C・パレス、2部から19歳MFオリーズを獲得…左利きのテクニシャン

 クリスタル・パレスは8日、2部レディングからU-18フランス代表MFマイケル・オリーズを完全移籍で獲得した。

 オリーズはパトリック・ヴィエラ新監督の就任後、最初の補強に。2026年6月30日までの5年契約にサインし、背番号は「7」に決定している。また、地元紙『レディング・クロニクル』によると、クリスタル・パレスは契約解除金800万ユーロ(約10億円)を支払って同選手を獲得したようだ。

 オリーズはナイジェリア人の父親とフランスおよびアルジェリアの血を引く母親の下、2001年12月12日にロンドンで生まれた。イングランドも含めた4カ国のA代表に招集される可能性があるが、アンダー世代ではフランスを選択。攻撃的MFを本職する左利きで、卓越したボールコントロールやしなやかなドリブル、決定機を多数演出するパスセンス、高精度のプレースキックなどを武器としている。

 かつてはマンチェスター・Cやチェルシーの下部組織に在籍していたこともあるが、2015年にレディングのアカデミーに加入し、2019年3月に17歳と3カ月でトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンは2部チャンピオンシップの44試合に出場し、7ゴール12アシストを記録。EFLの年間最優秀若手選手賞やチャンピオンシップのチーム・オブ・ザ・イヤーなどに選出された。

 ヴィエラ監督はクリスタル・パレスの公式サイトを通じて、オリーズについてコメント。「私たちのサッカークラブには、彼をより良い選手にするための設備が整っている。チームをリフレッシュし、新しい顔ぶれを迎え入れ、若い才能をここに連れてくることは重要だと思うし、今回の契約は我々にとって本当に良いものだ」と、同選手の成長と活躍に期待を寄せた。

2021/7/9 0:50

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