第1回 『ダウンタウンDX』西田二郎&『水曜どうでしょう』藤村忠寿インタビュー

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 『ダウンタウンDX』のプロデューサーとして20年以上に渡りゴールデン番組を演出してきた西田二郎と、北海道発のカリスマ的人気番組『水曜どうでしょう』ディレクターの藤村忠寿。現在、テレビ業界が注目する2人のクリエイターが語るテレビ論とは? お互いを「二郎ちゃん」「藤やん」と呼び合い、現在はテレビ埼玉の『たまたま』でも共演している同級生コンビに迫った。


―よろしくお願いします。二人がお会いした時はどんな話をされているんですか?

藤村:テレビの話でしょう。やっぱり。

西田:そうやね。藤やんも僕もそうなんですけど、生産性のない話できないんですよ、どこのパスタがおいしいとか、ただのテレビの感想とか。自分の身になること、こんな面白いことができそうとか、そこに帰着する話しかしてないですね。藤やんが「そういうのはやりたくない」っていうと「なんでなん?」みたいなね。そこで作り手としての違いとかを理解していくとか、延々そんなことですね。

―西田さんは『水曜どうでしょう』についてどのように考えていますか?

西田:僕、実は『どうでしょう』を観てないんですよ。藤やんと会う人のほとんどは『どうでしょう』が先にあるけど、僕は「どうでしょうの藤やん」ではなく、藤村忠寿という人間そのものを見たいと思ったんです。礼儀としては失礼かもしれないですけどね。もちろん、話を聞けば聞くほど観たいなという気持ちも生まれますよ。何がどうなって、こんなに面白いって言われてるのか分からないですから(笑)。でも、その分からなさを想像するのが、僕にとっては心地いいんですよね。

―藤村さんは『ダウンタウンDX』をご覧になりますか?

藤村:俺もあえて見るようなことはしないなあ。見たところで感想を言おうとも思わない。感じることはあるだろうけど「二郎ちゃん、こうした方がいいよ」なんて絶対言わねえ(笑)。
番組の作り手としては、次どういう企画にしようか、いつも前に進むことを考えているのよ。だから、具体的な番組の中身よりも、「どうしてそういうことをしたのか」に非常に興味があるわけ。二人でいるときはそういう話ばっかりしてるなあ。俺も無駄な話じゃなくて、常に良いことを聞きたい、良いことを話したいっていうのがあるから。

―藤村さんから見て、西田さんのどんなところに興味がありますか?

藤村:とにかく、この人は色んなことを「回していく」んだよ。俺は、意外ともうちょっと立ち止まるんだよ。道を作って進むんだけど、回しゃしないわけ。でも、この人は巻き込んでいくんだよね。業界には「一緒にやりましょうよ!それ面白そうっすね!」って言うタイプの人は多いんだけど、あれ実は回してないのよ、ただ周りを泳いでるだけ。この人は自分が中心になって周りを取り込んでいく「西田台風」なんだよ。君らも巻き込まれちゃってるでしょ(笑)。こういう力のあるプロデューサってなかなかいない。だから一緒に仕事してもすべて任せられる。ノリじゃないんだよね、ただ盛り上がれば良いとは考えていない。非常に先を見ている、珍しいタイプだわ。だから他局であっても利用したいわけよ、こっちは(笑)。

西田:お互いね(笑)。

藤村:お互い(笑)。他局でさあ、関係ないところでこんな優秀な人間がのさばられたら困るじゃん。身近にいれば「おう二郎ちゃん、やってるねえ」っていう感じで一緒にやれるからね。

―それでは、お二人が出演されているテレビ埼玉『たまたま』ではどのようなことをしていきたいですか?

西田:『たまたま』では、『ダウンタウンDX2』をやるつもりも、『水曜どうでしょう2』をやるつもりもなくて、これまでにない化学反応が生まれたらいいなって思ってます。

藤村:おお、確かにそれはいいね。

西村:だから『どうでしょう』の藤やんが好きな人も、それとは別モノとして番組を観てほしいですね。藤やんは、そこに乗っかってくれてますので。これはすごいことですからね、別に乗らんでええのに。

藤村:そうだよ、忙しいんだから(笑)。

西田:『どうでしょう』の編集やらなあかん時期にも『たまたま』やってるからね(笑)。

※向かって左は藤村忠寿、右は西田二郎

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  • 12/11 19:30
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