『紅白歌合戦』が『半沢直樹』との勝ち負けより大事にしていること

 毎年話題となる紅白歌合戦の視聴率。今年は『半沢直樹』の最高視聴率「42.2%」を上回るかどうかにも注目が集まっています。果たしてこの数字についてはどのように考えているのでしょうか。NHKの山田良介チーフ・プロデューサーに伺いました。

Q. 紅白は視聴率も話題になりますが、どのように考えていますか?

 視聴率はコマーシャルの単価を決めるための指標だと思います。NHKのような公共放送において視聴率が本当に正しい指標なのかについては、考える余地があると思っています。もちろん、分かりやすい数字であることは事実です。NHKが民放の『半沢直樹』に勝った負けたという見方もあると思います。僕らも、話題になった方々が出場するので、これくらいの数字はいけるんじゃないかと期待もかけます。しかし、それ以上に出場者の方々に、大変だったけれど参加して良かったと思っていただけることの方が大事です。

 そして、なにより視聴者の方々が見やすい番組を意識しています。出場者を発表して、曲順を出してるのはうちくらいです。他局に手の内を見せるわけだから、僕らとしては、曲順を出す、出さないというところで迷いもあります。でも、長い番組を最初から見続けるのは大変です。見たい箇所を決めてでも見て頂けることは良いことだと考えています。やはり、録画ではなく生で見てほしいですからね。

Q. ここが"紅白らしい"と思うところを教えてください

 紅白では最後に勝ち負けを決めますが、「歌合戦とか古いんじゃない」と言う方もいます。でも実際に体験してみると、出場者の方々も意外と「え、負けたの!?」「悔しい!」と思っていただけるようです。そこは紅白ならではの部分だと思っています。

 単純に歌があって、順番に紹介されて、終わりました、ありがとうございましたではなくて、最後に勝負を決することで高揚感というか独特の雰囲気があります。「自分の歌って貢献したのかな」とか、「頑張ったかな」とか、歌"合戦"だからこそ、気にしていなかった方にもそういう気持ちにさせちゃうところがあるんだと思います。

Q. それでは、最後に読者の方々にメッセージをお願いします。

 2013年の元旦から大晦日までをプレイバックできる「玉手箱」という感じの番組になればいいなと思っています。是非ご覧になってください!

【番組情報】
「第64回 NHK紅白歌合戦」
NHK総合・ラジオ第1
12月31日(火)19:15~23:45(※20:55~21:00は中断ニュース)

  • 12/30 12:55
  • Scoopie News

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