山口真由氏が解説「盛り土の現所有者が責任を問われる可能性十分ある」

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 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は12日、静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害で基準を超える盛り土が11年前からあったことが映像からわかったと伝え、弁護士・山口真由氏は法的責任の観点から「現所有者が責任を問われる可能性は十分にある」と解説した。

 番組が独自で入手したという2010年12月の映像では、盛り土が何段も段差になっている。今回、土石流の現地調査をした地質学者・塩坂邦雄氏はこの映像を見て「1段5メートルの盛り土が9段から10段あり50メートル近くある。土石流直前の地形とほぼ一致する」と話したという。

 静岡県の条例に基づく基準では、盛り土の高さは原則15メートル以内となっているが、土石流が起きる直前には県によると盛り土の高さが約50メートルになっていた。

 この盛り土をめぐっては06年にA社が現場の土地を取得。11年2月にB社のオーナーに土地の所有変更が変わっていた。

 キャスターの羽鳥慎一が「その盛り土をしたA社の関係者の話ですけれども、産業廃棄物もあった。そして、申請以上の盛り土もしていたという認識もあったということですね」と整理した上で、山口氏に見解を求めると、山口氏は「盛り土に関する法的責任を問うのは2つの方法があると思っていて…」と説明。

 「盛り土自体の過失の責任を問う。どうもこれは前の所有者であるA社に責任がありそうだと。ただA社って今、事務所がもぬけの殻になっているという話もありまして。実は盛り土の現所有者であるB社に対して責任を問うっていう可能性もあるんですね。工作物責任といって、過失があった場合に比べて結構ハードルが高いんですが、それでも問われる可能性っていうのは十分ある。被害にあった方から見たら、B社というのが今の窓口になっているというのはあるので、B社にもやっぱり何らかの責任は問われないといけないんじゃないかなという気はしています」と話した。

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  • 7/12 10:04
  • デイリースポーツ

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