艶やかな鮨デートは大人のエスコートで!ホテルの1階に潜む、握りを極めし名店
東京ミッドタウンの裏手にひっそりと佇む名店『江戸前鮨 英』。
タクシーで向かい、店内に入ると上質な大人空間が広がる。そこで味わえるのは、期待感を上回る極上の握りだ。
鮨デートで確実に外さないムードと美味しさが、ココにある!
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
ロケーションは六本木駅と赤坂駅のちょうど中間。夜は人通りが少なくなる閑静な一角にあり、店の暖かい灯に照らされて浮かぶ木戸が美しい。赤坂レジデンシャルホテル1階という立地ながら、静かな通りに面しているため、落ち着きのある大人の風格が漂う
東京ミッドタウンの裏に位置し、喧騒から離れた静かなエリアに『江戸前鮨 英』はある。
六本木から店までの通りは瀟洒なマンションが立ち並び、品格のある店への期待が膨らむアプローチだ。
大人心をくすぐる、上品かつムーディーな空間がいい。
「小肌」。酢の酸味をしっかりと感じ、その分、旨みの輪郭が際立った印象に。脂のコクもより引き立つ
店主の中島英樹さんは、江戸からの流れを汲む柳橋『美家古鮨 本店』で継承されてきた知恵と技を会得した職人。酢や塩でひと仕事し、魚介のおいしさを高める江戸前鮨の伝統を守る。
例えば、エビは茹でた後で軽く塩を当て、甘酢で表面だけをサッと洗って握るのが流儀。魚種に応じて、酢は赤酢なども使い分ける。
房総ものを産直で積極的に仕入れるのも、東京湾の魚介を扱う本来の江戸前を意識するから。
一方で、シャリは小さめに、酢の加減は控えめになど、今の嗜好に即した微調整も重ねる。
今どきは茹でたてをそのまま握ることが多いが、「塩をふり表面だけに甘酢を入れて」握る「エビ」は、江戸前の仕事の丁寧さが際立つ。身はしっとりしていて、エビ本来の香りも生きた仕上がり
この店では、握りだけのおまかせコースを。
鮨店の本分は握りにあると考える店主渾身のコースで、「自分で食べるなら、このぐらいの金額がいい」と採算度外視で1万6,500円に設定。
まぐろに始まり、鉄火巻きで〆る約10貫を味わえば、江戸前鮨の神髄が自ずとわかる。
ふわふわの穴子を頬張れば、受け継がれた丁寧な仕事を実感する
ふわふわに煮上げた「穴子」。この日は対馬産で、口の中でとろける。
まぐろや小肌とともに年間を通して必ずコースに組み込まれ、ファンも多い人気の握りのひとつ。
「鉄火巻」。コースのフィナーレを飾るシグネチャーで、頬張れば、驚くほどの口溶け。
巻きすを使わず手巻きすることで、シャリはふわっと、たっぷりの中落ちを包み込む。
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計算し尽された握りが、グルメな大人の舌を満足させる名店『江戸前鮨 英』。
この1軒へ赴けば、江戸前鮨の素晴らしさを改めて感じられるだろう!
【Price】おまかせ握りコース 16,500円
【Reservation】1週間前
*コースは江戸前の仕事を継承する握り10貫にスペシャリテの巻き物。最初に椀もつく。予約は電話のみで受付。コース名も併せて連絡を。