赤楚衛二『彼女はキレイだった』“新時代のモテ男”がもたらす困惑

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 Sexy Zoneの中島健人(27)と小芝風花(24)の気持ちのすれ違いがもどかしい『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)。

 第2話まで見終わったが、正直誰を一番応援していいのか分からない、という困惑に陥っている。その要因となっているのが「サブキャラの2人が性格良すぎる問題」である。

 1人は「ザ・モスト」編集部のムードメーカー、樋口拓也(赤楚衛二/27)。赤楚が元来持つクセのない爽やかさが、さりげない優しさを持つ役柄とマッチ。小芝風花演じる愛に「もう彼にしなよ!」と言いたくなるほどだ。ツイッターでも「赤楚くん」「樋口くん」がトレンド入りしている。

 恋愛ドラマでヒロインを支える優しいサブキャラは必須。樋口はその王道を行くキャラクターといえる。さりげなく愛の働きに理解を示し、居酒屋でかいがいしく世話をする姿は「新時代にピッタリのモテ男像」である。

 対して、中島演じる副編集長・長谷部は少し懐かしい感じのSキャラ。自分の非を部下に押しつける、タブレットに集中して人の意見を軽んじるモラハラぶり。『半沢直樹』で山田純大が演じていた「タブレット福山」に通じるものがある。ここからどう長谷部が盛り返してくるのか。中島健人が持つ「陰」の色気に期待したい!

■時代に合った『かのキレ』の物語設定

 そして性格が良すぎるもう1人が、愛の親友で同居人の桐山梨沙(佐久間由衣/26)。美人なのにそれを鼻にかけない、お金持ちなのに労働に対してとてもまじめ。しかも優しいし、非の打ちどころがないキャラクターである。こちらも彼女が元来持つスタイリッシュさと誠実さがマッチして、とても気持ちがいい。

 第2回では、樋口と梨沙も偶然の出会いを果たした。第3回の予告を見ると2人は連絡先も交換をするようだ。4人の関係が絡まっていくとはいえ、2組にキレイに落ち着く平和な展開を予感できる。

 昨今の恋愛ドラマを見ていると、主人公の2人がくっついたり離れたり他の相手に揺らめいたりといった、刺激を求める傾向は下火。ハッピーエンド前提で、そこに至るまでの登場人物の成長(演じる俳優の演技力を含め)を楽しむイメージだ。

 この『彼女はキレイだった』は、2015年に放送された韓国の大人気ドラマのリメイクだが、そういった意味では、とても今の流れに合っている。主人公の長谷部と愛が抱えるコンプレックスからの脱却とお互いの理解、そして人間的にかなりオトナな樋口と梨沙のやさしさと幸せをシンプルに見守りたい。(田中稲)

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  • 7/20 8:30
  • 日刊大衆

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