宮沢氷魚が小松菜奈の恋人役に『ムーンライト・シャドウ』特報&ティザービジュアル解禁

世界30か国以上で翻訳され、原作者の吉本ばななも「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る名作を映画化した『ムーンライト・シャドウ』に、主人公の恋人役として宮沢氷魚が出演することが明らかに。併せて、特報映像とティザービジュアル、場面写真が解禁された。

今回、小松菜奈演じるさつきの恋人・等を務めることが発表された宮沢さんは、モデルとして活動する傍ら2017年に「コウノドリ」で俳優デビュー。以来数々の話題作に出演し、初主演映画『his』ではTAMA映画賞最優秀新進男優賞を始め、複数の新人賞を受賞している。

また本作への出演にあたり宮沢さんは「最初に台本をいただいて読んだ時に、自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました。等の苦悩や悩みもすごく共感できましたが、等に訪れる死というものは忘れて、ひとつひとつのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました」「皆さんが少しでも笑顔になってくれることを願って僕たちもがんばりました。吉本ばななさんの原作のように、日本だけでなく世界から愛される作品になったらいいなと思います」とコメントを寄せている。

この度解禁となった特報映像は、原作者・吉本さんの「今の時代に映画になるべくしてなった作品だと思います」というコメントで幕を開ける。そして原作でも恋人たちのキーアイテムとして登場する鈴の音が静かに聞こえ「鈴の音が耳を離れないんです」と続く小松さん演じるさつきのナレーションに、エドモンド・ヨウ監督の原作への尊敬と愛情が垣間見える。恋人同士の何気ない日常の瞬間を切り取った、笑顔あふれる幸せそうな時間から一転「もっと二人でいたかった」というさつきのナレーションと、名残り惜しそうに離れる2人の手が、先々訪れる切ない別れを予感させている。

また同時に解禁されたティザービジュアルでは、秋らしい背景の中、さつきが「この恋に名前をつけて、そっと胸にしまってある」というセリフと共に前向きで力強い表情を浮かべており、併せて解禁された場面写真では、キッチンで向き合うさつきと等の幸せそうなひとコマや魅力的な表情がおさめられている。

『ムーンライト・シャドウ』は9月、全国にて公開。

(text:cinemacafe.net)

■関連作品:

ムーンライト・シャドウ 2021年秋、全国にて公開予定

©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会

2021/7/9 8:00

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