飯尾和樹の癒し系ボイスが張りダコ、意外な「ナレーション芸人」事情

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 かわいいおじさん、略して「かわおじ」が人気だ。先駆けとなったのは、お笑いコンビのずん・飯尾和樹。昨年は芸能生活30周年のアニバーサリーで、日めくりカレンダー「まいにち、飯尾さん」を発売。娘ほどの年齢差があるティーンエイジャーから支持された。

「裸眼解除」や「ぺっこり45度」といった一発ギャグと並んで魅力なのは、癒し系ボイス。昨年末に公開されたキングコング・西野亮廣の映画「えんとつ町のプペル」に、声優として出演。現在も、ジャニーズWESTの冠バラエティ「パパジャニWEST」(TBS系)に、「カズキくん」という自身のキャラクターによる天の声で出演。「ピタゴラスイッチ」(NHK Eテレ)にも、声で抜てきされている。

 飯尾同様に、声質とアドリブトークを活かしているのがインパルス・板倉俊之。TBS系の朝の通販コーナー「納得!買い得!キニナルマーケット」に、番組オリジナルキャラクター「ウガッティー」のボイスキャスターとして出演。うがった考えを持つ偏屈な女子で、そのあたりは板倉の性格そのものだ。ひねくれ体質のウガッティーとMCの森三中の村上知子によるクロストークは、お笑いファンを楽しませている。

 反して、“声だけ売れてしまう”芸人もいる。3人組コントのGAGだ。「キングオブコント」に17年から20年まで4年連続ファイナリストという実力派だが、肝心のネタよりボイスキャストとしての活躍のほうがめざましい。

「コントは筋金入りですが、全国的知名度はいまいち。でも、メンバーの福井俊太郎はかねてからブラックマヨネーズの吉田敬ほか、多くの吉本芸人から低音ボイスを評価されていて、『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』(テレビ朝日系)でナレーターを務めています。おかっぱメガネの宮戸洋行は19年、公私ともに親しい先輩芸人の南海キャンディーズ・山里亮太と女優・蒼井優の記者会見で司会進行を務めたことが大きな話題に。仕事も増えました」(芸能ライター)

 異質なところでは、漫才集団「超新塾」のアイクぬわら。日本語が上手なアメリカ人で、おぎやはぎの矢作兼と出演していた「DMM英会話」のCMで、いい加減な英語を話すおちゃめな外国人としても有名だ。

 アイクは、深夜の音楽番組「Love music」(フジテレビ系)のナレーターを担当。平日の朝は、子供向けバラエティ「おはスタ」でレギュラーMCを務めている。ネームバリューこそ低いが、実にバランスがいい仕事をしている。

 テレビタレントとして大成しなくとも、魅惑の声で生き残れることもある。GAGやアイクのような局地的な成功例は、この先増えるかもしれない。

(北村ともこ)

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  • 6/28 6:00
  • アサ芸Biz

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