激安スーパー「ラ・ムー」の198円弁当は本当に得?「スーパー玉出」と比較した

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◆岡山の雄か、それとも大阪の王か

 岡山に本社を構え、西日本を中心に展開している「ラ・ムー」という激安スーパーをご存知だろうか? 先月20日に放送された『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で「芸能人自慢の地元ローカルスーパー」として紹介された際に驚異的な安さで反響を呼び、放送直後Twitterのトレンド入りもはたした。

 中でも注目されたのは198円の弁当で、惣菜の一部を本社の工場で大量製造するなど徹底したコストカットを行うことで激安で販売できる理由が紹介された。まさに激安スーパー界の雄である。

 激安スーパーは全国にさまざまあるが、筆者が暮らしている関西も負けてはいない。「1円セール」でお馴染みの大阪が誇る激安スーパー王の「玉出」の存在なくして、激安スーパーは語れまい。「玉出」と「ラ・ムー」の激安弁当……はたしてどちらがお得なのか? 価格と中身を比較してみた。

◆123円高い玉出のからあげ弁当は彩りが豊富

 今回、比較する弁当はラ・ムーと玉出で購入した、からあげ弁当、焼きサバ弁当、ハンバーグ弁当の3種類。価格はラ・ムーが198円(税込み)、玉出は税込321円(税込)。両方とも最安価格の弁当を購入したが、玉出の弁当はラ・ムーの弁当より100円以上高い価格設定になっている。

 まずは、定番のからあげ弁当。ラ・ムーの唐揚げ弁当の内容はご飯、唐揚げ5つ、パスタ、たくあん。野菜はからあげの下に敷いているレタスのみなので少し物足りなく感じる。しかし、からあげは大ぶりなので、からあげ好きな人にとってはかなりお得に感じるのではないだろうか。

 続いて玉出のからあげは、ラ・ムーに比べると少し小ぶり。しかし、惣菜が多く彩り豊富。内容はからあげ6つ、オムレツ、ウインナー、漬物、さらにプチトマトに梅干し、マヨネーズとソースつき。栄養バランスもバッチリで、さすがラ・ムーよりも高いだけある。

 早速、からあげを食べ比べる。ラ・ムーのからあげは醤油ベースで味付けは濃いめ。しっかりと味が染み込んでいるので塩コショウなどをかけなくても充分に旨い。一方、玉出のからあげはラ・ムーに比べると味付けは少し薄く感じる。肉のボリュームや味付けはラ・ムーのほうが個人的には好みだった。

◆ラ・ムーの焼きサバ弁当はボリューム重視。玉出の塩サバ弁当は味で勝負!?

 続いてはラ・ムーの『焼きサバ弁当』。同じ198円でも、唐揚げ弁当に比べると惣菜が多く入っている。焼きサバ、煮物、コロッケ半分、唐揚げ、シュウマイ、たくあん……となかなかだ。ただし野菜が少ないので、ボリュームを重視する若者向けの弁当といった感じだ。

 一方、玉出の『塩サバ弁当』はラ・ムーに比べると鯖が一回り大きいのが分かる。惣菜も豊富に入っていて鯖の他に煮物、焼きそば、ミートボール、卵焼き、かまぼこ、きゅうりの酢の物、漬物とまるで御膳のよう。惣菜の種類を考えると、他の弁当と比べても1番お得に感じた。

 食べ比べてみると、ラ・ムーの鯖は薄味で脂も少なくあっさりとしている。その分、からあげやコロッケなどの揚げ物が入っているので、ボリュームは重く感じる。一方、玉出の鯖は塩が効いており、脂がのっていてかなり旨い。煮物や酢の物とのバランスもよく、最後まで飽きることなく食べることができた。

◆ハンバーグ弁当は甲乙付けがたし……

 最後はハンバーグ弁当。まずはラ・ムーの『てりたまハンバーグ弁当』。ご飯とともにハンバーグ、パスタ、目玉焼き、マカロニサラダ、たくあん。ハンバーグにソースはなくマヨネーズがかけられている。他の弁当と比べるとコッテリとした印象だ。

 続いて玉出だが、こちらは弁当ではなく『ハンバーグプレート』。ご飯とともに入っているのはハンバーグ、オムレツ、パスタ、からあげ、ウインナー、ブロッコリー。ハンバーグにはデミグラスソースがかけられている。オムレツの中にはひき肉も入っておりボリューム満点。お子様が喜びそうなラインナップだ。

 食べ比べてみると、ラ・ムーのハンバーグは脂身が少なくあっさりとした肉質。最初、重そうと思ったマヨネーズだが意外と合っている。また、ハンバーグ自体に塩味がついているので何もつけなくてもおいしい。一方、玉出のハンバーグは懐かさを感じるレトルトハンバーグに近い味だった。好きな人にとってはたまらない味なのではないだろうか。

 大阪が誇る激安スーパー『玉出』と岡山発の『ラ・ムー』の激安弁当を比較してみた結果、ラ・ムーの弁当は安さとボリュームを求める人におすすめ、玉出の弁当は安くても惣菜の多さや栄養バランスを求める人におすすめだと感じた。なお、個人的に優勝だったのは玉出の『塩サバ弁当』。惣菜のバランスがよく、健康診断で引っかかった筆者でもカロリーを気にせず食べられたのがよかったです。

文/カワノアユミ

【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは @ayumikawano

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