公開が待ちきれない!映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』について知っておきたいこと

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エメラルド・フェネル監督がアカデミー脚本賞を受賞した映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』。日本公開日は2021年7月16日です。先行公開も決定した話題作を鑑賞する前に知っておきたいことをまとめました。

高まる期待値!先行公開決定

『プロミシング・ヤング・ウーマン』の日本公開日は2021年7月16日(金)ですが、東京のTOHOシネマズ日比谷と、大阪のTOHOシネマズ梅田で、7月9日(金)から先行公開されることが決定しています。

今年4月に開催された第93回アカデミー賞では、5部門にノミネートされ、脚本賞に輝いた話題作だけに高まる期待は当然のことではありますね。個人的にも、「ようやく公開されるのか」という待ちくたびれた思いです。本作が公開されれば、本年度のアカデミー賞の作品賞にノミネートされた8作品のうち、いまだに日本で鑑賞できない作品は『Judas and the Black Messiah(原題)』のみとなります。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』あらすじ

30歳を目前にしたキャシー(キャリー・マリガン)は、ある事件によって医大を中退し、今やカフェの店員として平凡な毎日を送っている。その一方、夜ごとバーで泥酔したフリをして、お持ち帰りオトコたちに裁きを下していた。ある日、大学時代のクラスメートで現在は小児科医となったライアン(ボー・バーナム)がカフェを訪れる。この偶然の再会こそが、キャシーに恋ごころを目覚めさせ、同時に地獄のような悪夢へと連れ戻すことになる……。

出典元:https://pyw-movie.com/

アカデミー脚本賞受賞 エメラルド・フェネル監督作

第93回アカデミー賞で『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、脚本賞でオスカーを獲得しました。脚本と監督を務めたイギリス出身の女性監督エメラルド・フェネルは、長編デビュー作でアカデミー賞の監督賞にノミネートされた初の人物でもあります。

彼女は、脚本、監督、プロデューサー業をこなし、さらに女優としても活動している多彩なクリエイターです。この映画の企画を女優マーゴット・ロビーの制作会社に持ち込み映画化を実現しました。

LOS ANGELES, CALIFORNIA - APRIL 25: Emerald Fennell, winner of Best Original Screenplay for "Promising Young Woman," poses in the press room at the Oscars on Sunday, April 25, 2021, at Union Station in Los Angeles. (Photo by Chris Pizzello-Pool/Getty Images)

海外ドラマのエポックメイキング作『キリング・イヴ/Killing Eve』を担当

エメラルド・フェネル監督は、海外ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン2のショーランナーで、全8話の脚本を書き上げています。『キリング・イヴ/Killing Eve』は、イギリスを代表する女性クリエイター、フィービー・ウォーラー=ブリッジが企画した二人の女性を主人公にしたドラマです。彼女からシーズン2へのバトンを渡されたのが、フェネル監督でした。

HOLLYWOOD, CALIFORNIA - APRIL 01: Emerald Fennell attends the premiere of BBC America and AMC's 'Killing Eve' at ArcLight Hollywood on April 01, 2019 in Hollywood, California. (Photo by Emma McIntyre/Getty Images)

ドラマ内では、美しい女性暗殺者が男性たちを次々と殺害していくのですが、暗く深刻なタッチではなく、コミカルな印象を与えるのが特徴的なのです。さらに、女性クリエイターが作った女性の主人公が、今までのステレオタイプの犯罪捜査ドラマとはひと味ちがう「新しい風」を呼び込んでいるのを体感できる作品になっています。

女性クリエイターが、自分の作りたいものを自由に制作していける時代がこれからやってくるとしたら、エメラルド・フェネル監督は、間違いなく時代の転換期に現れた前途有望な女性クリエイターのひとりです。
 

『キリング・イヴ/Killing Eve』出演者とエメラルド・フェネル(後列右)

PASADENA, CA - FEBRUARY 09: (Back row L-R) Sally Woodward Gentle, Emerald Fennell, (front row L-R) Sandra Oh, Fiona Shaw, and Jodie Comer of AMC's "Killing Eve" pose for a portrait during the 2019 Winter TCA at The Langham Huntington, Pasadena on February 9, 2019 in Pasadena, California. (Photo by Corey Nickols/Getty Images)

海外ドラマつながりの出演者

フェネル監督は、英国のエリザベス女王の人生を描いたNetflixオリジナルドラマ『ザ・クラウン』に女優として出演しています。しかも、チャールズ皇太子の現在の妻、カミラ・パーカー・ボウルズというなかなか難しい立場の役柄。

監督自身がドラマ界との縁が深いからか、『プロミシング・ヤング・ウーマン』には、ドラマで活躍している俳優が多数出演しています。マディソン役のアリソン・ブリー『GLOW』、ジェリー役のアダム・ブロディ『The O.C.』、
ゲイル役のラヴァーン・コックス『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』、ディーン・ウォーカー役のコニー・ブリットン『911』など、海外ドラマファンにとっては嬉しい配役です。

ボー・バーナムが俳優として参加

キャシーの働くコーヒー・ショップにやってきた大学の同級生ライアン役のボー・バーナム。優しい雰囲気を持った好感度の高い人物ですが、彼は映画監督でもあるのです。脚本&監督を務めた『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』(2018)は、日本でも公開されました。ボーは、もともとユーチューバーとして活動していて、コメディアルバムも出しています。今回の映画では、キーマンとなる役柄です。

PARK CITY, UTAH - JANUARY 25: Bo Burnham of 'Promising Young Woman' attends the IMDb Studio at Acura Festival Village on location at the 2020 Sundance Film Festival – Day 2 on January 25, 2020 in Park City, Utah. (Photo by Rich Polk/Getty Images for IMDb)

キャリー・マリガンは、アカデミー賞に2度ノミネートされた実力派

主人公のキャシーを演じるキャリー・マリガンは、1985年、イギリス、ロンドン生まれ。エメラルド・フェネル監督と同い年です。2004年にロイヤルコートシアターの舞台に出演し、女優としてデビューしています。翌年の2005年に『プライドと偏見』で映画デビューしました。『17歳の肖像』(2009)と、今回の『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)で2度アカデミー主演女優賞にノミネートされています。

THE TONIGHT SHOW STARRING JIMMY FALLON -- Episode 1437 -- Pictured: Actress Carey Mulligan during an interview on Thursday, April 8, 2021 -- (Photo By: Andrew Lipovsky/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)

2021年7月16日(金)公開

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

監督・脚本:エメラルド・フェネル
出演者:キャリー・マリガン、ボー・バーナム、ラヴァーン・コックス、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウン、ジェニファー・クーリッジ、クリストファー・ミンツ=プラッセモリー・シャノン

PARK CITY, UTAH - JANUARY 25: Emerald Fennell, Carey Mulligan and Bo Burnham of "Promising Young Women" stop by WarnerMedia Lodge: Elevating Storytelling with AT&T during Sundance Film Festival 2020 on January 25, 2020 in Park City, Utah. (Photo by Vivien Killilea/Getty Images for WarnerMedia and AT&T )

プロミシング・ヤング・ウーマン

プロミシング・ヤング・ウーマン

2020年/イギリス=アメリカ/113分

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