【とにかく泣ける】映画『祈りの幕が下りる時』あらすじと結末・配信情報(ネタバレあり)

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東野圭吾の小説を実写化ドラマ化した、「新参者」シリーズ。その完結編となる映画『祈りの幕が下りる時』は、人気シリーズの最後を飾るにふさわしい、とにかく泣ける一作となっています。今回は、そんな本作のネタバレあらすじや配信情報(2021年6月27日現在)をご紹介します。

イントロダクション

あらすじ

東京都葛飾区小菅にあるアパートで、絞殺された女性の遺体が発見された。被害者はハウスクリーニングの会社に勤める滋賀県在住の押谷道子。殺害現場であるアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっているが、押谷道子との接点が全く見つからず、松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちによる捜査は難航する。やがて、押谷道子は学生時代の同級生である演出家・浅居博美(松嶋菜々子)を訪ねて東京に出てきたことが判明するも、浅居博美と越川睦夫との間にも接点はなかった。そんな中、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮。その遺品の中には、日本橋を囲む12の橋の名の書き込みがあった。それを知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺。それは、孤独死した加賀の母に繋がるものだった……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/88900

キャスト

<キャスト>

阿部寛

松嶋菜々子

溝端淳平

田中麗奈

キムラ緑子

烏丸せつこ

春風亭昇太

音尾琢真

飯豊まりえ

上杉祥三

中島ひろ子

桜田ひより

及川光博

伊藤蘭

小日向文世

山崎努

<スタッフ>

監督:福澤克雄

脚本:李正美

原作:東野圭吾「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫)

本作の見どころ

シリーズの最後を飾るにふさわしい壮大なストーリー

人気ミステリー「新参者」シリーズの完結編となる本作。
それにふさわしく本作では、一つの事件をきっかけに長い時を経た様々な真実が明らかに。
主人公・加賀恭一郎の過去とも絡み合う人間ドラマは、最終作にふさわしい壮大な物語となっています。

事件の裏に隠された親子愛

事件を解決するに留まらず、その裏にある人間ドラマも見どころの「新参者」シリーズ。
本映画では「親子愛」が大きなテーマになっており、複雑でありながらも観る者の共感を呼ぶような「無償の愛」を描き出しています。

キャスト陣の熱演

本作を語るうえで欠かせないのが、キャスト陣の熱演。
中でも事件のカギを握る演出家・浅居博美を演じた松嶋菜々子は、ミステリアスな雰囲気と凄みさえ感じさせる演技で、本作のストーリーに強い説得力をもたらしています。
その他にも、小日向文世や桜田ひよりらの迫真の演技には、心を強く揺さぶられる人も多いはず。

ネタバレあらすじ

母の死

2001年、心不全で息を引き取った一人の女性。
その名前は田島百合子(伊藤蘭)。
1983年、ゆかりのない仙台という地にやってきた百合子は、それからスナックのママ・宮本(烏丸せつこ)のもとで働いていました。
客ともめ事なども起こさずうまく付き合っていた百合子でしたが、唯一親しくしていた綿部という男がいました。
宮本は、綿部に百合子の死を連絡したものの、どうしても葬儀には出席できないという綿部。
その後、綿部から「百合子の息子が東京に住んでいる」という話を聞いた宮本は、その息子のもとへ手紙を出します。

仙台に向かい宮本に会った加賀(阿部寛)。
加賀は、宮本に百合子が住んでいたアパートを案内されます。
狭いアパートで一人亡くなったという百合子。
今は綿部の消息も分からないといいます。
何とか彼に会って母の話を聞きたいという加賀が、「綿部に関して記憶に残っていることはないか」と宮本に尋ねると「東京の日本橋」という答えが。
しかし、そこから綿部についての手がかりは掴めぬまま、16年の月日が経ちました。

事件の発生

2017年。
東京・葛飾で、腐敗した遺体が発見されます。
死体はひどく痛んでおり、顔や年齢は認識できず、分かったのは性別が女性であり死因が絞殺ということだけでした。
遺体が発見されたアパートに向かった刑事の松宮(溝端淳平)。
部屋のカレンダーに目が留まり見てみると、そこには「柳橋」「常盤橋」という橋の名前が。

