ゲームを彷彿させる衝撃シーンの連続! 『返校』、劇場では見られない特別予告解禁

 2017年に発売された台湾の大ヒットホラーゲームを映画化した『返校 言葉が消えた日』より、ゲームの世界をほうふつとさせる衝撃シーンを多数収めた、劇場では見られないR15+特別予告編が解禁された。

 本作は、40年にも及んだ台湾人が忘れてはならないとされる負の歴史“白色テロ時代”をストーリーに取り入れて大ヒットしたホラーゲームを元に、迫害事件の謎解きと、青春を奪われた若者たちの切ないドラマが交錯する様を描くダークミステリー。第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)で主要12部門にノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門を受賞。2019年度の台湾映画でナンバーワンヒットを記録した。その深いメッセージ性から、昨年1月の台湾総選挙にも影響を及ぼしたと言われている。

 1962年、蒋介石率いる国民党による独裁政権下の台湾では、市民に相互監視と密告が強制されていた。翠華高校に通う女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が、放課後の教室で目を覚ますと、何故か学校には誰もいない。校内をひとりさまようファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで秘かにファンを慕う男子学生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)と出会い、協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。廊下の先に、扉の向こうに悪夢のような光景が次々と待ち受ける中、消えた同級生や先生を探す2人は、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていく―。

 今回解禁された特別予告編は、劇場で流れている通常の予告編とはテイストが異なり、ゲームのアイテムや場面をほうふつとさせる衝撃的シーンが次々と展開する、緊迫感あふれる内容となっている。

 「それはある高校で起こった悲しい事件だったー」という言葉に続き、主人公ファン・レイシンが目を覚ますと、そこは雨音が聞こえるだけの暗闇の教室。彼女はロウソクに火を灯し、稲妻が鳴り響く廊下を歩く。すると秘密の読書会のメンバーである男子学生のウェイ・ジョンティンと出会い、「皆は何処に行ったんだ」と二人で校舎を彷徨う。そんな二人の前に、突如顔のない女性が出現。逃げ惑うファンとウェイ。そして、外では読書会の仲間が、不気味な何者かに襲われているー。

 死体がぶら下がる部屋。麻袋を被った生徒が並び、全員で拍手をしている体育館。背筋が凍るようなシーンが続き、「国に殺される!」と訴える声が響きわたる。絶叫するファン。終盤では、それまでのスリリングな展開から一転、息を潜める二人が何者かに少しずつ追い詰められていく緊張感漂う場面も映し出されている。

 本作の監督ジョン・スーは「ゲームの映画化で最も見たくないものは、原作であるゲームの精神に忠実でないものです。その形やスタイル、さらに物語の構造でさえ変えても良いと思いますが、私を含む世界中の多くのゲーマーが心を動かされた『返校 ‐Detention‐』というゲームの持つ、感情の遍歴というテーマは映画に盛り込まれなければなりません。それが私にとって最も重要なことでした」と作品に込めた想いを語っている。

 映画『返校 言葉が消えた日』は7月30日より全国公開。

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