さんまとマツコ「春スタート新番組」『サザエさん』にボコボコの「迷走焦り」!

 明石家さんま(66)とマツコ・デラックス(48)という超大物MC2人の冠番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)が4月18日にスタートしてから、2か月半あまりが経過した。

 しかし、視聴率は振るわず、6月20日の世帯視聴率は4.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、6月27日も4.3%にとどまった。

 同時間帯の嵐の相葉雅紀(38)MCの『相葉マナブ』(テレビ朝日系)が約10%、『サザエさん』(フジテレビ系)が約9%、『真相報道 バンキシャ!』が14%程度のため、『相葉マナブ』と『サザエさん』の約半分、『バンキシャ!』の3分の1ほどということになる。

「今話題のコア視聴率は良い、というわけでもありません。さんまさんとマツコさんという、現在の芸能界のトップMC2人の番組でのこの数字には、TBSとしてもかなり焦りを感じているでしょうね。ただ、『週刊さんまとマツコ』はほとんど“ノープラン”でスタートしたような番組なんです」(放送作家)

■「さんまとマツコだから大丈夫」と楽観的にスタートし……

 マツコは2020年9月、番組開始から11年にわたって出演し続けてきたさんまの『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を降板。しかし、さんまもマツコも2人で番組をやりたいという意向があり、『週刊さんまとマツコ』のスタートにつながったという報道もある。

「『週刊さんまとマツコ』は、“こういうコンセプトでやりたい!”という感じではなく、とにかく2人でやろう、というところから始まったそうです。TBSにしてみれば、さんまさんとマツコさんが出てくれるなら、どんな内容でも大歓迎だったでしょう。

 そのせいか、“2人だったらどんな内容でも大丈夫でしょう”と、楽観的な感じで番組はスタートしてしまったそう。2人ありきで始まったので、企画もコンセプトも特に感じられない、という視聴者も少なくないのではないでしょうか」(前出の放送作家)

 6月27日の放送では、TBSの国山ハセンアナウンサー(30)と渡部峻アナ(25)がさんまとマツコに悩みを相談したり、マツコが友近(47)の舞台に出演したことについて、2人でトークを展開した。

 また、5月16日の放送では「誰かのベスト弁当を作ろう」というテーマで、さんまとマツコが弁当作りに挑戦。同企画は2週に分けての放送となり、16日の放送では食材の買い出しまでで終了してしまった。

■さんま「マツコに任せる」に当のマツコ大焦り!?

 前出の放送作家が続ける。

「日曜の18時30分に“家族で見たい”と思うような内容ではなく、どちらかと言うと、22時のプライム帯や23時からの深夜枠にやっているほうがしっくりくるような番組と言えそうです。また、6月27日の放送などもそうですが、30分番組、CMを除くと実質20分少しの番組で、メイン企画2つというのは、詰め込みすぎのようにも感じます。

 そうしたこともあり、現状、『サザエさん』や『相葉マナブ』に後塵を拝しているのかもしれません。まだ始まったばかりで、ここから数字を上げていかないといけないんですが、さんまさんは“マツコに任せる”、“マツコがやりたい内容をやるのがいいのでは”というスタンスだと聞こえてきています。

 これが、マツコさんにとっては結構プレッシャーになってしまっているいるようで……。さんまさんが“マツコとやりたい”と言ってくれて、番組が始まったにもかかわらず、数字が極めて悪いわけですからね。マツコさんは責任を感じていて、“なんとか良い企画を出して”とスタッフに発破をかけているみたいですよ」

■絶対に終わらせられないワケ

 さんま&マツコという現在のテレビ界のトップ2人から「やりたい」と言われ、ゴーを出したとされるTBSも超低空飛行には頭が痛いところだろう。

「まだ始まったばかりですが、これが続くと、CMスポンサーサイドからの突き上げもあるのではないでしょうか。ただ、どれだけ不調が続いても、局の方から“もう辞めましょう”とは絶対に言えないでしょうね。

 さんまさんは、『さんまのSUPERからくりTV』という大人気番組を長年やってくれていたとんでもない功労者ですし、マツコさんは今やTBSの看板バラエティ番組のひとつ『マツコの知らない世界』をやっています。簡単に終わらせるわけにはいかない。TBSが総力を上げて、番組に視聴者が定着していくような看板企画、鉄板ネタを作って、数字を徐々に上げていくしかないのではないでしょうか」(前同)

 二大巨頭が揃った『週刊さんまとマツコ』が、『サザエさん』を倒す日は来るか!?

2021/7/4 8:05

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