その後の捜査で、被害者は滋賀県・彦根市在住の押谷道子(中島ひろ子)であることが判明。
押谷は5月15日から会社を無断欠勤しており、13日には東京・茅場町のホテルに宿泊していました。
そして、押谷の遺体が発見されたアパートでは越川睦夫という男が9年前から暮らしており、15日頃から消息が分からなくなっていることも明らかに。
遺族の話では、この2年間、仕事でも滋賀から外に出ていなかったという押谷。
警察は越川が犯人であると考え、押谷が東京にやってきた理由、そして越川との関係を中心に捜査を進めることに。
松宮は、今回の事件が5月16日に新小岩で発生した「ホームレス放火殺人事件」と関連があるのではないかと推測。
殺害方法も今回の事件と一致しており、発生日も近く、殺害現場も同じ荒川そばで距離も5kmしか離れていませんでした。
そして、9年も暮らしたはずにもかかわらず生活感を示すものはない越川の部屋は、まるでその日暮らしのホームレスのビニールハウスのようだと指摘。
その指摘を受け警察は、押谷の殺害事件と16日に発生した殺害事件のDNA鑑定も行うことに。

「201さん」

押谷が住んでいた滋賀県・彦根を訪れた松宮。
押谷の勤務先の話によれば「東京に贅沢をしにいく」そして「14日の夜には帰ってくる」と話していたといいます。
「前々から計画していたのではなく突然決まった予定のように見えた」という話から、押谷の携帯の履歴や手紙などを調べますが、東京行きを匂わせるものはなく「誰かに偶然出会って東京行きを決めた」可能性が高いと考えられました。

この事件に「捉えどころのない複雑さ」を感じる松宮。
その不安は的中し、押谷に関する捜査を進めるものの、有力な手掛かりは得られません。
さらに、越川の部屋に残されていたDNAと5月16日に発生した「ホームレス殺害」のDNAは一致せず、捜査はふりだしに。

松宮は、引き続き押谷の営業先に話を聞いて回ることに。
押谷が5月12日に訪れた老人ホームに向かい、「東京」の話をしていなかったかと聞くと、職員はある入居者の存在を口にします。
その入居者は「201さん」と呼ばれ、警察とトラブルを起こした際に骨折し、身元も分からないままホームの201号室に入居している女性。
そして12日、その「201さん」を見かけた押谷は中学の同級生の母親ではないかと話し、それを「201さん」に伝えるとものすごい剣幕で怒ったといいます。
その中学の同級生は浅居博美といい、現在は有名な舞台演出家をしていました。
松宮は、舞台好きの押谷にとって会いに行く格好の口実ができ、東京に会いに行ったのではないかと推測します。

201号室を訪れた松宮。
東京に娘がいるのではないかと問いますが、「201さん」(キムラ緑子)は逆上し、物を投げつけ追い返されてしまいます。
その後の捜査で、「201さん」は浅居厚子という名前であり、やはり浅居博美(松嶋菜々子)の母親であったことが発覚。
松宮は、現在明治座での「異聞曽根崎心中」の演出を手がけている、浅居博美のもとを訪ねることに。

松宮が写真を見せると、博美はすぐにそれが「押谷道子」だと答え、5月13日の夜に会ったと話します。
押谷が亡くなったことは記事で知っていたという博美。
公演前日に訪ねてきた押谷に滋賀の老人ホームまで母親を引き取りにいくよう頼まれたものの「自分には母親はいない」と断ったといいます。

26年前、父と博美を捨て家を出た母・厚子。
厚子は、家の金をすべて持ち出して男に貢ぎ、それが無くなると持ち出した夫の実印で莫大な借金をしていました。
そしてその後、博美の父は借金を苦に自殺してしまったのでした。

押谷に初日公演のチケットを用意できないか聞かれたものの、初日公演のチケットを前日に手配をするのは難しく断ったという博美。
その後、松宮が越川の似顔絵を見せたものの、博美は「見覚えはない」と答えます。
そのまま松宮が博美のもとを去ろうとしたその時、あるものに目が留まります。
それは博美が加賀とともに写った写真でした。

つながり

加賀に話を聞くことにした松宮。
加賀によると、かつて剣道教室の教師をしていた頃、博美が連れてきた役者の卵に剣道を教えたのだといいます。

その後の捜査で、押谷が殺害されたのは5月14日の午後から15日の午前中であると断定。
さらに、関係者の証言によると、13日から15日まで泊まり込みで仕事をしていたため、博美は明治座から一歩も外に出ていないといいます。
博美にはアリバイがあるものの、松宮は、博美と母親の関係が気にかかっていました。
それを聞くと、加賀は以前博美が「自分は子どもを堕ろしたことがあり母性もない、本来なら母から子へ受け継がれるはずの母性が自分にはない」「自分は人殺しだ」と話したことを思い出します。

