坂東玉三郎 デジタルリマスターで名作42年ぶり上映「このうえない喜び

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 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(71)が10日、都内で主演映画「夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版」の初日舞台あいさつに、篠田正浩監督(90)と出席した。

 昨年、篠田監督が玉三郎と再会して、リマスターを提案。女形の演技と特撮が融合した1979年公開の名作を、美しい映像と音声で42年ぶりによみがえらせた。

 海外でも高く評価されながら、権利関係の問題でDVD化やテレビ放映がほぼできていなかった作品。それだけに、玉三郎は「こういう形であらためてみなさんに見ていただけるのは、このうえない喜びですし、監督も40年間待っていてくださったのは感謝の気持ちです」と、ほおを緩めた。

 篠田監督は、水辺のシーンの撮影で、玉三郎から柳が風で動くような演出が必要と指摘を受けたことを回想。「僕は監督としてまだまだ下っ端だなと。監督の僕がやらなきゃいけないことをいち早く言ってくれて、僕は慚愧(ざんき)に堪えない思いで」と笑わせつつ「素晴らしいパートナーがいて安心した。この『夜叉ヶ池』は玉三郎なくしてはできなかったと、現場でも思い知らされていました」と絶賛した。

 4K版について問われた篠田監督は「見た時にガッカリしました。自分の中にあった技術が簡単に再現されていて」と、ジョーク混じりに納得の出来栄えを表現。「永久保存して活用していただきたい」と、今後も多くの人に鑑賞されることを願った。

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  • 7/10 16:48
  • デイリースポーツ

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