杏、芸能活動20年は「好奇心にあふれた時間」 モデルになった写真が美術館に収蔵されたことも

2001年から芸能活動を始めた杏は「あっという間の20年。最初は15歳だったなと月日の長さを感じています」と感慨深げ。雑誌のモデルでデビューした杏は、続いて海外のプレタポルテなどのコレクションでもモデルとして活躍、その後ドラマや映画で女優業をスタートさせると数々の作品に出演してきた。ブリヂストンのCMキャラクターを務めて3年目になる杏は、CMにも多数出演している。杏は「新しいことの連続のような20年でした」と充実感をにじませる。

なかでも特に印象に残っている仕事を聞かれると「まったく言葉の通じないカメラマンの方に写真を撮ってもらったことがあって…」とある撮影について話し出した。言葉が分からないのでその場の雰囲気で顔の向きを変えるなどしていたが、言葉を介さなくても分かり合えたという。そして「その写真が巡り巡ってどこかの美術館に収蔵された」と後日談を明かした。

芸能活動を続けてこられた秘訣については「私も模索しつつ、これからも歩み続けると思うんですけど、ずっと楽しかった、ずっと新しいことへの興味や好奇心にあふれた時間だった」と回顧し、「一瞬怖いという瞬間もあるけど『やってみたい』という好奇心に助けられてこの場に立てているな」とチャレンジ精神旺盛な一面をのぞかせた。

そんな杏が新たに挑戦してみたいことは「クロッキーを1冊うめる!」だという。杏はクロッキーについて「野球でたとえると素振りとかノック。サッサッサッと速めに描くような鉛筆の絵」と説明し「速描きみたいのを1冊全部埋めてみたいな」と続けた。以前にクロッキー帳を1冊ペラペラめくっていくのを見たことがあるそうで「私もトライしてみたいな。その先に何かあるんじゃないかな。とにかくやらないと上手くならないので、1冊自分で描いたもので埋めてみたい」と声を弾ませた。

杏は2021年10月スタートのTBS系連続ドラマ、日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』に出演する。杏は週刊誌記者・椎名実梨を演じるが、主演は小栗旬、共演に松山ケンイチ、仲村トオル、香川照之ら豪華な面々だ。昨年冬にクランクインしていて、見どころの一つは初共演の小栗と杏が織りなす水面下での交渉シーンだという。発表会ではコロナ禍になり「いろいろな現場の作り方だったりとか、ケアの仕方とか本当に違う世界のよう」と変化を明かし、さまざまなスタッフが気を付けているため「安心して取り組んでいる」という。

発表会の最後に杏は大きな赤い花をメインにした花束を贈られて「素敵なものをいただいてありがとうございます」と微笑んだ。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

2021/7/15 16:42

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