初日は「7月25日」濃厚!東京五輪「日本の金メダルが見られる」カレンダー!合計「42個」

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 ついに開幕するオリンピック。自国開催の大舞台で、表彰台の一番高い場所に立つ“日本の誇り”は誰か?

 東京五輪開幕が目前に迫った。新型コロナの感染拡大が懸念されるが、一方で57年ぶりの東京開催に向けて、過酷な練習を積み重ねてきた日本人選手の活躍を望む声も高まっている。

「今までのオリンピックの中で、最もメダルを獲りやすいのでは」と語るのは、フジテレビアナウンサー時代、リオ五輪の現地キャスターを務めた、スポーツジャーナリストの田中大貴氏だ。

「最後に勝敗を分けるのは“どれだけの人に支えられているか”なんです。支えている人たちを身近に感じられる自国開催は、選手にとって大きな力になるでしょう」(前同)

 そして、勝者に与えられる栄冠が“金メダル”だ。

「日本人の金獲得数は、2012年のロンドン五輪では7個、16年のリオ五輪では12個。18年に日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕強化本部長(当時=現会長)は、東京五輪での金30個を目標に掲げました」(スポーツ紙記者)

 それを受け、編集部がスポーツ界の識者らに取材を行ったところ、なんと今回、日本勢が42個もの金を獲得するという見込みに!

 競技場に行けなくても、金メダル獲得の瞬間を目撃したい。そんな読者の声に応えて、有力候補と決勝戦のテレビ放送予定を最終ページの表にまとめた。本文では、中でも注目の選手を紹介しよう。

■兄妹で金メダルを!

 日本の“お家芸”でもあり、メダルラッシュが期待される柔道は、開会式翌日の7月24日から始まる。スポーツライターの小林信也氏が解説する。

「注目度が高いのは阿部兄妹ですね。兄の阿部一二三(23)は男子66キロ級、妹の阿部詩(20)は女子52キロ級に出ますが、いずれも決勝は25日なんです」

 兄妹で、同じ日に金を獲るかもしれないのだ。

「姉妹での金なら平昌五輪のスピードスケートの高木姉妹がいますが、兄妹は例がない。2人は昨年、ドイツで行われた“柔道グランドスラム”でも兄妹優勝を果たしています」(スポーツ紙記者)

 他にも柔道の金候補は多く、男子で有力なのが60キロ級の高藤直寿(28)と73キロ級の大野将平(29)だ。

「高藤選手はリオで金メダルを逃しただけに、東京での金に執念を持っているでしょう」(前出の小林氏)

 一方、リオで金の大野は、2大会連続の快挙を狙う。

「間違いなく金メダル候補。彼にとっては、延期による1年の空白は、ライバルに勝つというより、どれだけ自分自身に負けないか、という時間だったと思います」(前同)

 女子では、78キロ超級の素根輝(21)が鉄板だ。

「彼女は全種目の中で、日本人選手の出場内定第一号。延期決定の際は“自分がより強くなる時間ができたと信じ、頑張っていきます”と発言。1年分進化した姿が見られるでしょう」(前出のスポーツ紙記者)

 また、柔道は今大会から男女各3名による「男女混合団体戦」が行われる。

「日本は男女ともに選手層が厚く、団体ならば個人戦のように取りこぼしもない。全競技中、金の確率が最も高い競技の一つでは」(小林氏)

■ポスト吉田沙保里も!

 柔道と入れ違いに、8月1日から始まるのがレスリング。女子で金メダルを確実視されるのが、50キロ級の須崎優衣(22)と57キロ級の川井梨紗子(26)だ。

「10代半ばから“ポスト吉田沙保里”と呼ばれていた須崎選手は、ケガで苦労して東京五輪には95%出られないといわれていたんです。そこから復活した彼女は、金の候補筆頭と言ってもいい実力者です」(前同)

 一方、川井はリオ五輪の金メダリストだ。

「もともと伊調馨さんと同階級でしたが、リオでは1階級上げて、見事に金を獲りました。でも本人には“やっぱり自分の階級で金メダルを”という思いがあった。そこで、東京では階級を58キロ級に下げたんです」(同)

 結果、伊調と出場権を争うことになった。

「最後の1秒で逆転、という手に汗握る戦いで伊調さんを振り切って代表内定。その戦いを見て、“本当に伊調馨って強いんだな”と思いましたし、勝った川井選手の強さも際立ちましたね」(同)

 では、男子レスリングはどうか?

「グレコローマンでは、60キロ級の文田健一郎(25)、フリースタイルは65キロ級の乙黒拓斗(22)の名前を覚えてください。どちらも世界選手権の金メダリストです」(スポーツ紙記者)

 小林氏は、乙黒の試合運びが必見という。

「レスリングというのは本来、組み合ってから時間をかけて、1点入って、2点入って……といった競技なんです。ところが、彼は始まった瞬間に、まるでマンガのように相手をクルクル回して勝っちゃうんですよ。もし金メダルを獲ったら“乙黒、スゴいじゃん。レスリング面白いね”と実感させる存在になるでしょうね」

■闇賭博、交通事故、新型コロナ感染のアノ選手は!

