高岡早紀、“自称28歳の恋愛モンスター”役に「断る理由がなかった」

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 2019年に放送されて話題を集めたドラマ最終回のその後を描く、高岡早紀さん主演映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』が公開中です。

 手段を選ばない美しき純愛モンスター、リカのパワーは映画版でさらに加速。人間離れしたアクションまで披露するリカを演じた高岡さんにインタビュー。ドラマにさかのぼり、そもそも「オファーを受けたとき」の思いや、もし高岡さんが、リカのように「28歳までに結婚することに固執する」女性に会ったらなんと声をかけるか等、聞きました。

◆女優として断る理由がなかった

――ドラマが大好評でした。そもそも最初にリカ役のオファーが来たときの気持ちを聞かせてください。

高岡早紀さん(以下、高岡)「悩みました。サイコな役は過去にもやったことがありますが、リカほどのサイコはやったことがなかったですし、私が今、この年齢で『28歳です』と言い切る役をやって大丈夫なのかなと(苦笑)。不安材料はたくさんありましたが、役をオファーいただいて、『やりません』と断る材料が見つからなかったんですよね。サイコを演じたときにどう受け止められるのかという心配はあるけれど、女優として断る理由がありませんでした」

――役者さんには猟奇殺人鬼をやりたいという人は多いですが。

高岡「えー! 殺人鬼役なんてイヤですよ。私は全然やりたくないです。だから撮影中の自分の精神状態が心配でした。現場の様子も想像がつかず、『サイコなホラー作品を作っています』というような暗い現場だったら、家に帰るのが辛いですし。でも私はそもそもそんな性格じゃないので、いい作品を作るためには明るい現場のほうが絶対に良い。いつものごとく『いい作品にしよう』と楽しく撮影していたので、ドラマが話題になったり、映画化にもつながったのかなと思います」

◆脚本に“飛ぶ”の文字。「え、リカが飛ぶ??」

――映画版ではリカのギアが上がって、後半は人間離れした展開になります。ワイヤーアクションもありましたが、脚本を読んだときと、実際の撮影は?

高岡「脚本に“飛ぶ”と書いてあるんです。『え、飛ぶ??』って、生身の人間を演じていると思っていたので、最初は自分のなかで処理をするのが大変でした。そもそも私、アクションが好きじゃないんです。昔ワイヤーで吊られたことがあって、痛くて辛い思いをした記憶があるので。でもやらなければいけないし。『これだけはやってください』という部分を、『本当にこれだけですよ』と、ワイヤーを装着して飛んでみたら、すごく技術が進化していたんです。

 こんな装着で大丈夫なの?と思いながら、『1回試しに飛んでみます』とやったら、ぴゅ~って。『えー、楽しい!』となって(笑)。痛みや辛さもなく『もうちょっとやりたい!』なんて言ったら、スタント役の方に、『私の仕事を取らないでください』と言われてしまいました(笑)」

◆28歳までに結婚したい? じゃあ、目指して頑張ってね

――リカは「28歳までに結婚」することに囚われていますが、そうした女性に実際会ったらなんと声をかけますか?

高岡「『頑張ってね』と。私自身、23歳で結婚しようと思っていたんです。実際には24歳での結婚でしたが、母が23歳で結婚したので、23歳を目前にしたときに、私ももう結婚していいんだなと。結婚に踏み切れたのは母が23歳で結婚していたからです。28歳で結婚したいとリカもそれを目標に計算してきたはずなんですけど、とっくに過ぎてしまったので『ずっと28歳でいればいいんだ』という考えになって、結果『28歳』だと言い切る方向へ行ってしまいましたね」

――リカのように目指していたんだけれど、過ぎてしまった人には。

高岡「『残念だったね』と。でも逆に設定年齢を過ぎてしまったら、もう年齢での縛りはなくなったわけで、無理矢理誰かに出会わなければと追われることもなく、もっと余裕を持った形で人と付き合えるし、出会った人とも、結婚ではなかったと思えたり、いろんな選択肢が増えるんじゃないでしょうか。変に固執するのはよくないと思います」

◆30歳を過ぎてすごく楽になった

――女性は30歳を意識すると言われることがありますが、高岡さん自身は、30歳を迎えるときはどんな心境でしたか?

高岡「私の場合は、27歳のときに次男を出産して、仕事復帰して30歳を迎えました。年齢があがればあがるほど、心の余裕が出てくるし、色んな意味での自由度も増すと思います。30代は、周りからも大人の女性として認められる年齢に差し掛かってくる頃で、あえて頑張る必要もない。今まですでに頑張ってきたんだし。そういう感覚で、とにかく、すごく楽になったと思います。女性って、もちろんいろんなタイプがいますが、かわいくいなきゃみたいなプレッシャーを感じる年代もありますよね。そういうことからも自由になれる気がします」

――最後に作品公開にあわせてメッセージをお願いします。

高岡「手放しでみなさまに喜んでいただけるエンターテインメント作品になりました。『リカが飛ぶ?』と私が心配していたことも、『リカが飛んだら面白い』でしかないんだなと(笑)。でもその中に、今までの流れよりもさらに深い悲しみや、リカの本当にピュアな部分も描かれているので、いろんな方に楽しんでいただける作品だと思います」

(C) 2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会

<文/望月ふみ>
<ヘアメイク:白川いくみ スタイリスト:寳田マリ>


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