彼が“攻撃的”なのはどうして?

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 いつもは優しいけど、ふとした瞬間に高圧的になる男性がいますよね。例えば……。

 急に険しい表情になって口数が少なくなる/逆に急に口数が多くなって声が大きくなり、話すスピードが早くなる/言葉づかいが乱暴になり、普段は使わない「お前」などの言葉を使うようになる/次のデートの約束の日をほぼ命令口調で決めさせようとする/イライラした様子で貧乏ゆすりを始める

 これらの言動をする男性や、これらに類するいわゆるモラハラ的な言動をとる男性には、次のような理由があると考えられます。

■かつて同じようなことをしたときに女性が素直に言うことを聞いてくれた

 人間の行動は【学習】によって身につけられます。過去の人間関係において攻撃的になったとき、「相手が言うことを聞いてくれた」「自分に得なことをしてくれた」という体験を持つ人は、その体験と同様のことを繰り返しやすいと考えられます。

■自分の身の回りに同様の男性がいて、それを無意識に真似しようとしている

 彼の周囲に、同じように攻撃的な人がいた(いる)可能性が高いです。人間は、他人のマネをする【観察学習】(社会的学習とも呼ばれる)という習性があります。同じような人を見た体験があると、その行動をとりやすくなります。

■両親から厳しく育てられ、自分を認められたことが少ない

 子供の頃に両親から厳しく育てられている人には、攻撃的な人が多いようです。子どもの頃に自分自身が叩かれたり罵られたりなどの嫌な思いをした人は、そんな嫌な思いを二度としたくないと思う一方で、無意識のうちに誰かに同じことをしてしまいがちなのです。

■自分に自信がないゆえに承認欲求が強い

 自分に自信がなく、恋愛相手からも好かれている・愛されているという実感がない人の場合、その自分を許せなくなります。そして、なんとか自分を認めて欲しいと思ったり、愛してもらって穏やかで落ち着いた気持ちになりたかったりします。よって【承認欲求】が強くなり、攻撃的になってしまうのです。

 以上のような理由で、人は攻撃的になります。攻撃的な人の心理は複雑ですが、ひとついえるのは、とても不器用でコミュニケーションが苦手な人が攻撃的になりがちということです。そういう男性が穏やかな気持ちになるには、まずは本人が自分の特徴について自覚することが大事なのですが、実はこれがなかなか難しいのです。周囲から「あなたは攻撃的」と言われたりしたらますますそうなるだけですから、指摘するのも難しいです。

 周囲がとれる行動としては、まずは本人を褒めたり優しくしたりして、穏やかな気持ちになってもらうこと。そして、よいコミュニケーションがとれる状態のときに「実はこのあいだ怒られてとても嫌だったのよ」などと、少しずつ話していくことです。話しながらも、彼が自信を持つように、彼の言動をときどき褒めてあげてください。自信を持てたら、必要以上に周囲を攻撃することが少なくなりますから。

 人ってみんな寂しさを抱えて生きていますよね。攻撃的な人は、人一倍寂しい気持ちを抱えています。そこを上手に癒やしてあげてください。そうすれば彼の長所が際立ってきて、温厚で優しい彼になってくれるかもしれませんよ。

(恋愛カウンセラー・安藤房子)

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