松宮が「押谷道子殺害と新小岩でのホームレス殺害に関連性があるのではないかと調べたが、ヤマが外れた」ことを話すと、加賀はDNA鑑定に使用されたものがすり替えられた可能性を指摘。
その指摘は当たっており、押谷殺害の際に残されていたDNAと殺害されたホームレスのDNAが一致、二つの事件の関連が明らかになります。

カレンダー

カレンダーにあった橋の名前が気になっていた松宮は、今月6月に書かれていた「常盤橋」を訪れることに。
松宮が常盤橋を訪れると、そこには加賀の姿がありました。
松宮が何気なく、越川の部屋にあったカレンダーに「常盤橋」や「日本橋」などいろいろな橋の名が書き込まれていたことを話すと、加賀はハッとしたような表情を見せ、それについて詳しく聞かせるよう言います。

2001年、母・百合子が亡くなった際に加賀は、その形見のカレンダーに今回の事件と同じ橋の書き込みを見つけていました。
加賀の頼みで筆跡鑑定をしたところ、やはりカレンダーに書かれた橋の名はもちろん、筆跡も一致。
百合子の部屋にあったカレンダーの文字は、生前ともに暮らしていた綿部の筆跡である可能性が高く、越川睦夫と綿部俊一が同一人物である可能性が明らかに。
綿部の話を聞くため、百合子が働いていたスナックのママ・宮本に会いに、仙台に向かった加賀と松宮。
宮本は、5枚の似顔絵の中から越川の似顔絵を指し「綿部の顔で間違いない」と言います。

70年近く生きてきたはずなのに、写真一つ残していない綿部。
事件解決の唯一の手がかりはカレンダーに残された橋の名前だけでした。
そこで加賀と松宮は、カレンダーに書かれた橋を一つ一つ訪ねてみることに。
日本橋では毎年「橋洗い」という行事があり、2000人もの人がそこを訪れ、橋の上で待ち合わせをする人も多いといいます。
その話から「綿部はカレンダーに書かれた橋を待ち合わせ場所に使っていた」と宮本が話していたことを思い出した加賀。
加賀は橋洗いの写真を手当たり次第集め、そこから綿部の似顔絵に似た人物を探すことに。
加賀は、2000人もの人がいれば密会には好都合だと推測します。

その頃、加賀の母・百合子の遺品から、あることが発覚。
鑑識によって、時刻表のあるページにだけ集中的に指紋が残っていたことが明らかになります。
そのページとは仙石線・石巻線、中でも「女川」に指紋が集中していました。
宮本の話では綿部は電力関係の仕事をしていたことから、捜査班は、綿部が女川原発で働きながら休みの日は仙台で百合子と暮らしていたのではと推測。
ですが、綿部と越川どちらの名も放射線従事者の登録にはなく、また別の名で働いていたのではないかと考えられました。
そこで捜査班は、綿部の似顔絵をもとに元作業員に聞き込みをすることに。

一方加賀は、橋洗いの写真の中から綿部の似顔絵に似た人物を探し続けていました。
膨大な量の写真を前に、気が遠のきそうになりつつ作業を続けていると、ある写真の中に意外な人物を発見します。
そこに写っていたのは、浅居博美でした。

苗村

博美がかつて暮らした滋賀県・彦根を訪れた加賀は、中学時代の博美について聞き込みをすることに。
同級生曰く、中学時代の博美は話しかけづらい印象で、親しかったのは押谷ぐらいだったといいます。
加賀が「博美と押谷の共通の友人で当時40代ぐらいだった人物に心当たりはないか」と尋ねると「苗村」という人物の存在が明らかに。
母親がいなくなり、家に借金取りが出入りするようになったことで、いじめを受けるようになった博美。
そんな中でも博美に親身になり、博美が転校した後もみんなに励ましのメッセージを書かせて持って行ったりしていたという苗村。
ですがその苗村は蒸発し、現在はどこにいるかわからないといいます。
そこで綿部の似顔絵を見せると、同級生たちは「これは苗村では」と推測します。

次に、苗村の元妻に話を聞くことにした加賀。
元妻曰く、蒸発ではなく不倫して家を出て行ったのだといいます。
相手については何度聞いてもわからなかったものの、元妻はクレジットカードの履歴から、苗村が50万円もするルビーの十字架のペンダントを購入したことを知ったと話します。
その話を聞き、あることに思い当たった加賀は、松宮に電話をすることに。

