笹木かおり スポーツ愛リスナーに届けたい、民放ラジオ99局統一番組でキャスター

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 新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの会場が無観客となる異例の東京五輪。放送局や放送人の取り組みや思いを紹介する連載「東京五輪 放送の現場から」の第3回は、民放ラジオ99局統一番組でキャスターを務めるタレント・笹木かおり(30)が登場します。競技の見どころ、結果の速報を全国に毎日発信する情報帯番組「東京2020オリンピックリポート」、「東京2020オリンピックハイライト」を担当する心境、リスナーにより濃密な内容を届けるためのこだわりと工夫を、スポーツ愛満載で明かします。

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 民放ラジオ99局に自分の声が乗るまたとない経験に、笹木は「ずっとスポーツが好きで、東京五輪が決まった時に『五輪に携わる仕事がしたい』と思って、モチベーションにやってきた部分もあったので」とほほ笑んだ。

 その日の見どころを紹介する朝のリポート、競技結果を実況を交えて伝える午後、夕方の放送枠は各10分(土日は5分)。「ラジオって、意識しなくても(情報が耳に)入ってくるのがすごくいいところ。スポーツ好きな方はもちろん、あまりスポーツに興味がなかった方のお耳にも届けばいいなというのは、すごく意識している」。ラジオの特性が生きると感じている。

 予想外の競技からニュースが飛び込んできても対応するため、幅広く膨大な競技をチェックしておく必要がある。「それが大変なところかも」という準備も、笹木にとっては苦ではない。サッカーに関しては、育成への興味が高じてJFA公認指導者D級ライセンスも取得したほど。「好きなことに『勉強する』という言葉を使いたくない。好きだから調べている。バックボーンを知って見た方がスポーツって面白い」と熱く説明した。

 短時間の番組でも、試合そのものの熱量を生かしつつ、出演する元オリンピアンのコメンテーターの視点を盛り込むことにはこだわりたい。例えば、今大会は当日計量となった女子レスリング。吉田沙保里さんは計量後から試合までに増量することが苦手で、得意な選手との体重差がついてしまうリオ大会までの前日計量は嫌だったと聞き、それでも圧倒的な強さを維持していたすごさを再認識したという。「実際に出場された方がどう競技を見るかというところの引き出し方や聞き方は、すごく考えています」と明かした。

 コロナ禍での五輪。だからこそ、スポーツの素晴らしさを伝えたい。自身は中学生の時、深夜のアテネ五輪中継にかじりついた。「自分がオリンピックで熱狂した気持ちは忘れずに、お伝えしたいなと思っています。1シーンだけで感動するというより、その前からのストーリー、選手が競技にかけた思いとか、そういったものが伝えられたら」。感動をギュッと詰め込んで、人々に届ける。

 ◆笹木かおり(ささき・かおり)1991年2月8日生まれ、東京都出身。青山学院大学在学中に学生キャスターを務め、2013年から番組リポーターやMCを中心に活躍。サッカーはアーセナル、野球は阪神の大ファンで、スポーツ関連の番組やイベント出演も多い。テレビ東京「一夜づけ」に助手、アシスタントMCとしてレギュラー出演中。身長158センチ。

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  • 7/22 5:59
  • デイリースポーツ

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