【天皇賞・秋「見逃せない調教師」ベスト3】東京芝2000mで複勝率63.5%、複勝回収率110%。「見つけたら買い!」の調教師は?

 天皇賞・秋に出走馬を送り込む14人の調教師のうち、2016年以降の東京芝2000mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(複勝率、複勝回収率は最少レース機会数10)。天皇賞・秋で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?

 3位は藤沢和雄調教師だ。集計期間内に東京芝2000mで13勝を挙げ、複勝率40.5%を記録。複勝回収率も83%と控除率を上回っている。96年バブルガムフェロー、03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイ、14年スピルバーグ、18年レイデオロと、天皇賞・秋を5度制した伯楽にとって、今回が最後の天皇賞参戦となる。

 今年はグランアレグリアが出走予定。既にGIを5勝し、歴史的名牝の座を確かなものにしている同馬だが、まだ手にしていない2000mのタイトルは是非、手にしたいところだろう。大阪杯は馬場に泣いた印象で、良馬場なら好勝負は必至。

 2位は国枝栄調教師。集計期間内に東京芝2000mで16勝を挙げ、複勝率は43.5%。1番人気で[7-5-3-2](複勝率88.2%、複勝回収率107)、1〜5番人気で[16-12-8-25](複勝率59.0%、複勝回収率91%)と上位人気で強い反面、6番人気以下では[0-0-1-23]と1回しか馬券に絡めていない。1番人気なら軸にして、5番人気以内ならしっかり押さえるのが良さそうだ。

 

 今年出走を予定しているカレンブーケドールは、2勝馬ながらGIで2着3回、3着1回、4着2回、5着1回という実力馬。悲願のタイトル奪取なるか。

 第1位は堀宣行調教師。集計期間内に23勝を挙げ複勝率はなんと63.5%。複勝回収率も110%とベタ買いでもプラスとなっており、この条件で堀厩舎の馬を見つけたら、無条件で買い目に加えた方がいい水準だ。集計期間内に、16年モーリス(1番人気1着)、17年サトノクラウン(2番人気2着)と天皇賞・秋で実績を残しているのも心強い。

 今年はヒシイグアスが出走予定。今回は8ヵ月の休養明けとなるが、休養前に4連勝と底を見せていない。相手は一気に強化されるが、高い潜在能力と厩舎のコース適性を加味すれば、付け入る隙はありそうだ。

2021/10/27 21:55

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