【センバツ決勝】両チームのドラフト候補選手もチェック!

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 3月21日に開幕したセンバツもあっという間に決勝を迎えた。延長戦やサヨナラで決まる試合の印象が強く、実力的に拮抗していた中で勝ち上がってきた履正社高と龍谷大平安高。どちらが勝つか、どんなゲームか? という点も気になるが、秋のドラフトで指名されそうな選手、このセンバツで評価を上げた選手は誰か、ドラフト情報に詳しい『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

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◎履正社高編

 一番評価が高いのは、クローザーのような役割の永谷暢章【写真】。中学時代から評判の投手で、甲子園という大舞台でも臆することなく実力を発揮した。187センチがマウンドに立つ威圧感、そして最速147キロのスピード・球威で押し込む馬力型が特徴の投手だ。調子に乗るとスライダーも低めに決まり、駒大苫小牧高戦のように6回1/3で10奪三振、被安打1という手を付けられない投球をする。その一方で、スピードに慣れられ、ベルト付近の高さにボールが集まってくると、準決勝・豊川高戦のように集中打を浴びてしまうことも。

 新2年生なのでドラフトは来年になるが、現時点で来年のドラフトを騒がせる一人として大きくアピールしたことは確か。高い総合力を持つ同級生のエース・溝田悠人と高いレベルで競争していき、どのような成長をしていくのか、いまからチェックしたい選手だ。

 野手では遊撃手の吉田有輝に注目したい。準決勝まで打率.444と大会を通して好調を維持している。福知山成美高戦では好左腕・石原丈路に対してあわやバックスクリーンに飛び込みそうな打球を放つなど、ボールを正確にミートする力に加えて長打力もアピールした。守備ではいいフットワークを見せている。あとはスローイングの安定感と強さが出てくれば楽しみだ。


◎龍谷大平安高編

 俊足好打の好選手と評判だった德本健太朗は、大会前半は足で魅せた。広い甲子園を右へ左へ駆けまわり、守備範囲の広さをアピール。少ない出塁機会の中、積極的に盗塁を仕掛け(けん制に誘い出されることはあったが……)、相手守備陣に大きなプレッシャーをかけた。「足で飯が食える」と評価するスカウトもいるようだ。準決勝では持ち前の走力を生かした三塁打に、ライトスタンドに飛び込むホームランを打つなど、打撃が上向きになってきた。決勝でもスピード感あふれるすべてのプレーに注目したい。

 低く、伸びていく二塁送球が魅力の強肩捕手・髙橋佑八。外野からのバックホームが難しいバウンドになってもガッチリ捕球、クロスプレーでタッチアウトにするなど、地味ながらいい仕事をする職人肌の捕手だ。

 注目投手は新2年生になったばかりの左腕・高橋奎二。投球動作で前足を高く上げる「琉球のライアン」こと山城大智(沖縄尚学高)が注目されているが、高橋奎二は左腕ながら「古都のライアン」を襲名しそうなほど、同様に足を高く上げるフォーム。

 華奢な体型から、常時130キロ台前半のストレートとスライダーによる配球が中心。目を見張るボールはないが、内外角の高低に「間違いなく」投げきれる制球力が最大の武器。小島和哉(浦和学院高)のように「勝てる左腕」として、今後、甲子園に何度も顔を見せる存在になりそうだ。

※『週刊野球太郎』は、甲子園を楽しむネタが満載。ラガーさんの特設コーナーも連載中です。auスマートパス、Yahoo!プレミアム、ドコモSPモードでサービス中です。

『週刊野球太郎』ではセンバツに出場したドラフト候補を細かいチェックしています。

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