映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズの魔法にまつわる必聴エピソードを紹介

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魔法映画の金字塔、J・K・ローリング原作の『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。知っているようで知らないトリビアやエピソードを紹介!これを読めば映画がもっと楽しめるかも?

世界観を物語る魔法アイテムたち

ニワトコの杖

『ハリー・ポッター』シリーズではホグワーツ校長のアルバス・ダンブルドアのち闇の帝王ヴォルデモートが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは主人公ニュートたちの宿敵ゲラート・グリンデルバルドが所有していた伝説の死の秘宝のひとつである杖。

長さは15インチ、芯は「死を制した魔法使いしか制御できない扱いにくい素材」であるセストラル(『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の冒頭に登場)の毛。

とある杖職人の手からグリンデルバルドへ、その後グリンデルバルドと決闘し勝利したダンブルドアのもとへ、そして『ハリー・ポッター』シリーズではヴォルデモートが自身の野望のために杖を探し求め、物語が進むにつれ杖の主人が入れ替わり立ち替わりして混線をきわめた。強大な力を持っているため、両作品のストーリーに強く関わりがあり、より深く物語を理解する上で重要になってくるアイテム。

みぞの鏡

鏡の前に立つと、その者が強く望んでいる光景が映し出される鏡。

『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハリーが鏡の前に立つと、両親と自分の姿が映し出された。ハリーが亡き両親に会いたいと強く望んだために映し出されたものと考えられる。
またロンが見たものは「クィディッチのキャプテンで、主席になった自分の姿」であることから、鏡は見た人によって違うものを映し出していることが分かる。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、ダンブルドアがみぞの鏡に自身の姿を映すシーンがある。そこには若かりし頃のグリンデルバルドとダンブルドアが互いに闘わないことを誓う「血の誓い」を交わす姿が映し出されていた。

劇中ですでに対立し、敵対関係にある最中でダンブルドアがこのような光景をみぞの鏡に見たということは、「強く望んでいること」=「グリンデルバルドへの執着や未練に近い思い」があるのではないかと推測できる。

同胞として一度は同じ志を持ち、親しい仲であったグリンデルバルドとダンブルドアがどうして敵対するようになったのかという過去については既に小説で明かされているものの、映画ではまだ描かれていないので、今後の続編で描かれることになる模様。

印象深い”あの”授業

まね妖怪ボガート

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、リーマス・ルーピンが教える「闇の魔術に対する防衛術」の授業に登場したまね妖怪ボガート。相手が最も恐れるものに姿を変えるが、「リディクラス(ばかばかしい)」の呪文で撃退することができる。

ロンの時は蜘蛛に、ハリーの時はディメンター(死喰い人)に姿を変えたボガートだが、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で再び登場した際、ホグワーツの生徒だったニュートと同級生として親交のあったリタの前ではそれぞれ事務机と海の中に浮かぶシーツに姿を変えた。

リタの前に現れた海に漂うシーツは、自身の過去に残り続ける深い罪悪感のもとである過ちを具現化したものだった。この光景に繋がるエピソードは後にペール・ラシェーズ墓地で語られ、リタ・レストレンジという人物を語る上で欠かせないものになっている。

劇中に登場する呪文たち

許されざる呪文のひとつ、死の呪文「アバダ・ケダブラ」

対象を死に至らしめる最も恐ろしい魔法。多くの呪文はその効力を消滅させる反対呪文があるが、死の呪文にはそれがない。

『ハリー・ポッター』シリーズ中、ヴォルデモートが計9回呪文を唱えたうち、7回がこの死の呪文だった。また『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、グリンデルバルトの臣下たちがノー・マジの市民に対して詠唱なしでこの呪文を使用し、緑の閃光が放たれるシーンがある。(詠唱&杖なし魔法については後述)。

魔法の杖と本

忘却の呪文「オブリビエイト」

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場した「闇の魔術に対する防衛術」の教授、ギルでロイ・ロックハートが、自身の功績として偉業を語るためにほかの魔法使いやゴブリンから話を聞きだしたあと、記憶を消すために使用していた呪文。

同作においてはひときわ印象深い呪文として登場するほか、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、NYで起きた騒動を市民とノー・マジ(非魔法族)であるジェイコブの記憶から忘れさせるため、オブリビエイトの呪文を使う代わりにニュートが持っていた魔法薬を空から散布させ、雨となって降らし事なきを得た。

<おまけトリビア>杖なし、詠唱なしで魔法を使える魔法使いって実は凄腕?

『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場する魔法使いを見ていると気づくことがある。それは『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツの生徒たちがしていたような詠唱(呪文を口に出す)や杖を使用した魔法を使っていないシーンの多さだ。

特にグリンデルバルドはほとんどのシーンで詠唱を行わないまま魔法を使っているほか、特定の位置に瞬間移動することができる「姿くらまし」においては、劇中において主要キャラを中心に頻繁に行われている。「姿くらまし」は移動する場所と自分が今いる位置の距離感を具体的にイメージして行う能力が必要になるため、長距離になればなるほど難易度が上がる。つまり、能力の高い魔法使いでなければ頻発させることができないということだ。

それらをふまえて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場する魔法使いたちの能力は平均より高いことがうかがえる。子どもが主役だった『ハリー・ポッター』シリーズと比較してみると、大人たちが主人公となる同作との差別化が図られていることに気づけるだろう。

ハリー・ポッターと賢者の石

ハリー・ポッターと賢者の石

2001年/アメリカ/152分

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ハリー・ポッターと秘密の部屋

ハリー・ポッターと秘密の部屋

2002年/アメリカ/161分

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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

2004年/アメリカ/141分

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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

2016年/アメリカ/133分

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

2017年/アメリカ/134分

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