88年会・田中、47年会・稲葉、28年会・中畑、落合……プロ野球選手たちの震災復興支援活動に迫る!

 3月11日。震災について、そして復興のあり方について振り返るいい機会だ。震災復興チャリティーマッチや、オールスター戦の東北開催など、さまざまな取り組みを行っている野球界。個人単位ではどのような活動をしているかにも、しっかり光を当てるべきだろう。そこで、スマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、プロ野球選手の最近の震災復興支援活動を聞いた。

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 プロ野球では、同期会の結束が強く、横のつながりで震災支援をするケースが多い。昨年の代表的な活動を振り返ってみよう。

【28年会の震災復興支援】

 毎年、被災地の少年野球チームに野球道具を進呈する活動を続けているのが昭和28年生まれの「28年会」だ。梨田昌孝氏(前日本ハム監督)、真弓明信氏(前阪神監督)、田尾安志氏(元楽天監督)など、監督経験者や知名度のあるメンバーが多く、会長を務める中畑清監督(DeNA)、副会長の落合博満GM(中日)がともに東北出身者なこともあって、震災支援活動には非常に積極的だ。

 活動の一環として、定期的に被災地の少年野球チームを東京ドームの試合に招待しており、昨年8月には宮城県名取市の「閖上ヤンキース」のメンバー総勢36名が東京ドームを訪れ、巨人vsDeNAの試合を観戦。試合前に中畑監督が「10点取って勝つ!」」と宣言すると、その言葉どおり10-7でDeNAが勝利。試合後、満面の笑みで記念撮影を行う中畑監督の姿があった。

【47年会の震災復興支援】

 現役ベテラン勢の活動にも触れておこう。昨年の12月7日、昭和47年生まれのプロ野球選手でつくる「47年会」が、福島県福島市のあづま球場で少年野球教室を開催。同会会長を務める稲葉篤紀(日本ハム)、西口文也(西武)、和田一浩(中日)ら14人が訪れ、福島県内の小学生約140人と交流を深めた。

 選手たちはキャッチボールや守備・打撃における基本動作を丁寧に指導し、さらには参加者全員に選手のサイン入りボールをプレゼント。稲葉会長は「僕たちの姿を見て、プロ野球を目指す子どもが増えてくれればうれしい」と感想を述べている。

【88年会の震災復興支援】

 ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した田中将大、そして前田健太(広島)、坂本勇人(巨人)など、若手選手で一大勢力を誇るのが「1988年生まれ」の世代だ。

 この「88年会」が昨年の1月5日、宮城県仙台市のシェルコム仙台で、東日本大震災の復興支援イベント「元気!∞(無限大)!プロジェクト」を開催した。イベントには「88年会」のメンバー19名が参加。選手たちは、被災三県(岩手、宮城、福島)から招待した少年野球チームのメンバー約400人とキャッチボールやノックをするなどして交流を深めた。また、「88年会」の語呂にあわせ、8月8日にKスタ宮城(今年から「コボスタ宮城」に名称変更)で行われた楽天vsオリックスに福島県の球児19人を招いている。


 残念ながらこのオフシーズンは、発起人である田中将大がポスティング騒動で身動きが取れず、目立った動きはできていない。だが、これからの球界を担う人材が揃うだけに、今後の活動に注目だ。

 もちろん、今回取り上げた以外にも、球界ではさまざまな震災支援活動が行われている。被災地に少しでも笑顔が増えるように、今後ともそれらの活動には期待したい。

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