大谷翔平「オールスター二刀流選出」「日本人最多タイHR」に「笑うNHK」と「泣くアベマ」明暗

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 7月5日(日本時間)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(26)が、またしても快挙を達成した。

 本拠地でのオーリンズ戦に2番・DHで出場し、3回裏にセンターに31号のホームランを叩き込み、ニューヨーク・ヤンキースなどに所属した松井秀喜(47)に並び、日本人メジャーシーズン最多本塁打タイを記録。

「低めの球をすくい上げ、飛距離は約140メートルという特大弾になりました。7戦7発、直近の安打はすべてホームランと、両リーグの本塁打ランキングを独走。完全にゾーンに入っている感じですね」(スポーツ紙記者)

 それを上回る歴史的な快挙となったのが、大谷が史上初めて打者、投手の2部門でメジャーのオールスター選出が決まったことだ。

「投手部門の選手間投票で5位となり、日本時間の7月14日に行われるオールスターへの出場が決まったんです。ファン投票ですでに選出されていた指名打者(DH)部門と合わせて、2部門での選出となりますが、これは過去例がなく、メジャーの歴史に改めて大谷の名前が残されることになりました。オールスターの舞台で、二刀流が実現する可能性も高まるばかりです」(前同)

■大谷フィーバーの1か月を受けて…

 6月の大谷は、25試合に出場し、打率・309(81打数25安打)、リーグ最多の13本塁打をマークし、長打率・889とOPS(長打率+出塁率)1・312は両リーグベスト。ア・リーグの野手部門で、6月の“月間MVP”にも選出され、まさに“大谷フィーバー”と言える1カ月となった。

7月のオールスターゲーム出場に向け、ファンの期待も最高潮に達しているが、NHKは、大谷が出場する14日(日本時間=以下同)のMLBオールスターゲームを、BS1で生中継すると発表。

 加えて、大谷が日本人選手として初めて出場するオールスターゲーム前日13日の「ホームランダービー」を、7月13日に総合テレビで生中継することも決定した。

 前夜祭的な位置づけの「ホームランダービー」が総合テレビで生中継されるのは、前例がなく、それだけ大谷への日本メディアの注目も、今後ますます高まっていく事が予想される。

 大谷の二刀流が実現する可能性が高いオールスターの放送、そしてホームランダービーの中継を決めたのはNHKの英断だが、そのNHKに対して複雑な感情を抱いている局があるという。

■大谷の投手先発試合で最高のスタートのはずが…

「インターネットテレビ局の『AbemaTV』(以下アベマ)です。実は、アベマは2021年7月1日から『スポーツチャンネル』でメジャーリーグ公式試合の完全生中継を始めていたんです。日本人選手の活躍するチームの試合を中心に、レギュラーシーズン166試合の放送が組まれる予定で、その記念すべき第1回放送となったのが、大谷が先発投手として敵地ヤンキース・スタジアムのマウンドに立った、7月1日のロサンゼルス・エンゼルス対ニューヨーク・ヤンキース戦でした」(ウェブライター)

 これまでもアベマはスポーツ中継に力を入れており、日本プロ野球の祭典『マイナビオールスターゲーム』や、清宮幸太郎選手の活躍が記憶に新しい『U-18野球ワールドカップ』など、数々の野球試合の中継を行ってきた。

 今回のメジャーリーグ公式試合の完全生中継も、日本人選手の活躍によって生まれた、新たなメジャーリーグ・ファン層を取り込むための大型企画だと思われる。そう考えると、7月1日の試合は、6月に入って大活躍を続けていた大谷が“リアル二刀流”として出場する最高のカード。華々しいスタートとして完璧だったのだが……。

「しかし結果は、大谷がまさかの初回7失点大炎上で無念の降板。大谷の活躍を見ようとアベマを見ていた大勢のファンは、あっという間に放送から離れてしまったでしょうね……」(情報誌記者)

■次の投手先発試合もNHKとまるかぶり

 1兆円超の巨大市場を誇るMLB。それを支えるのは、各球団の収益のなかで大きな割合を占めている放映権料だと言われている。ネット配信権を含んだ、全米のテレビ放映権料は、ここ10年ほどで数千億円単位の高騰を見せており、今回のアベマの完全生中継の放送権料も、決して安い買い物ではなかったはずだ。

 そして、NHKは、MLBオールスターゲームに先立ち、7月7日(日本時間)に本拠地アナハイムで行われるレギュラーシーズンの、ロサンゼルス・エンゼルス対ボストン・レッドソックス戦を、今年初めて総合テレビで生中継することを発表。

「これが、NHKの発表後に監督が確定したんですが、大谷の投手先発試合となりました。NHKとしては今年初の総合での生中継が、大谷のリアル二刀流の先発試合。これでホームランダービー、オールスターと続いていくわけですから、最高の流れでしょうね。

 いっぽうでアベマにしてみれば、7月1日の放送開始日の投手・大谷の先発は最高のスタートとなるはずが、まさかの大乱調で出鼻をくじかれてしまった。さらに、7日の試合もNHK総合での中継となれば、数多くの視聴者を持っていかれてしまうのは間違いない。まさに「泣きっ面に蜂」かもしれませんね」(前出のウェブライター)

 テレビ局も含め、大谷の活躍に一喜一憂する日本列島。打ちまくり、投げまくって、新たな歴史をつくってほしい。

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  • 7/5 11:00
  • 日刊大衆

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