え? 人vs馬の対決が試合前に!? 奇想天外な試合前セレモニーとは?

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 日本プロ野球に負けず劣らずの盛り上がりをみせているMLB(メジャーリーグ)。今シーズンから田中将大(ヤンキース)が海を渡ったことで、新たにMLBに注目し始めた野球ファンも多いのではないだろうか。

 試合中継を見ていると、試合前に必ず米国国歌の「星条旗(The Star Spangled Banner)」を斉唱するセレモニーが行われる。これはメジャー、マイナーに関わらず行われるセレモニーだそうだ。歌い手は地元出身の有名歌手や、チームのなかで歌の上手い選手、果ては地元の「のど自慢的な素人」が登場することもある。しかしアメリカの野球場はこの1曲がかかるだけで、とても盛り上がるのだ。今回は高校野球でもNPBでもMLBでもなんでもござれ、圧倒的な野球情報を誇る『週刊野球太郎』編集部に、野球の試合前セレモニーについて聞いてみた。

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◎手榴弾投げコンテスト開催!

 日本球界の場合、試合前には国歌の「君が代」が演奏され、観客は起立して斉唱するのがおなじみの試合前セレモニーだ。しかし、過去の歴史を紐解くと、とんでもない試合前セレモニーが行われていた時代もあったという。

 1940年代前半の戦時下には、試合前の余興として「手榴弾投げ競争」が行われていた。巨人の創世記に活躍した伝説の名投手・沢村栄治は、硬式球の3倍以上の重さがあるという手榴弾を投げ、78メートルという好記録を達成。並外れた強肩ぶりを発揮したという逸話も残っている。

◎不人気時代のパ・リーグではこんな仰天企画が!

 今では想像もつかないほどの不人気で、観客動員数も伸び悩んでいた1980年代のパ・リーグ。何とかして注目を集めようと、試合前のセレモニーで仰天企画が持ち上がった。阪急は当時の本拠地である西宮球場で「盗塁王vs競走馬」の60メートルレースを企画。出場(出走)したのは世界の盗塁王・福本豊と、メジャー通算196盗塁をマークした当時の助っ人外国人のバンプ・ウィルス。そして、サラブレット(競走馬)のジンクピアレス号の2人と1頭立てとなった。

 レースがスタートその瞬間、ジンクピアレス号は不慣れな人工芝に脚を取られて、ゴールとはまるで別の方向に走ってしまった。結局、人間同士の一騎打ちとなり、バンプがハナ差で勝利を収めた。このイベントの注目度は上々で、普段は1万人ほどしか集まらない観客が2万8000人も集まったという。

 さすがに近年では、こうした野球以外の企画は少なくなった試合前セレモニー。試合後に、グラウンドを開放して元プロのノックを受けたり、各々で楽しんだりというイベントが増えてきた。今後はどんな企画が飛び出てくるか、大いに期待したい。

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