タレント兼エンジニア・池澤あやか、フリーランスになって一番大変だったことは“お金の流れ”?

AKB48の向井地美音がパーソナリティをつとめ、公認会計士の澤昭人から身近にある経済の仕組みをわかりやすく学んでいくTOKYO FMの番組「ジュグラーの波~澤と美音のまるっと経済学~」。6月17日(木)、24日(木)放送の「美音のまるっとエコノミー supported by PE-BANK」のコーナーでは、タレント兼ソフトウェアエンジニアの池澤あやかさんをリモートゲストに迎え、これまでの経歴や現在の仕事について伺いました。

向井地美音、池澤あやかさん(PC画面内)

◆ソフトウェアエンジニアになったきっかけ

向井地:池澤さんは、2006年に「第6回東宝シンデレラ」審査員特別賞を受賞。その後、映画「ラフ」「あしたの私のつくり方」「デトロイト・メタル・シティ」などに出演し、女優としても活躍されていたそうですね。

池澤:いまはタレントとして活動しています。中学2年生の頃に、女優に憧れてオーディションに応募して、女優として活動を始めたのですが、あまり向いていなくて……。女優は大学在学中に廃業しました(笑)。

向井地:プログラミングを始めようと思ったきっかけは?

池澤:もともとは映像の勉強をしようと大学に入って(映像の)授業を受けていたのですが、あまり向いていなくて。大学では研究活動をしなければいけなかったので、いろんな研究室をのぞいていたら、面白い機械を作っている研究室があって。面白い機械を作るためにはプログラミングが必須だったんです。

向井地:なるほど。

池澤:そこからプログラミングを始めるようになって、大学で情報系の学問を学んでエンジニアになりました。

向井地:池澤さんは、もともとパソコンに興味があったんですか?

池澤:普通ぐらいかな(笑)。大学で専攻するまでは、すごく興味があったわけではなかったですけど、Webサイトを作るのが好きで。女子高生時代にミニブログがすごく流行ったので、HTMLやCSSでカスタマイズしていました。その流れでPCサイトも作りたくなって、そこから本格的に入っていった感じですね。

向井地:すごい! 池澤さんは、2014年に慶應義塾大学を卒業されて、タレント活動を続けるために、フリーランスでプログラマーとしても働いているんですよね。兼任は事務所的にオーケーですか?

池澤:そうですね。東宝芸能に所属しているのですが、所属タレントのなかには自分のブランドを持ったり、スタイリストとして活動したり、アルバイトをしたりする人もたくさんいるので、その一環として認めてもらっているような感じです。

向井地:なるほど。スキル的には、プログラマーとしてどのようなことができるんですか?

池澤:いま、仕事ではサービス開発をしていて、コワーキングスペースの予約システムを作っています。

向井地:へぇ~! ほかにはどんなお仕事をされましたか?

池澤:キャリアをスタートした頃は、フリーランスのWebクリエイターとして、Webサイトの受注の仕事をしていたのですが、3年前に株式会社tsumug(つむぐ)というスタートアップ企業に、フリーランスのソフトウェアエンジニアとしてジョインして、チームで開発をしています。

向井地:すご~い! フリーランスは大変な部分もあると思いますが、会社に所属しようとは思わないですか?

池澤:確かに、いきなりフリーランスだったので大変でしたね。一番大変だったのはキャッシュフローです。プロジェクト単位で仕事をしていたのですが、「1プロジェクト=いくら」という感じなので。開発に2ヵ月ぐらいかかって、着金するのが1ヵ月後くらいなのでキャッシュフローが不安定でした。自分の実力の範囲でしか仕事を受けられないので、1人でやっていたときはスキルの伸び悩みを感じていました。そのときは“会社で働きたい”と思うこともありました。

向井地:そうですよね。

池澤:たまたま、フリーランスの立場のままチーム開発に誘われたのがきっかけで、“そういう働き方があるんだ!”って。

向井地:チーム開発は、いままでとはかなり違いますか?

池澤:違いますね。いままでは自分の実力内の仕事しかできなかったんですけど、チームだと自分の実力以上の仕事ができるので、そういう点ではすごく面白いです。

向井地:スキルアップにつながるんですね。

◆タレント活動との“二刀流”でよかったことは?

向井地:プログラマーとしてお仕事をしながら、芸能のお仕事もこなすのは大変じゃないですか?

池澤:なるべく曜日を分けてやるようにしています。例えば、月・水・木曜はソフトウェアエンジニアの仕事をして、それ以外の時間はタレントの仕事と(スケジュールを)決めています。

向井地:曜日で決めるのはいいですね。

池澤:事務所のマネージャーにも「ここは(タレントの仕事は)入れないでね」って話をして、エンジニアの仕事をおこなっています。

向井地:きちんと両立しているのはすごいです。両方やっていてよかったなと思うことはありますか?

池澤:タレントでの仕事でも、かなりITに近い仕事が名指しでたくさんくるようになったことは、すごくよかったです。むしろ、普通の番組に呼ばれることが少なくなりました(苦笑)。

向井地:自分の強みがタレントの仕事でも武器として使えるのは、すごくいいですね。エンジニアの仕事をするうえで、三種の神器のように欠かせないものはありますか?

池澤:まずは、いいイスですね。座っている時間がすごく長いので、イスはいいものを買わないと腰を痛めてしまうので、イスは大事にしています。あと、大きなモニターを使うようにしています。

向井地:やっぱりモニターは大きいほうが作業しやすいですか?

池澤:そうですね。いろいろなウィンドウを出しながら作業できるので、大きいほうがやりやすいです。あとはマウス。さまざまな作業をサクサクとできるように、いろんなボタンが付いているマウスを使っています。

向井地:すごい! そんな池澤さんにとって、プログラミングの魅力は?

池澤:プログラミングの魅力はモノを作って、それを世界中の人に使ってもらえるというところです。SNSで検索してみると(自分たちが開発したモノを)“こんな人が使ってくれているんだ!”って発見もあります。

向井地:それがやりがいにもつながっていると。

池澤:そうですね。

向井地:最後に、将来の目標や夢を教えていただけますか?

池澤:フリーランスのソフトウェアエンジニアになったのも、“やってみればできるかな!?”という感じで行き当たりばったりの人生だったので、将来の目標や夢はあまり設定していないんです。時流に乗ることが大事かなと思っています。

次回7月1日(木)の放送も、どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2021年7月2日(金) AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:ジュグラーの波~澤と美音のまるっと経済学~

放送日時:毎週木曜 21:30~21:55

パーソナリティ:澤昭人、向井地美音(AKB48)

番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/46993

2021/6/30 20:00

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