予約握手のコバンザメ商法!? ももクロ、デイリー1位も翌日14位に急落


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 シングル「RIVER」「桜の栞」(キングレコード)で2作連続チャート1位を記録し、テレビや雑誌で見かけない日はないほどの躍進を遂げたアイドルグループ・AKB48。"国民的アイドル"となったそのポジションを狙い、2010年は史上類を見ないほどのアイドルグループがデビューラッシュを飾る大混戦の"アイドル戦国時代"が展開されている。

 特にこの5月は、ももいろクローバー、東京女子流、スマイレージと、"ポストAKB48"の最有力と言える3組がデビューし、5月5日には、ももクロVS東京女子流の同日発売対決が繰り広げられた。事実上勝敗を決する、店着日の5月4日付のオリコンデイリーチャートの行方を業界関係者、そしてファンも固唾を飲んで見守ったが、ここで予想外の事態が発生。5月3日付のデイリーチャートにももクロがほかの同日発売アーティストより1日早くランクインし、推定売り上げ枚数1万5,556枚でデイリー1位を獲得した。ところがその翌日、4日付チャートでは、14位にまで急落。この衝撃的なチャート展開を、ある音楽雑誌の編集者は次のように明かした。

「ももいろクローバーは、中谷美紀、柴咲コウ、市原隼人らを擁する大手芸能プロダクション・スターダストプロモーション所属。08年春に結成され、メンバーチェンジを経て現在は平均年齢15歳の6人組です。AKB48はCD発売後に行う大規模握手会を行い、幅広いファンからの人気を獲得しましたが、ももクロはCD発売前の"予約"で握手やツーショットチェキが撮れるというAKB48以上のサービスでファンを魅了。昨年、11月発売のインディーズ2ndシングル『未来ヘススメ!』発売時には、CDを50枚、5万円分購入すると、そのファンのためにオリジナルDVDを制作するキャンペーンを行う"ももクロ商法"を展開しました」

 AKB48以上にチャート順位にこだわり、CD予約でイベントに参加できるという新たなアイドルビジネスモデルを確立したももクロ。さらに、前出の編集者は次のように続ける。

「メジャーデビュー曲となった『行くぜっ! 怪盗少女』(UNIVERSAL J)をチャート上位に送り込むためのももクロサイドの執念はすさまじく、デビューの2カ月前から全39公演に及ぶライブイベントを開催しました。その多くはAKB48劇場の真横にある秋葉原UDXで行われ、AKBの公演を観終わったファンや、公演の抽選に外れたファンをももクロに取り込もうとする"コバンザメ商法"を展開。その作戦は見事に成功し、劇場抽選倍率が100倍を超えることも多かった。"会いに行けないアイドル"となったAKB48から、"今、会えるアイドル"がコンセプトのももクロに流れたファンが急増しているようです。ですが、あまりのイベントラッシュにももクロメンバーもファンも疲弊し、公演後半、メンバーは体調不良で休むこともありました。そんな予約イベントというドーピングを行い、予約枚数を積み上げることで、発売初日デイリーチャートに反映させることができるのです。しかし、"勝ち"にこだわるももクロは、ほかのアーティストよりも出荷を早めるという裏技を使い、5月3日付で推定売り上げ枚数1万5,556枚でデイリー1位を獲得。同日発売には、いきものがかり、AAA、元AKB48の大島麻衣らもいたのですが、4日付では、いきものがかりが1万0,776枚で1位となり、同日出荷にしていても、ももクロが1位を取れたので、早計に失した感はありますね。ですが、CD予約でイベントを行い、チャート順位を上げるという手法は、音楽業界に一石を投じることになるでしょう」

 インディーズデビューシングル「ももいろパンチ」はデイリー初登場11位で週間23位、インディーズ2ndシングル「未来へススメ!」はデイリー初登場6位で週間11位となっているももクロ。「行くぜっ!怪盗少女」は、ついにデイリー1位を獲得し、その発表イベントではメンバーが全員が大号泣し、ファンに感謝を述べた。同日発売だった東京女子流は4日付のデイリー初登場22位だったものの、発売日の5日に初の握手会イベントを行い、5日付で14位に浮上。ももクロも、さらにイベントを行い、5日付では12位となっている。果たして、週間ランキングでは、何位を獲得できるのか? 今後のチャート展開に注目だ。


※画像は「行くぜっ! 怪盗少女」(UNIVERSAL J)
  • 5/8 2:30
  • サイゾー

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