加賀は、そのペンダントを贈られたのが博美ではないかと推測、以前自分と会った際にも同じものをしていたのではないかと考えたのでした。
博美のもとを訪れた松宮は、博美と加賀が一緒に写った写真を確認。
加賀の予想は当たっており、やはり博美がそのペンダントをつけていました。

博美と苗村は不倫関係にあり、博美と暮らすために東京に向かった苗村。
以前博美は苗村との子どもを身ごもったものの、女優業を優先するために堕ろしていました。

警察は、綿部とは苗村のことであると推測。
押谷に不倫の過去でゆすられた博美がそれを苗村に相談し、苗村に押谷を殺害させ、その後博美が苗村を殺害したと推測します。
裏を取るため松宮は宮本に確認に向かいますが、苗村の写真を見た宮本は「綿部とは全くの別人」だと答えます。
結局、捜査はふりだしに戻ることに。

加賀はこの事件と自分の過去との強い関わりを感じていました。
押谷を介して綿部とつながっていた博美、そして綿部と恋仲だった百合子の息子である加賀。
加賀は、中学生に剣道のけいこをつけてほしいという頼みで以前博美と会いましたが、素人の指導をわざわざ実力者の自分に頼んだということは、博美は自分に会いに来た可能性があるのではと考えます。
そう踏んだ加賀はそこからある考えに至ります。

博美の父

金森(田中麗奈)とともに博美のもとを訪れた加賀。
博美が写った8年前の橋洗いの写真を見せますが、博美はたまたま通りかかっただけだと返します。
そこで加賀はあるものを取り出します。
それは加賀が表紙になった剣道の雑誌。
16年前の2001年、加賀に母・百合子が亡くなったことを知らせる手紙が届いたとき、住所をどうやって調べたのか送り主の宮本に尋ねると、宮本は綿部から聞いたと話していました。
そこで加賀が出版社に問い合わせたところ、確かに16年前加賀の住所を問い合わせた人物が。
ですがそれは綿部ではありませんでした。
出版社曰く博美が「殺陣を題材にした舞台をすることになり、なるべく強い選手に取材をしたい」と問い合わせてきたといいます。
博美は、中学生を連れて剣道のけいこをしに加賀のもとを訪れた5年前よりさらに昔の16年前に、加賀の住所を調べていました。
博美は「綿部という人物は知らない、取材が目的だったが結局題材が変わったことで取材が取りやめになった、たまたま本屋さんで雑誌を見つけた」と返しますが、加賀は「雑誌が発売されたのは博美が問い合わせる3年も前のものだ」と矛盾を突きます。

なおも質問を続ける加賀。
中学生のころタワービルから飛び降りたという博美の父。
しかし、実際にはそれは噂に過ぎず、そのタワービルから人が飛び降りたという記録はどこにもありませんでした。
当時のことをあまり覚えていないという博美に加賀は「父親は別の場所で違う死に方で亡くなったのでは」と問いかけます。
「同級生たちが博美が転校したことに気づかなかったのは博美が学校に来ていなかったからであり、借金取りから逃げるために博美と父は夜逃げをし、苗村が夜逃げについて周りに話さず父親が亡くなったと知ってもビルから飛び降りたと嘘をついたのでは」「博美のために父親は存在を消したのでは」そう推理をぶつけますが、博美は父が別の場所で亡くなったことは認めながらも、その他には何も話しませんでした。

博美のもとを去った加賀に、松宮から電話が。
原発作業員に顔が広い男性に確認をしたものの「綿部も越川でもなく横山一俊だ」と話したといいます。
それを聞きピンときた加賀は、綿部の俊一という名前は一俊から来ているのではと推測。
そこから、以前横山がワタベ配管という下請け業者で働いていたことも発覚します。

捜査班のもとに博美の自宅から戻った加賀が合流。
加賀は綿部と博美の親子関係のDNA鑑定を依頼。
加賀が金森に同席を頼んだのは博美のDNAをとるためでした。

一方その頃、博美は新幹線で滋賀へと向かっていました。
博美が向かったのは、滋賀の老人ホームにいる浅居厚子のもとでした。
博美は、厚子のせいで地獄を味わった父を思い、母親である厚子に絶対に許せないという強い恨みを抱えていました。

