富山では1000人超え…死を招く「夏の食中毒」から身を守る5か条

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 梅雨時の7月、気をつけなければならないのが、食中毒による被害だ。

「6月17日、富山市内の小学校・保育施設で、なんと1000人以上の集団食中毒が発生しました。原因は、給食に出された牛乳の中に、製造過程で使われた配管に残っていた、固形物中の細菌が入ったためと見られています」(地方紙記者)

 食中毒の主な原因はウイルスと細菌だが、高温多湿のこの時期は、病原大腸菌やウェルシュ菌など、後者のケースが多い。今は細菌の増殖に適した季節なのだ。

 そこで今回は、死をも招きかねない食中毒の予防策5か条を紹介しよう。

 食事の前に手を洗い、手についた細菌を口に入れないようにするのは当然なので、ここでは説明は省く。まず1つ目は、意外と盲点になりがちな、買い物後、寄り道しないこと。

「この季節、要冷蔵の食品をビニール袋に入れて持ち歩いたら、細菌が大増殖する可能性があります。出歩くのは30分を目安にしてください。私の場合、車で買い物に行く際、必ず保冷剤入りのクーラーボックスを持参しています」

 こうアドバイスするのは、『五本木クリニック』(東京都目黒区)の桑満おさむ院長だ(以下、コメントは桑満院長)。

 2つ目は、家に帰ったら、すぐ保存すること。

「たとえばキャベツやジャガイモなど、使い切れなかった場合に、どうすべきか。保存方法で分からないことは、気軽に担当者に聞くのがいいでしょう。私はよく買い物しますが、スーパーなど、実に丁寧に教えてくれますよ」

 キャベツならば、濡れた新聞紙にくるんでポリ袋に入れ、冷凍保存すると長持ちする。野菜の量が多いならば、カットして冷凍保存するのもオススメだ。

 なお、冷蔵庫は詰め込み過ぎると十分冷えないので、7割以内を目安にしたい。

■肉を切った包丁は?

 3つ目は、肉を切った包丁は必ず洗うこと。肉には細菌がついていることが多く、特に豚・鶏はサルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など、死亡ケースさえある細菌が多いという。

「肉を切った包丁で他の野菜や魚を切ると、そちらも感染してしまう恐れがあります。まな板も同様です」

 調理の際は、野菜→肉の順に切ろう。

 4つ目は、調理の際は十分に加熱すること。厚労省が指導する加熱温度と時間の目安は、75度以上&1分以上。ただし、牡蠣の場合、全漁連は85度以上&1分以上としている。

「この季節では常温で一晩置くと、ウェルシュ菌やセレウス菌が大増殖することも。これらの耐熱性菌は100度でもなかなか死なないので、カレーの作り置きなどは必ず冷蔵庫で保存すべきです。温め直す際は、よくかき混ぜて全体を加熱しましょう」

 5つ目は、危なそうなら思い切って捨てること。

「色や匂いなど、少しでもおかしいと思ったら、思い切って捨てるべきです。また、買ったり調理して時間が立ち過ぎたりしているものも同様です」

 消費期限だけでなく、自身の目や鼻もフル活用してもらいたい。

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  • 7/11 15:00
  • 日刊大衆

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