横浜vs前橋育英は、渡辺家vs荒井家の仁義なき戦い!

 夏の甲子園、大会11日目に組まれた横浜vs前橋育英の試合。
 この試合は準々決勝進出をかけた戦い、という以上に、様々な物語が交錯する一戦だ。高校野球ファンならずとも注目したいポイントを、スマホマガジン『週刊野球太郎』編集部に取材し、まとめてみた。


「スポーツライター・谷上史朗の甲子園先取りコラム」では故・尾藤公氏の息子さんである箕島の尾藤強監督に触れた記事もあります。


【前橋育英......父と母と息子の夢】

 前橋育英の主将・荒井海斗選手。チームの4番打者でもある彼は、荒井直樹監督(写真1枚目)の次男坊。そして海斗選手の母であり、荒井監督の妻・寿美世さんは前橋育英野球部の寮母さん。今大会ももちろんアルプススタンドから声援を送る。つまり、親子三人が同じく空間で戦っているのだ。

【前橋育英・荒井監督は山本昌の憧れ】

 荒井監督は高校時代、神奈川県の日大藤沢でエースとして活躍。1学年下にいたのが山本昌(中日)で、「先輩がいなければ今の僕はいない」と憧れるほどの存在だった。

 高3最後の夏、荒井監督は2試合連続ノーヒットノーランという快投を演じたものの、山本昌が投げた試合でチームは敗れ、「被安打0」のまま最後の夏を終えた......。うがった見方をすれば、父・荒井直樹監督の「終わらなかった夏」の続きを、息子・荒井海斗選手が受け継ぎ、この夏、甲子園にやってきたのである。

【横浜......親子三代の物語】

 対する横浜の監督は、名将・渡辺元智監督(写真2枚目)。そしてチームの5番を打つのが、監督の孫・渡辺佳明選手。彼の母であり、渡辺監督の次女・元美さんは、横浜高校野球部の寮母を務める。

 前橋育英が父・母・息子による「親子の挑戦」ならば、横浜は父・娘・孫による「親子三代の挑戦」といえる。

【横浜・渡辺監督、通算勝利数「単独3位」なるか】

 今大会初戦での勝利で、渡辺監督は甲子園通算51勝となった。これは通算勝利数で歴代3位タイの記録であり、次の勝利に「単独3位」がかかっている。さらに渡辺監督は、1970・1980・1990・2000年代の各年代で全国制覇を遂げており、今大会で優勝すれば、半世紀に渡って全国を制し続けてきたことになる。

 希代の名将にまた新たな勲章が加わるのか......。その点でも注目が集まる一戦だ。

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