こんな鮨店が家の近くにあったら幸せ! 握りもつまみも粋な、酒飲みのツボをつく新店

『すし匠』の流れを汲む一軒が、住宅街にひっそり誕生した。それが、『戸越銀座 鮨 ばんど』である。

住宅の並びに、突如現れる暖簾。静謐な佇まいに自ずと高まる期待値…。

鮨好きの大人がこの店へ足繁く通う理由を探った!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

戸越銀座駅、戸越駅、不動前駅の3つの駅から徒歩10分ほどという、品川区のエアポケット的立地。まごうことなき住宅街の一角ゆえ、辿り着くまで不安になる人も多いとか。元々、この場所で代々続く鮨店だった物件を譲り受けた

名店の流れを汲む握りと、酒飲みのツボをつく肴が交互に


品川区の不動前と戸越銀座の間には、意外なほどいい鮨店が点在している。その訳は、周囲に高級住宅街を有するため、舌の肥えた住民が多く住んでいるからだ。

そんなこの街に今年1月、またひとつ注目の新星が誕生した。

『すし匠』の流れを汲み、江戸前鮨で名を馳せる新宿御苑『匠 達広』。その離れ『新宿 ばんど』で板場を任されていた伊山徳宗さんが独立を果たし、『戸越銀座 鮨 ばんど』を開店。

不思議な響きの店名は、鮨屋の符丁で八の意味だとか。おめでたい末広がりのネーミングだ。

東京・三宅島のまぐろの「トロ」。食べた後の香りの余韻が長く尾を引く。濃厚な脂を持ったトロは、赤酢を使ったキリッとしたシャリと合わせる


「落ち着いた住宅街なので、かしこまることなく鮨を楽しんでもらえたら」と伊山さん。

『すし匠』にならって、こちらのおまかせは握り10貫とつまみ8〜10品を、交互に出すスタイル。小さめのシャリの握り、は酒のつまみにもなる粋なサイズだ。

つまみも、自分で仕込んだ塩辛やいくらのみそ漬け、季節の野菜や焼き物、蒸し物まで多彩な顔ぶれ。

まさに〝酒盗〞といった味わいで、その心地良さから長居する人が続出。

日本酒好きという伊山さんが選んだ銘柄がクイクイすすんでしまう、至福の飲み鮨だ。


旬の「春子鯛」は茨城産。美しい皮目に散るのは江戸前鮨の仕事の一つ、黄身酢おぼろ。

最後に柚子皮を削ってはらりとまとわせ、香りよく仕上げる。


しょうがで炊いた「牡蠣とうるいのごま味噌添え」。

季節の走りと名残の出会いの一皿。どちらも優しい甘みと塩気で日本酒との相性抜群。

つまみは季節によって変わる。


オープンしてまだ1年未満。真新しいヒノキの香りも清々しく、すっきりと整えられたカウンターに、江戸前の粋を感じさせる。


『新宿 ばんど』で鮨を握り、多くの常連に愛された若き店主・伊山さん。

この店にも、かつての常連が多く通ってくれるという。



戸越銀座の閑静なエリアで、ゆったりと握りに向き合うことができる『戸越銀座 鮨 ばんど』。

一度訪れれば、その日のうちにリピートを誓うだろう!

【Price】おまかせ 17,600円
【Reservation】1~2週間前
*予約はお店への電話のほか、姉妹店『匠 達広』のHPからも可能。昼はばらちらし3,000円、握り8貫4,000円~などが人気。

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