漫画だけ? 「権力に屈しない女」はモテるのか【プロミスシンデレラ考察】

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※このコラムには『プロミス・シンデレラ』エピソード第1話のネタバレが含まれます。

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火曜22時から始まった新ドラマ『プロミス・シンデレラ』。「年上女子×年下男子」が繰り広げる、スリリングな“リアル人生ゲーム”とラブストーリーはどう展開されるのか!?

毎週考察コラムを書いていきたいと思います!

■「権力を持つ男に逆らう女」を男が好きになる特殊構造

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皆さん、「おもしれー女」という少女漫画のテンプレートをご存知ですか? 高飛車でワガママな男性キャラクターが、女性主人公の反抗的な振る舞いに対して「おもしれー女」と感じて、好きになっていく流れです。

現実では、傲慢なキャラクターが、逆らってくる女に対して「おもしれー女」と感じることはまずありません。単純に相手の女性へ激怒し、ややもすると復讐されるのがオチでしょう。

しかし、少女漫画では「金と権力を持つ男に反抗し、その結果男から愛される」という物語が一定の王道となっています。『花より男子』はその金字塔的作品といえるでしょう。

つまり、少女漫画を読みながら、尊大そうなイケメンが「おもしれー女」という顔をしたら、もうその女を好きになる予兆が始まっているわけです。ある意味、激烈なネタバレとも言えます。

『プロミス・シンデレラ』は、ウェブコミック『裏サンデー』などで配信されている大ヒット漫画を原作にした人気ドラマ。

そして、人気俳優の眞栄田郷敦さんが演じる、クソ生意気な金持ち高校生・片岡壱成(かたおかいっせい)と、二階堂ふみさんが演じる正義感から常にトラブルを起こしてしまう離婚されたて無職のアラサー・桂木早梅(かつらぎはやめ)のスリリングなやりとりが魅力的なストーリーとなっています。

第1話の見どころは、ずばり片岡壱成が「おもしれー女」顔をたった1話で3回も見せてくれるところ。というわけで、今回は彼の「おもしれー女」を追いかけていきましょう。

■おもしれー女顔(1) 金に釣られず片岡壱成をビンタ!

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まず、桂木早梅の背景事情から追っていきます。早梅はけんかっ早いことが欠点だけど、正義感溢れる女性。これまで円満な夫婦生活を送っていたはずが、いきなり「他に幸せにしたい人ができた」と離婚を迫られます。

そして、家を飛び出たタイミングでまさかの仕事をクビになり、財布もすられて一文なしに。困り果てた早梅は、ダンボールで野宿を始めます。

いや、その選択はねーだろ。と、100回思いました。

こういう緊急事態でお金がなくなってしまった時は、「生活福祉資金貸付制度」というものを使って、国からお金を借りることもできます。最新の厚労省のデータを見ると、生活を再建するために一時的な資金を60万円まで借りられるので、この話は制度を知っていたら1話で終わりです。

が、そこまで無粋なことをドラマで言ってもね。と、ここはぐっと堪えました。早梅より大人なので。

そこに登場するのがいけすかない金持ち・片岡壱成。イジメをしているところを早梅に叱られた壱成は「土下座と引き換えに金をやるよ」と万札をちらつかせます。

それにキレた早梅が、壱成をビンタ! 普通の人ならブチギレて殴り返すくらいしそうなものですが、ここで1度目の壱成の「おもしれー女」顔を拝めるというわけです。

■おもしれー女顔(2)屏風にカレーぶっかけ事件

早梅はここまでお伝えした通り、正義感はあれど生きるのが下手。というわけで、ホームレスを続けるも、既に恋愛フラグが立った壱成からカレーをおごられます。

ところが、そこでも口論になり、そのカレーを300万円の屏風にぶちまけてしまいます。こうして、壱成の言いなりになって借金返済のため「リアル人生ゲーム」という名の「労働」をすることになった早梅。

そして、屏風カレーを見ながら壱成は「おもしれー女」顔を見せてくれます。いやいや。いくら金持ちでも、300万円の屏風にカレーぶっかけられたら、普通は笑顔になる余裕ないよ。キレるか寝込むか焦るかよ。面白がってる場合か。

しかし、既に彼は恋愛フラグの立った人間。ここではもう常識は通用しません。もう壱成は早梅を好きになって、「この俺様があんな女を好きだと……?」と3話くらいで赤面する運命にあります。予言してもいいです。

■おもしれー女顔(3) 誕生日パーティーぶち壊し後

リアル人生ゲーム初回、早梅は壱成の友人が開催する誕生日パーティーへ参加することに。

壱成の命令通り「誕生日の子に恥をかかせる」ことに成功します。といっても、その子が壱成の金と権力にだけ惹かれていたクソ女だったので、正義感から早梅は説教垂れただけですが……。

ブチ切れて、大衆の目の前でお説教をかます早梅に、壱成は「おもしれー女」顔の3回目を見せてくれます。

これまで、「おもしれー女」顔をかましてくれたイケメン俳優は、日本ドラマ史の中で大量にいると思いますが、1話で3回もふんだんに面白がってくれたキャラクターは壱成くらいではないでしょうか。

ちょっと尊大・お坊ちゃまキャラにしてはチョロすぎ……と思わなくもないですが、これくらいじゃないと、ただのモラハラ男になってしまうので、令和時代に適切な「おもしれー女」頻度だったと思われます。

■次回、早くも三角関係に!?

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と、このように壱成が早梅を好きになるサインは、これでもか! これでもか! と埋め込まれていた『プロミス・シンデレラ』第1話ですが、岩田剛典さんが演じる壱成の兄・成吾(せいご)と早梅もどうやら過去に何らかの関係があったようですね。

第2話、「壱成・成吾・早梅」の三角関係に、ハラハラドキドキする展開を待ち望んでいます!

(トイアンナ)

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  • マイナビウーマン

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