名古屋がGS突破! 今大会初失点もジョホール撃破…5連勝で首位決定

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループG第5節が4日に行われ、名古屋グランパスとジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)が対戦した。

 先に行われた第5節で2位の浦項スティーラース(韓国)がラチャブリ(タイ)とスコアレスドローに終わったため、名古屋は勝てば首位および決勝トーナメント進出が確定する状況で試合を迎えた。

 開始早々の2分、名古屋はスルーパスに抜け出したマテウスが倒されてPKを獲得。マテウス自らキッカーを務めると、相手GKの逆を突いてゴール右下隅に突き刺し、名古屋が幸先よく先制する。

 試合を支配する名古屋は25分、相手GKのビルドアップのミスを奪ったところからショートカウンターを展開。最後はペナルティエリア左から相馬勇紀が左足で狙ったが、これはサイドネットに飛ぶ。すると28分、名古屋が追加点を獲得する。ペナルティエリア手前の右に流れたボールを回収した阿部浩之は、切り返しで相手をかわすと、エリアの外から左足を振り抜く。シュートは綺麗な弧を描いてゴール左上に吸い込まれた。

 ジョホールは42分に1点を返す。コービンオングがペナルティエリアの外から左足で強烈なミドルシュートを放つと、相手GKランゲラックにセーブされたものの、こぼれ球をラマダン・サイフッラーが押し込んだ。名古屋は今大会初失点となった。

 1点のリードで折り返した名古屋は、後半開始早々に決定機。左サイドを突破した相馬がグラウンダーで折り返すと、ボールは相手に当たってマテウスの下に。マテウスは右足で押し込もうとしたが、相手DFのブロックに阻まれた。

 ジョホールは62分に名古屋のゴールを脅かす。縦パスに抜け出したアヒアル・アブドゥルラシドのスルーパスに抜け出したハズワン・バクリは、ペナルティエリア左で左足一閃。強烈なシュートはクロスバーに直撃し、惜しくも得点には至らない。

 後半ペースダウンした名古屋だが、押し込むジョホールの反撃を耐えて逃げ切りに成功。5連勝の名古屋は首位が確定し、決勝トーナメント進出を決めた。最終節は7日に行われ、名古屋は浦項と、ジョホールはラチャブリと対戦する。

【スコア】

名古屋グランパス 2-1 ジョホール・ダルル・タクジム

【得点者】

1-0 4分 マテウス(名古屋)

2-0 28分 阿部浩之(名古屋)

2-1 42分 ラマダン・サイフッラー(ジョホール)

2021/7/5 0:51

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