【ACLグループF展望|BGパトゥム・ユナイテッド】昨季昇格組ながら圧倒してリーグ初制覇した力を示すことはできるか

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現在のタイ最強チームが初の本戦出場


■試合日程(日本時間)
6月26日(土) 19:00 対 カヤFC
6月29日(火) 19:00 対 蔚山現代FC
7月2日(金) 23:00 対 ベトテルFC
7月5日(月) 23:00 対 ベトテルFC
7月8日(木) 19:00 対 カヤFC
7月11日(日) 23:00 対 蔚山現代FC

 BGパトゥム・ユナイテッドはバンコク・グラス時代の2015年にAFCチャンピオンズリーグのプレーオフに出場しているが、本戦への出場は今回が初。しかしながら、昨シーズンのタイリーグを独走した実力は本物で、現在のタイ最強チームと言っていい。

 昨シーズンのBGパトゥム・ユナイテッドは、2部からの昇格組だった。とはいえ、戦力は充実しており、開幕前から優勝候補の一角と見られていた。開幕から無敗で首位に立つ展開となると、シーズン中にも強力な補強を続けて徐々に独走状態を形成。無敗のまま早々にリーグ初制覇を決めると、最終節でムアントン・ユナイテッドに敗れたものの、24勝5分け1敗という圧倒的な戦績でシーズンを終えた。

 元大分トリニータのティティパン・プアンチャンをはじめ、サーラット・ユーイェン、スマンヤー・プリサーイと中盤にはタイ代表の主力級が並び、前線にはともにリーグ100ゴールを誇るブラジル人のジオゴ・ルイス・サントとティーラシン・デーンダーがいる。強力なタレントが揃う攻撃陣に目が行きがちだが、守備も堅く、ブラジル人のヴィクトル・カルドソ、ベネズエラ人のアンドレス・トゥネスらを中心としたDF陣は昨シーズン、リーグ最少の13失点(30試合)だった。

 昨シーズンの主力はそのままにこのオフもさらなる補強を行っており、タイ代表の左SBアーネスト・プーミパーや、昨シーズン2部のチェンマイFCで16ゴールをマークしたMF松村亮らを獲得。松村は2019年にAC長野パルセイロからラヨーンFCに移籍し、2部で2シーズン計26ゴールと結果を残してステップアップを果たした。しかし、残念ながら松村はアジア枠の関係で今回のACLメンバーには入っていない。

 BGパトゥム・ユナイテッドが入ったグループFは、タイで集中開催される。しかも、BGパトゥム・ユナイテッドは全試合をホームであるパトゥムターニースタジアムで行うことになっており、このアドバンテージは非常に大きい。昨シーズンのタイリーグを独走した力を示すことができれば、グループリーグ突破の可能性も決して低いものではないだろう。

【KEY PLAYER】DF 5 ヴィクトル・カルドソ



 守備の要であるヴィクトル・カルドソは、攻撃面でもキープレーヤーの一人。前線には近年のタイリーグで最高の外国人選手の一人であるジオゴや、長くタイ代表のエースを担ってきたティーラシンら強力なFW陣がいるが、実は昨シーズンのチームトップスコアラーは15点を挙げたDFのヴィクトルだった。194センチの長身を生かした打点の高いヘディングはチームの大きな得点源で、格上との対戦も多くなるACLではカギを握る存在となりそうだ。

文=本多辰成

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