関水渚 女優デビュー2年-仲村トオルら先輩に学び見つけた“役者道”

拡大画像を見る

 女優・関水渚(23)が先輩の“役者道”を吸収しながら歩みを進めている。女優デビューから2年余り。7日からは初の主演ドラマとなるテレビ東京系「八月は夜のバッティングセンターで。」(水曜、深夜1・10)がスタートし、バッティングセンターでアルバイトをする女子高生役に挑戦する。デビュー以降コンスタントに映画、ドラマに出演する23歳が描く成長曲線の源は、今作でW主演を務める俳優・仲村トオル(55)ら先輩からの学びにあった。

  ◇  ◇

 しっかりと地に足を着けて、女優としての歩みを進めている。連ドラ出演5作目にして初の主演。関水は「すごい幸せだなって思うし、でもやっぱり責任が今までよりちょっと大きい分、結構ドキドキです」と放送を待つ心境を明かした。

 バッティングセンターを舞台に、スイングを見ただけでその人の悩みがわかる謎の元プロ野球選手・伊藤(仲村)が「野球論=人生論」を駆使して悩める女性たちを解決に導いていくストーリー。元レッドソックスの岡島秀樹氏ら、毎回登場するレジェンド選手の演技も注目ポイントだ。

 憎まれ口をたたきながらも、伊藤やレジェンド選手の言葉に心を動かされる女子高生・夏葉舞役を演じる関水は高校時代、実際に野球部のマネジャーを務めていた。それだけに「女子なので野球に携わることはないかなと思っていた。とてもうれしい」と喜んだ。

 舞は、高校時代の自分に似ているという。「すごい不器用。人に気持ちを伝えるやり方がわからないし、そう見られなかったりして損をしたこともあった。自分は器用な人間ではないなというのは思っています」と共通点を挙げる。

 1000人のオーディションを勝ち抜き、2019年に映画「町田くんの世界」で主演して女優デビュー。ブルーリボン賞など、数々の新人賞に輝いた。昨年はそれぞれ2本の連ドラと映画に出演し、今年も1月期にテレビ東京系「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」で、ヒロインの刑事役で香取慎吾(44)らと共演。そして今作と、途切れることのない活躍が続く。

 「不器用」だった自分が少しずつ解きほぐれていったのは、共演した先輩たちの存在だ。「本当に色んな方と一緒にお芝居させていただいて、その方たちのおかげというのがすごく大きい」と振り返る。

 今作では、仲村の姿勢に多くを学んだ。長ゼリフを間違えることなく、テストから本番まで何度でも寸分たがわぬ演技ができる。大ベテランとなっても、撮影前にはストレッチをして準備を怠らず、撮影中は自分の出番でなくても椅子に座らない。

 「役者の先輩としての姿を、背中で見せてくださった。いくつになってもちゃんと入念に準備をして、現場で100%発揮されている姿は本当にかっこ良かった。毎日楽しかったし、安心感みたいなものもあった。やっぱり一人で主演なんじゃなくて、仲村さんと一緒だったから乗り越えられた」と尊敬の念は尽きない。

 昨年公開の映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」で共演した長澤まさみ(34)の言葉も心に残っている。「すごく優しくしてもらって『渚ちゃんはそのままでいいんだよ』、『そのままの渚ちゃんでいいって言ってくれる人は絶対いるはずだし、そのまま頑張ってね。すてきな女性になってね』って。他にもいっぱい言葉をかけていただいて、前向きにしてもらいました」。先輩の愛情あふれる励ましを糧に変えてきた。

 変化と成長は、自身も感じている。変わったのは「本気で心から楽しいって思いながらお芝居していること」。以前はセリフ覚えや演技への心配ばかりが先に立っていたが、さまざまな作品で先輩たちの助言をもらっていく中、今年に入った頃に変化が芽生えた。「私自身がそんなに必死に鼻息荒くやっても、見ている人は楽しくないよなと思って。私が本当に楽しいと思いながらやってることがやっぱり伝わると思うし、とにかく『お仕事を楽しみながらやる』ってことですかね」と、モットーを口にする。

 目指すべき女優像も変わってきた。「今までは具体的に答えたりしてたんですけど、もちろん憧れている人はいるけど、違う人物なので。長澤まさみさんになることはできない」と苦笑すると「自分の中での、自分の最大限までいけたらいいなと思っています。自分の魅力を最大限に発揮できる女優さんになりたい」と、落ち着いて目標を口にした。

 人も自分も深く見つめる23歳。成長の軌跡はまだまだ上昇カーブを描いていきそうだ。

 ◆関水渚(せきみず・なぎさ)1998年6月5日生まれ、神奈川県出身。2015年、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のファイナリストに選出。17年、「アクエリアス」のCMでデビュー。19年、細田佳央太とのW主演映画「町田くんの世界」で女優デビュー。主な出演作に映画「カイジ ファイナルゲーム」、ドラマ「4分間のマリーゴールド」、「知らなくていいコト」、「キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木」など。身長159センチ。

関連リンク

  • 7/6 10:00
  • デイリースポーツ

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます