U-NEXTで観られる泣ける映画おすすめ7選

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国内最大級の配信作品数を誇る動画配信サービスU-NEXTの見放題作品の中から、おすすめの感動作をご紹介します!(2021年6月現在)

真面目な男の最後の弔い

おみおくりの作法

おみおくりの作法

おみおくりの作法

2013年/イギリス=イタリア/91分

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几帳面で真面目な民生委員のジョン・メイは、孤独死してしまった身寄りのない人の葬儀を執り行うのが仕事。故人の趣味や好きなものを慎重に調べ上げ、最期まで寄り添う姿勢は誠実で実直だ。しかし、あまりに丁寧な仕事ぶりがあだとなり、合理性を重んじる行政からリストラを勧告されてしまう。
ジョンは最後の仕事として、近所で亡くなった年配男性ビリーの調査をはじめる。これまで以上に丁寧に、ビリーの人となりに迫っていくうち、ジョンの規則正しい生活にも変化がおとずれる。

名バイプレイヤー、エディ・マーサン主演のイギリスのヒューマンドラマ。
ジョンのこれまでの積み重ねと思いもよらないラストに涙が止まらない、感動作です。

シンメトリーな構図、ほんわかとした色味や小道具など、作り手のこだわりを感じられるセンスある映像も素敵。

身寄りのない兄弟の受難

きっと、いい日が待っている

きっと、いい日が待っている

2016年/デンマーク/119分

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1967年のコペンハーゲン。養育者だった母親が入院し、養護施設に預けられることとなった兄弟。しかしそこでは、校長はじめ教職員の「指導」という名の虐待が常態化しており、他に行き場のない子どもたちはひたすら耐えるしかなかった。
やがて兄弟は決死の覚悟で施設からの逃亡を図ろうとするが……。

デンマークで実際に起きた痛ましい実話をもとにした作品。
子どもたちのあまりに不憫な境遇に、胸が押しつぶされそうになります。いつの時代も、大人の都合の犠牲になるのは子どもたちなんですよね。

終始つらく重苦しい作品ですが、子どもたちに「いい日」を迎えさせられることができるのは大人しかいないのだ、と改めて心に刻みたくなる一作です。

息子の歌を、父が歌う

君が生きた証

君が生きた証

君が生きた証

2014年/アメリカ/105分

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銃撃事件で息子を失った父親。数年後、心の傷を癒すため誰も知り合いのいない土地で日雇いの仕事をしながら暮らしていた。ある日、息子の遺品から息子の作曲したデモテープとノートを見つける。
息子の本当の思いに触れた父親は、彼の代わりにこの歌を人前で披露。やがて息子と同年代の若者とバンドを組み、活動することになるが、作曲の数々が息子のものだということをメンバーらに打ち明けられずにいた……。

俳優のウィリアム・H・メイシーが長編初監督で作り上げた感動のヒューマンドラマ。
主演のビリー・クラダップとアントン・イェルチンが歌声を披露した楽曲も素晴らしく、サントラは本当に最高。

終盤明かされる真実に驚愕し、ラストで父親が歌う「息子への思い」に号泣。心震える秀逸な音楽映画です。

アイスランドの自然美が沁みる青春映画

ハートストーン

ハートストーン

ハートストーン

2016年/アイスランド=デンマーク/129分

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アイスランドのある田舎町。親友同士の少年二人は思春期に差し掛かり女の子に興味津々。一人は同級生の少女に思いを寄せている。しかしそんな親友を、もう一人は複雑な思いで見つめていて……。

アイスランドの荘厳な大自然を舞台に、子どもから大人へと移り変わろうとする少年少女の恋と友情を描いた青春映画。
つながりが強いコミュニティにおける若者たちの生きづらさにフォーカスし、排他的で噂好きな田舎町特有のいやな部分を描き出していきます。

少年時代の終わりを否が応でも痛感させられるラスト。感涙必至です。

5人姉妹、それぞれの旅立ち

裸足の季節

裸足の季節

裸足の季節

2015年/フランス=トルコ=ドイツ/97分

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トルコの黒海沿岸の田舎町。両親を亡くし、叔父と祖母に育てられている5人の姉妹。年頃の彼女たちは男子生徒と遊んでいる姿を祖母にとがめられ、家に半ば監禁状態に置かれてしまう。間違いが起こらないうちに、と意思に反して結婚の準備をさせられる少女たち。
やがて姉たちに見合い話や求婚があり、姉妹たちの嫁入りがあわただしく進んでいく。しかし結婚をしたくない末っ子の五女は、家のしがらみから逃れようと一計を案じるが……。

トルコではイスラム教が盛んですが、お酒も飲むし女性の服装も自由で厳格なイスラム社会ではありません。けれども家父長制は根強く、女性が家長(この映画の場合は叔父)に従うのが当然、といった風潮が未だにあります。
その理不尽さを少女の目線から描いた作品。自由を求めて走り出す少女の姿に何度もぐっと心をつかまされます。

姉妹を演じた少女たちの、瑞々しくもどこか儚い佇まいや表情も魅力的です。

のどかな平原に忍び寄る影

草原の実験

草原の実験

草原の実験

2014年/ロシア/97分

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どこまでも広がる大平原で暮らす少女と二人の少年。淡い三角関係とのどかな生活、平穏な日々が続いていくが、その営みにはかすかな違和感が横たわっている。そしてある雨の夜、父親のもとに怪しい男たちが現れ、不穏な足音はより一層近づきつつあった。

やがて強い衝撃と共に、全てを飲み込む暗い影が、彼らを、雄大な自然を、無慈悲に飲み込んでいく……。

ロシア監督アレクサンドル・コット監督によるほとんどセリフのない無言劇。少年少女の朗らかな交流も微笑ましく、美しく広がる大自然が目に眩しい。
だからこそ、「実験」の意味が分かる、全てを覆すラストに衝撃が走ります。それにより作中感じた様々な違和感が回収され、映画の裏に隠されたおぞましい真実を知ることになるのです。その絶望感たるや……。

突然奪われる尊い日常。人類が犯してきた罪に震える、戦慄の一作。

彼女を責めることができますか。

ヴェラ・ドレイク

ヴェラ・ドレイク

ヴェラ・ドレイク

2004年/フランス イギリス ニュージーランド/125分

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1950年代のロンドン。おせっかいで世話好きで、困っている人を放っておけない中年女性ヴェラ・ドレイク。愛する家族や隣人たちに囲まれつつましく暮らしていたが、彼女にはある秘密があった。それは、望まない妊娠をした女性たちに当時は非合法とされていた堕胎の手助けをしていること。
やがて非合法の堕胎手術は警察の知られることとなり、ヴェラも逮捕されてしまうが……。

名女優イメルダ・スタウントン主演の社会派ヒューマンドラマ。
人助けの延長として堕胎行為を行うヴェラと、それをよしとしない社会の溝。ヴェラの罪だけでなく、富裕層と貧困層の中絶における対応の違いなども描き、重層的なテーマを内包した作品です。

ジャケットにもなっている、全てを知った家族とヴェラのシーンは、スタウントンの名演もあり涙を禁じ得ません……。多くの人に観て欲しい名作です。

監督は『秘密の嘘』などのマイク・リー。当時のイギリスの空気感を再現した美術にも注目。

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