ドラッグストアから「毛束見本」が消える!? 花王の決断に称賛と不安の声

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 白髪染めなどのホームカラーリング剤を扱うドラッグストアなどの売り場に必ず見られる販促ツール「毛束見本」が今後見られなくなるかもしれない。

 花王が今年10月以降、全てのヘアカラー・マニキュア製品において、消費者がカラー剤の色選びをし易くするために置かれてきた「毛束見本」の提供を終了することがわかった。この「毛束見本」の製造には、多いときで年間約56トンのプラスチックが使用されていたという。昨年10月より同社一部のシリーズで先行的に廃止が行われており、「毛束見本」の代わりにARメイクアプリ「ユーカムメイク」を活用したスマートフォンでの髪色シミュレーションが導入された。デジタル化により仕上がりがイメージしやすいと評価が高かったことから、今後全ての製品に導入される運びとなった。

 環境配慮と顧客満足度の両方を満たす新たなツールへの移り変わりは素晴らしいが、馴染み深いあの「毛束見本」が今後売り場からなくなるという一報に、一部では別れを惜しむ声も聞かれている。

 幼い頃、ヘアカラー売り場の前を通るとき、ツヤコシのある毛束がグラデーションごとに並べられているのを見るとつい触ってしまった…なんて人も多いのではないだろうか。ネット上では《あの毛束を見ながらどれにしようか迷うのが楽しいんだよな》《ツルツルしててつい触りたくなるアレもプラスチック削減のために姿を消してしまうのね》《あの毛束をやたら触らなくなったことに気がついたとき、自分が大人になったなと実感するの“あるある”だろ》と「毛束見本」が無くなることを悲しむ声もあれば、販売促進の観点から《白髪染めを使用することの多い中年・高齢者世代が、売り場でARシミュレーションできるかな?》と、消費者によっては不便になるのではないかという不安の声もあがった。
 
 各企業の環境配慮事業が進み、今後さらに今までの“当たり前”がなくなるかもしれない。
 
(浜野ふみ)
 
※写真はイメージです

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  • 7/14 6:00
  • アサ芸Biz

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