サッカーでPK外した選手に差別・中傷の嵐。米スターが「くたばれ」と激怒

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 音楽プロデューサー、俳優、MC、実業家など多方面で大きな成功を収めているディディことショーン・コムズ。アメリカのショービズ界を代表する大物として知られるディディが、サッカーイングランド代表に対する差別に怒りを表明した。英代表をめぐっては、欧州選手権決勝でPKを外した3人の黒人選手が人種差別の標的となり、大きな問題となっている。

◆米大物セレブ、「くたばれ!」と怒りのインスタ投稿

 今月11日に行われたサッカーのヨーロッパ選手権決勝戦で、イングランドはPK戦の末、イタリアに敗れて優勝を逃した。その結果、PKを外したイングランド代表のマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカ選手に対し、SNSで差別的な投稿が相次いだ。

 そうしたなか、ディディはインスタグラムを更新し、差別被害にあっている3選手と、以前からSNS上で中傷を受けているとされるラヒーム・スターリングを含めた4人の選手の写真を投稿。選手たちにエールを送ったうえで、差別的な投稿を行った人物を糾弾した。

君たちキングのために俺たちは立ち上がる。君らのたゆまない努力は誇り。ずっとサポートし続けるよ。これからも感動を与えて欲しい。愛を込めて。人種差別者どもへ……くたばれ!

 ディディの投稿に多くのセレブも支持を表明した。

 スーパーモデルのナオミ・キャンベルは、ハートの絵文字で反応。デビッド・ベッカムも、「ディディの言う通り。僕らの国そして子供たちをインスパイアし続けてくれる僕らのボーイズを誇りに思う」とコメントした。

 また、英女優のレナ・ヘディは自身のSNSで4選手を称えている。

◆英王子「気分が悪くなった」。英首相「恥を知れ」

 イングランドサッカー協会の会長を務めるウィリアム王子も、今回の人種差別騒動についてSNSで言及し、不快感をあらわにした。

「昨夜の試合後、イングランド代表選手に差別や中傷が向けられたことを知り、気分が悪くなりました。こういった忌まわしき行為に、選手たちが耐え忍ばなければならないなんて、全く容認できません。それは今ただちに止めるべきことであり、これに関わった人々は全員責任を負うべきです」

 また、ジョンソン英首相も記者会見で「人種差別をしている人にはこう言いたい。『恥を知れ』」と断罪した。

 差別的な投稿が相次いだことを受け、ツイッターやFacebookでは多数の投稿を削除、またはアカウントを凍結するなどの対応に追われた。

 さらにロンドン警視庁も“攻撃的かつ人種差別的な投稿”について、捜査に乗り出す方針を発表した。

◆「謝ることしか……」選手の1人が胸の内を明かす

 サッカー界に再び持ち上がった人種差別問題の波紋が広がるなか、PKに失敗して批判にさらされた3選手の1人、ラッシュフォード選手が今月12日(現地時間)に自身のSNSを更新した。

 このなかでラッシュフォード選手は「今の気持ちをどう言い表せばよいかわからない」としつつ、「決勝戦の歴史的な場面だった。僕には謝ることしかできない」と複雑な心境を明かした。

 また「自分のパフォーマンスについての批判はいつでも受け入れる」としながらも、「自分の人となり、そして自分の出身については、決して謝罪するつもりはない」と綴り、人種差別に毅然とした態度で臨む意思を明らかにした。

 貧しい子供たちを支援する社会活動にも積極的なことで知られるラッシュフォード選手。その貢献をたたえ、地元マンチェスターには壁画も制作されたが、その壁画も欧州選手権の決勝戦後に落書きなどで汚された。

 しかし、これを知ったファンは壁画に集結。「あなたは英雄」「ありがとう」などと書かれたカードで壁画の落書きを覆い尽くした。

 ラッシュフォード選手は、感謝のカードで埋め尽くされた壁画の写真をインスタに投稿し、「圧倒されました。感謝します。言葉にならないですね」と想いを綴っている。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>


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