 他に複数の金メダルが期待される競技に、競泳とバドミントンがある。前出の田中氏は、日本競泳の強さを、こう見る。

「“代表入り=メダル圏内”というくらい、世界的にもレベルが高い。だから、個人ではなく、日本競泳チーム全体に注目してほしいですね」

 バドミントンは、男子シングルスの桃田賢斗(26)が主役になりそうだ。

「世界ランク2位になった直後に、闇賭博発覚でリオ五輪出場を逃すという苦い経験をした。でも、復帰後は日本男子初のランク首位になり、19年には史上最多の国際大会11勝を記録しました」(スポーツ紙記者)

 だが、その後も山あり谷ありだった。

「昨年1月、海外遠征中の交通事故で顔の3か所を裂傷、全身打撲の大ケガ。彼にとって、五輪が1年延びたのは幸運でした」(前同)

 だが、今年の1月には新型コロナにも感染した。

「事故後、コロナ禍で復帰戦が延びたという不安材料もありますが、実力と実績で考えれば“金メダル間違いなし”と言っていいでしょう」(小林氏)

 また、女子シングルスでは、リオの銅メダリスト・奥原希望(26)の名前が挙がるが、

「奥原選手と、タイプがまったく異なる山口茜選手(24)にも注目です。日本人同士の決勝もありうるし、ぜひ見てみたい」(前同)

 女子ダブルスは、リオ金の“タカマツペア”高橋礼華&松友美佐紀組が出場を果たせないほど、選考のレベルが高かった。

「代表権争いでタカマツペアと競った2組のうち、どちらかの金は堅い。なぜなら、廣田彩花(26)&福島由紀(28)組が世界ランク1位、永原和可那(25)&松本麻佑(25)組が同2位なんです」(スポーツ紙記者)

 同じく、代表選考で大きな話題を集めたのが陸上の男子4×100メートルリレーだ。

「ここ10年ほどで日本のタイムがトータル1秒くらい速くなっています。もし、37秒02くらいになったら、金メダル圏内に入ってきます」(田中氏)

 気になるのは出場メンバーだが……。

「現段階で、第1走者が多田修平選手(25)で、第2走者が山縣良太選手(29)、第3走者が小池祐貴選手(26)、そして第4走者がデーデー・ブルーノ選手(21)になるのではないかと踏んでいます」(前同)

 カギになるのが、ベテランの山縣だという。

「コンディションを合わせるのが得意ですから、東京五輪にベストを持ってくる可能性も高い」(同)

 桐生祥秀(25)にも出場の可能性があるが、いずれにしても、金メダル獲得となれば、日本のトラック競技初の偉業となる。

「それは歴史が変わる瞬間でしょう」(同)

■野球やソフトボールも豪華メンバー

 24年のパリ五輪では行われない、野球とソフトボールも気になるところだ。

 北京五輪金メダル獲得の功労者・上野由岐子(38)も出場するソフトボールにはこんな背景もある。

「秋からソフトボールの新リーグがスタートします。金メダルを獲れば、リーグの盛り上がりも違ってくる。今後の日本女子ソフトボール界の運命をかけた戦いだと言えます」(同)

 一方、野球の決勝は閉会式前日なので、稲葉篤紀監督率いる“侍ジャパン”の優勝が、大会のクライマックスになるだろう。

「投手陣は、五輪経験者の田中将大(32=楽天)に加え、大野雄大(32=中日)、山本由伸(22=オリックス)、追加招集の千賀滉大(28=ソフトバンク)ら強力な布陣です」(スポーツ紙記者)

 野手陣も実に豪華だ。

「19年のプレミア12で4番を任された鈴木誠也(26=広島)を中心に、山田哲人(28=ヤクルト)や、坂本勇人(32=巨人)、柳田悠岐(32=ソフトバンク)など、期待のメンバーがそろいます」(前同)

 今大会からの新競技にも、日本人の金メダル候補は多い。

「空手は“形”と“組手”の2種目があり、実績から3つの金メダルを獲る可能性があります」(小林氏)

 “アーバンスポーツ”と呼ばれるスポーツクライミング、サーフィン、スケートボード、自転車競技の新種目であるBMXには、世界トップ級の日本選手が集う。

「中でも、スポーツクライミングの楢﨑智亜選手(25)と野口啓代選手(32)。そして、サーフィンの五十嵐カノア選手(23)には注目です。実力があるうえに、都会的でルックスもよく、スター性も抜群です」(田中氏)

■“大魔王”と恐れられる女子アスリート

 他にも、卓球女子の世界ランク3位で中国選手からも“大魔王”と恐れられる伊藤美誠(20)、テニスの女子シングルスで、全仏オープンを棄権して東京五輪に照準を合わせた大坂なおみ(23)をはじめ、金メダル候補は多数。

 ゴルフでは今年のマスターズを制した松山英樹(29)も、直前の新型コロナ感染というアクシデントを克服して帰ってきそうだ。

「1年前よりも日本人選手の金メダル獲得予想は増えています。ただ、選手たちの背景や思いにも注目してほしいですね」(小林氏)

 時差のない今回はリアルタイムで観戦可能。日本人選手の喜びの瞬間と、熱いドラマを分かち合おう!

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  • 7/19 7:30
  • 日刊大衆

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