露出狂的な性癖が作品に昇華されている? 押見修造作品が“どこか気持ちいい”ワケ

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TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。7月11日(日)の配信は、先週に引き続き「惡の華」や「血の轍」などのヒット作を持つ漫画家・押見修造さんをピックアップしてトークを繰り広げました。

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(左から)伊澤恵美子、山田玲司


◆「あとがき」が衝撃的

歪んだ愛情や、いびつな親子愛など、生々しいテーマの作品を多々世の中に送り出している押見さん。ドラマ化もされた「漂流ネットカフェ」は、妊娠中の妻を持つ男性が偶然立ち寄ったネットカフェで初恋の人と再会し、その後ネットカフェごと異世界に飛ばされてしまう……というあらすじの物語ですが、伊澤はこの作品の「あとがき」に衝撃を受けたと語ります。

伊澤:「漂流ネットカフェ」は妊娠中の妻と喧嘩した男の人が、初恋の人に再会してまた好きになっちゃう……みたいなお話なんです。あとがきを読んだら“実体験です”みたいなことが書いてあって、“これ、書いちゃっていいの!?”って(笑)。

山田:妻が妊娠中のときの浮気の話だもんね。

伊澤:いろんなことを心配しちゃって。「血の轍」も、自分の子どもの頃の体験だって書いていて、“えっ、これ実体験なの?”みたいな。(押見作品は)そういうことがけっこう多いですよね。

◆「バレたくない」秘密がバレちゃったときに…

幼少期の原体験や実体験を巧みに作品に反映させる押見さんを、山田は「押見、かっこいい! 何重にも見せてくる!」と評価します。押見作品では主人公が自身の「汚さ」や「弱さ」を、女性に暴かれる演出が取り入れられていることも多いですが、山田は「(押見さんは)そこでエクスタシーを感じているんじゃないかな?」と分析しました。

山田:ある意味で露出狂的な性癖を持っているんじゃないかな。それを作家性まで昇華させているので、パワフルなんですよ。ガチだから(笑)。

伊澤:実生活で露出しちゃったら犯罪ですもんね。

山田:それをコンテンツ化して見せてくれているので、みんなのなかにあるそういう部分を刺激して、「バレたくないけどバレちゃった、でもどこか気持ちいい」みたいな。「バレたくない」という苦しみからの解放ですよね。「私は最低です!」と言いながらも世界が光り輝くという。隠し続ける人生よりも遥かにいいというのが、押見さんの作品のカタルシスですよね。

伊澤:私は恥ずかしいことは隠したくなる性質だから、(押見作品の登場人物に対して)「なんで言うんだろう?」とか「言わなきゃいいのに」って思っていたんですけど。そうか、言ったほうが気持ちいいんだ(笑)。

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次回の7月18日(日)配信分は、バグラビリスナーから寄せられた「エロい気持ちになる歌」を紹介します。詳しくは音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください!

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<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214

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  • 7/19 19:30
  • TOKYO FM+

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