「えっ、マジ...」これはビックリ! 君は甲子園の仰天投法&奇想天外打法を知っているか?

 熱戦が続いている夏の甲子園。このクソ暑いなか、お盆休みも関係なく試合を続ける高校球児たちには本当に頭が下がる思いだ。今回はそんな高校球児たちにクローズアップ。特に過去の甲子園大会で球児たちがみせてくれた"常識では考えられない"投球フォームや打撃フォームを紹介しよう。

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【能代(秋田):高松直志投手の"星飛雄馬"そっくりの投球フォーム】
(写真1枚目・「全国高等学校野球選手権大会史(第71回~80回)」より。この本を持っているのが、資料を提供していただいた、神保町の古本屋「BIBLIO」店主の小野祥之さん)

 グラブを持った右腕を天高く掲げ、右足のつま先は自分の頭より高く上がる...。星飛雄馬もビックリの仰天投法をみせてくれたのが能代の左腕エース・高松直志投手だ。2年生だった1977(昭和52)年、第59回夏の甲子園出場を勝ち取るも2-10で高崎商に敗れてしまう。「もっと速い球を投げたい」とリベンジに明け暮れて完成したのがこの投球フォーム。3年時の夏は地方大会39イニングで62奪三振を記録するなど、フォームに負けない"派手"な活躍をみせて見事、2年連続の甲子園出場を決めたのだった。しかしながら甲子園大会では箕島を相手に0-1で一回戦敗退。高松投手にとっても、この投球フォームにとっても"短い夏"になってしまった。

【東海大三(長野):長坂秀樹選手の"直角に足を上げる"打撃フォーム】
(写真2枚目・「全国高等学校野球選手権大会史(第71回~80回)」より)

 もう写真を見てもらうのが一番わかりやすいだろう。1996(平成8)年、第78回夏の甲子園大会に出場した東海大三の長坂秀樹選手の打撃フォームもインパクトがあった。投手側の左脚を"直角"に上げてタイミングをとる打法はメジャーリーガーもビックリの珍打法。実はこの長坂選手の本業は投手であり、長野大会の準決勝と決勝をひとりで投げ抜くなどエースとして大活躍。甲子園では1回戦で先発するも、この大会で優勝した松山商に0-6で敗れてしまった。打撃の方は2打数1安打という結果が残っているが、打法ほどのインパクトある活躍はみせることができなかった。

 その後の2人を調べてみると、高松投手は社会人野球に進んだがフォームを崩して打者に転向。8年間野球を続けて現役を引退した。一方の長坂選手は東海大に進んで活躍するも、2年生時に退部。一度は野球から離れるが、海外の独立リーグなどを経て現在も野球は続けているという。

 それぞれの球児にはそれぞれのドラマがある。試合結果だけに注目するのではなく、自分なりに"個性的"な球児をみつけるのも、甲子園の楽しみ方のひとつだろう。

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