全従業員にファーストクラスのペアチケットと100万円超えの旅費をプレゼント 「こんな社長はいないよ!」(米)

今月21日、大手投資ファンド「Blackstone」がアメリカの補正下着メーカー「Spanx(スパンクス)」の株式の過半数を取得し、その評価額が12億ドル(約1368億円)となった。このことを記念し、スパンクスのCEOであるサラ・ブレイクリーさん(Sara Blakely)がパーティーを開いた。

このパーティーには従業員が参加しており、サラさんは会社を立ち上げてからこれまでの21年間を話し始めた。2000年に5000ドル(約57万円)ほどの貯金だけでスパンクスを立ち上げたサラさんは当時「いつかこの会社を2000万ドル(約23億円)の価値にする」と目標を掲げると、その場にいた人々は大きすぎるその目標を聞いて笑ったそうだ。

それから多くの困難を乗り越えついに目標を大きく上回る評価額となり、サラさんはいろんな感情が込み上げてきたのか、感極まって言葉に詰まる様子がカメラに収められていた。

そして乾杯のあと、サラさんは「なぜ私は地球儀を回しているのでしょう」と問いかけながら近くの地球儀をクルクルと回した。

続けて「この瞬間を祝って、ここにいる皆さん1人1人にプレゼントするために、世界中どこにでも行けるファーストクラスのペアチケットを買ってきました」とサラさんが打ち明けると、会場は従業員たちの驚きと喜びの声で溢れた。

サラさんの気前の良すぎるボーナスに大歓喜の従業員たちだったが、驚くのはまだ早かった。サラさんはさらに「旅行したら素敵なディナーに行きたいとか、素敵なホテルに行きたいとか考えると思います。だから世界中どこへも行けるファーストクラスのペアチケットに加え、旅行に使える1万ドル(約114万円)を皆さんは手にするのです」と旅行先での滞在費用も出すと明かしたのだ。

ファーストクラスのチケットだけでなく、旅費として100万円を超える大金を手にすることとなった従業員たちはもはや狂喜乱舞の状態となった。映像には涙を流し抱き合って喜ぶ人や、開いた口が塞がらない人も多数映っている。

サラさんは「私は『経験を積めば積むほど、他の人に提供できるものが増える』というのを人生のモットーにしています」と明かしており、従業員に多くの経験をしてほしいと願ったゆえの行動だったようだ。スパンクスの従業員は750人ほどいるようで、単純計算でも旅費だけで750万ドル(約8億5500万円)になる。

サラさんのこの行動には従業員だけではなく多くの人が驚いており、サラさんのInstagramアカウントに投稿された動画には「自分の夢を追いかけて一生懸命努力し、従業員に敬意と優しさを持って接するのはとても良いお手本だね」「他にこんなお祝いの仕方をするCEOはいないよ!」「本当に素晴らしいリーダーシップだ」「スパンクスの従業員でもないのに涙が出てくる」「あなたは私のロールモデルよ!」など称賛のコメントが多数届いている。

なお従業員たちは手にしたファーストクラスのチケットを使ってどこに行きたいか尋ねられると、日本、南アフリカ、スウェーデンなど思い思いの場所に旅行したいと弾けるような笑顔で答えていた。

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画像は『New York Post 2021年10月25日付「Best work perks ever? Spanx CEO gives employees free first-class trip, $10K」(@SahilBloom Twitter)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2021/10/27 13:06

この記事のみんなのコメント

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  • あきひろ

    10/27 15:07

    会社はどうってこと無いだろうけどもらった方は収入という事になって税金増えちゃうね御愁傷様🤣🤣🤣

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