宇垣美里が声優に初挑戦、破滅型のキャラに「もう、たまらん!」

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 元TBSのアナウンサーで、現在はラジオ番組や執筆業などを始め、さまざまな分野で精力的に活動している宇垣美里さん(29)。「女子SPA!」でも、毎月映画愛を語ってくれています。そんな宇垣さんが、アニメ映画の吹き替えに初挑戦しました。

 昨年字幕版が公開され、アニメファンの間で高い評価を得て、花澤香菜さん、宮野真守さん、櫻井孝宏さんら実力派のボイスキャストにより日本語吹替版となって新たに全国公開がスタートした中国発のアニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』。宇垣さんは、花の妖精の声をあてています。

「やらなかった後悔はしたくない」「狭き門より入れ」など、挑戦を続ける宇垣さんの常日頃の心がけを伺いました。

◆オファーは「光栄だったのと同時に怖かった」

――アニメ声優初挑戦です。オファーがあったときは?

宇垣美里さん(以下、宇垣)「すごくビックリしました。作品の感想を書いたりしているので、そういうお仕事かなと思っていたら、声優のほうだと。もともと話題になっていることは耳にしていて、とにかくアニメーションがすごくて、キャラクターも可愛い作品だと聞いていました。観たいと思っていたので、光栄だったのと同時に怖かったです

――宇垣さんは物語全般やアニメ作品がお好きです。だから怖さがあったのでしょうか?

宇垣「声優さんって職人のようなお仕事ですし、すごく尊敬しているからこそ、そこに私が入ったことによって、世界観を乱してしまわないだろうかと。これはなかなかのハードルだなと思いました」

◆破滅型のキャラに「もう、たまらん!」

――花の妖精役でしたが、とても自然でしたし可愛らしかったです。

宇垣「ありがとうございます。とにかく手探りでしたが、すごく元気なキャラクターだと思ったので、いつもハッピーで一緒にいるとこちらも楽しくなっちゃうような友達のことを思い出しながら挑みました」

――魅力的なキャラクターが多く登場します。宇垣さんが特に好きなのは?

宇垣「まず、主人公の黒猫の妖精・シャオヘイは、絶対に可愛い! 大好きです。あとは、個人的に(人間のムゲンに捕まったシャオヘイを奪還しようとする妖精の)フーシーみたいなキャラクターが好きです。たぶん女性が好きなキャラクターだと思います。なんていうんだろう。『この先の道が決して明るくないことが分かっていたとしても、一緒に滅びたい』と思えるような(笑)。なんか好きになっちゃいます。

 決して悪い人ではないんだけど、『自分の大切なもののために、分かっていて愚かな道を進んでしまう』みたいな。『もう、たまらん!』って思いますね(笑)」

◆やらなかった後悔はしたくない

――新しいことに挑戦されている宇垣さんですが、TBSから退社して1年半ほどが経ちました。30歳手前での大きな決断でしたね。

宇垣「私は、年齢ではなく、挑戦したいと思ったときが一番いいタイミングだと思っています。だから、もしあのとき決断しなかったとして、『ダサイなぁ』とか、やらなかった後悔をするのはよくないと思うんです。他の方と比べると、早いタイミングだったかもしれません。でも、自分が思った瞬間に飛び出たことは、よく勇気があったなと褒めてあげたい部分だし、自分にとってはいいタイミングだったと思います」

――普段から、ここはブラさないようにしているといった心がけはありますか?

宇垣「今お話した『やらなかった後悔はしたくない』というのがまず1点。それから、悩んだときは、『難しそうだったり、きっと困難であろうという道を選ばなければいけない』と思っています」

◆「大変そうだからやめる」はダメ

――困難な道を、あえて?

宇垣「はい。『狭き門より入れ』みたいな。とにかく『やらない』というのは嫌いなんです。たとえば、絶対やらなきゃいけないわけじゃないんだけど、ここで資格を取っておいたほうが、役立ちそうだなと思えるのなら取る。美術館に行っておいたほうが見識が広がるなと思ったら行くとか。その積み重ねだなと。何かを勉強し始めるのって、しんどいけれど、でもやったほうが、きっといつか良かったなと思えるはず」

――そうした考えは、どなたかの影響ですか?

宇垣「悩んでいるとき、両親や先生に、『だったら、やればいいじゃない』と言ってもらえる関係にあったことが大きいのかな。『大変そうだからやめる、というのはやめなさい』と、色んなポイントで、いろんな人に言ってもらったなと。振り返るとそう思います」

◆興味のあることは、全部やっていきたい

――これから、30代、それ以降と進んでいくわけですが、何かビジョンはありますか?

宇垣「具体的なものがあるわけではありませんが、今回、アニメ声優に挑戦できたこともそうですけど、改めて、もっと新しい事に挑戦していきたいと思っています。色んなことに挑戦して、色んな所に行って。今の状況が落ち着いたら、海外にも行きたいです。まだまだ見識を広めていく時間だと思っていますし、ひとつに決めたくない。興味のあることは、全部やっていきたいですね

――最後に読者にメッセージをお願いします。

宇垣「『羅小黒戦記』は、どこか懐かしく、身近に感じられるアニメーションであり、内容になっています。日本語版の声優さんたちもすごく豪華なので、絶対に楽しんでいただけると思います。その中に、ちょっと私もいますので、『あ、いるな』と、温かい目で観ていただけると嬉しいです(笑)」

(C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

<文・写真/望月ふみ>

【望月ふみ】
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi

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