未成年が選挙する! 「模擬選挙」の試みとは

 未成年の人に投票を疑似体験してもらう「模擬選挙」という試みがあります。今年の夏の参議院選挙では、日本中で10608人の「未来の有権者」が参加しました。今回は、「模擬選挙推進ネットワーク」が実施する模擬選挙の中身についてご紹介します。

 やり方としては「学校」「街頭」「Web」の3つがあります。一番多いのは学校です。模擬選挙推進ネットワークと教員や学校が連携し、全国の学校の授業の中で実施します。

 模擬選挙には、自分たちでオリジナルの政党を作るなどして「仮(架空)の選挙」を扱うパターンと、過去に行われた選挙を題材にしたり、選挙の時期に合わせるなどして「実際の選挙」を扱うパターンがあります。

 前者は選挙が行われていない時期にも取り組むことが出来ますが、現実味がないため「体験」という意味合いが強くなるデメリットがあります。後者は「現実味」が強くなる一方で、過去の結果が分かっている場合は臨場感が薄まったり、取り組む時期が限られてしまうというデメリットがあります。そのため、この2つのパターンを組み合わせて実施されているのです。

 ちなみに、今年の参議院選挙に合わせて実施された未成年の「模擬投票結果」は、実際の選挙の結果と似ていて、自民党への投票者が多かったそうです。

 模擬選挙は、国政選挙に限らず、様々な選挙に合わせて行われてきました。最初に実施されたのは、2002年の町田市長選挙です。その後10年ほどで投票者数は延べ5万人を超えました。

 この取り組みには、次の3つの狙いがあるとしています。「国民の一人と実感し民主主義を体験」「賢い有権者を育てる」「投票率UP」。今後この取り組みが広がり、成人になって投票に行く若者が増えることを期待しています。

(NPO法人YouthCreate)

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  • 12/5 20:39
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