真実

26年前、厚子の借金の肩代わりをさせられることになった、博美(桜田ひより)と父・忠雄(小日向文世)。
なすすべもなく二人は、ある日夜逃げを決意。
ある夜、とある食堂に入った二人は、原発で働いているという横山(音尾琢真)という男と出会います。
住民票さえあれば誰でも働けるという横山の言葉に、忠雄は「その仕事を紹介してほしい」と頼みますが「忠雄を連れて行けば自分が切られるかもしれない」と断られてしまいます。
仕事に困っている様子の忠雄を見て、心配をする博美。
そんな博美に横山が「バイトをしないか」と誘いをかけます。

その夜「もう大丈夫だ、金のことは心配ない」と言い出した忠雄に、嫌な予感がした博美。
忠雄の財布をこっそり覗くと、やはり金など入っていませんでした。
バイトの話を聞きに博美は横山のもとに向かいますが、そこで車に無理やり連れ込まれてしまいます。

博美のことを探しに来た忠雄のもとに、動転した様子の博美が。
横山に襲われそうになった博美は、横山の首を箸で刺してしまったのでした。
それを知った忠雄は、横山の死体を顔をつぶして崖から落とし、横山の指紋のついたハンカチを博美に渡して、父親は自殺したと言うよう伝えます。
そして忠雄は、横山になりすまして次の勤務地である福島に向かうことに。

それから忠雄は偽名を使い、博美と手紙のやりとりをしていました。
時々顔を合わせていた二人でしたが、ある時苗村が忠雄の姿を目撃してしまいます。
そして忠雄は苗村を殺害。

ホテルでの密会はリスクがあると考えた忠雄は、新たな方法を考えます。
それが「橋」で会うことでした。
二人は、博美の初舞台の地でもあり忠雄もいつか訪れる日を楽しみにしていた「明治座」の周辺にある、12の橋を待ち合わせの場所とすることに。

そして、ついに演出家として明治座で公演をすることになった博美。
いつもは鑑賞を控えていた忠雄も5月14日の初日公演に訪れます。
ですが、そこで忠雄は押谷に姿を目撃されてしまい、自分の部屋に押谷を呼んで殺害したのでした。

5月16日、橋のもとで会っていた博美と忠雄。
博美の舞台をとても喜んでいた忠雄でしたが、博美はいつもと違う忠雄の様子に胸騒ぎを覚えます。
慌てて忠雄のもとを追いかけた博美は、忠雄がビニールハウスにガソリンを撒いているところを目撃。
博美が忠雄を止めると、忠雄は苗村と押谷を殺害したことを告白、火をつけて顔がわからないように死ぬと言います。
そんな姿に、忠雄が以前「同じ死ぬでも焼け死ぬなんて考えただけでぞっとする」と話していたことを思い出した博美。
そこで博美は最後に忠雄を抱きしめ、首を絞めて殺した後、火をつけたのでした。

加賀に一部始終を話した博美は「やっと長い悲劇に幕を下ろすことができる」とどこかほっとした表情を浮かべていました。
そして博美は、忠雄が死ぬ前に遺した加賀宛の手紙を渡すと、松宮たちとともに部屋を後にします。

終幕

忠雄からの手紙には、百合子の加賀への想いがしたためられていました。
忠雄の手紙によると、百合子はうつ病を患っており、ある日、息子である加賀と無理心中を図りかけ、息子を道連れにしようとした自責の念から、家を出ることにしたのでした。
東京を訪れた際、加賀の家に向かった忠雄は、そこで加賀とその父がまだ健在であること、そして加賀が剣道の大会で優勝したことを知ります。
忠雄から話を聞いた百合子は「自分には加賀のことを見守る資格がない」と加賀が載った剣道の雑誌を受け取ろうとはしなかったものの、加賀のことを愛おしい表情で思い出していました。

忠雄の手紙に同封されたその雑誌を抱きしめ、部屋で一人、母に思いを馳せる加賀。
そして加賀は母の影を追い続けた日本橋に別れを告げ、捜査一課に戻ることを決意したのでした。

配信情報(2021年6月27日現在)

TOKYO, JAPAN - OCTOBER 25: Actor Hiroshi Abe attends the opening ceremony of the 30th Tokyo International Film Festival at Ex Theater Roppongi on October 25, 2017 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)

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祈りの幕が下りる時

祈りの幕が下りる時

2018年/日本/119分

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  • 6/27 20:00
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