家に棲むネズミと仲良しな飼い猫、頭を撫でてキスも!(チリ)

チリ南部プンタ・アレーナスに住むベンジャミン・サグレドさん(Benjamín Sagredo)はオスの黒猫“シモン(Simon)”とボーダーコリー2頭を飼っている。

8月下旬のある朝のこと、キッチンに入ろうとしたベンジャミンさんは動物用の水飲み容器の前に太ったネズミがいることに気付いた。ネズミのすぐ目の前ではシモンが水を飲んでおり、ベンジャミンさんはショックを受けつつも思わずカメラを回した。

動画でシモンは、前足でネズミの頭を何度か撫で、顔を近づけてキスするような素振りを見せており、まったりと静かな時が流れている。

一方のネズミはというと、シモンに頭を撫でられ顔を上げてはみるものの、水を飲むのに忙しく危機感は感じられない。

ベンジャミンさんは当時のことを「2匹はお互いに顔見知りのようで、シモンはネズミにとても愛着を感じているようでした。きっと誰も信じてはくれないだろうと思って、2匹を撮影することにしたのです」と興奮気味に振り返る。

実はベンジャミンさんはキッチンからカサコソと音がすることに気付いていたが、小さな音で頻度も高くなかったためさほど気にしていなかったという。

「シモンが一度、アームチェアーの下で何かで遊んでいたことがあったのですが、きっとあれはネズミだったのでしょうね」と、2匹一緒の姿を見てピンときたというベンジャミンさん。

映画『レミーのおいしいレストラン』からヒントを得たのだろう。ベンジャミンさんはネズミを“チェフチート(Chefcito)”と名付けて様子を見た。そして「もしかしたら外に行きたいのでは?」と捕獲し、家の外に放してやった。

しかしながらベンジャミンさんはすでに数度、家の中でチェフチートを見かけているそうで、次のように語った。

「もしチェフチートがこのままずっと現れるようならば、私たちは喜んで迎え入れるわよ。シモンがチェフチートを受け入れているなんて素敵だと思うの。シモンはとても優しくて社交的な猫なのよ!」

なおこの動画には、「ネズミは嫌いだけど、これは可愛いわ」「飼い猫は餌に困っていないから、ネズミを襲わないのかしら」「キッチンのネズミは衛生上放っておくことはできないけど、これには驚いた」「『トムとジェリー』を思い出した」「猫のほうが興味津々だね」「チェフチートを救ってくれてありがとう」「2匹がその後どうなったのか、また投稿して」といったコメントが寄せられている。

ちなみに先月には、大好きな犬と遊びたいためイギリスのあるお宅にほぼ毎日のように姿を現す猫が話題となった。猫は「私と遊んで~」とガラス戸をノックすることもあるという。

画像は『Simón 2021年8月26日付Instagram「Buenos dias!」「Un recuerdo con mi amigo Chefcito」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2021/9/16 16:10

この記事のみんなのコメント

1
  • ヤン中佐

    9/16 17:58

    リアル“トムとジェリー”(笑)犬がブルドッグ親子なら完璧▽^ェ^▽

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