“サレ妻”演じる比嘉愛未、もし自分の立場だったら…「正面切って『どうなの?』って尋ねます(笑)」

◆理想の夫婦像は「自分の両親」

 放送中のドラマ『にぶんのいち夫婦』(テレビ東京)で主演を務める比嘉愛未。ふとしたことから夫・和真(竹財輝之助)の浮気を疑い心が揺らぐ妻の中山文を演じる。

「浮気や不倫を扱った作品が多いのは、踏み込めないこその怖いもの見たさかも。私は隠れて相手のスマホは絶対に見ない。疑いが生じたら、正面切って『どうなの?』って尋ねますね(笑)」

 そんな彼女が描く理想の夫婦像を聞くと「自分の両親」と話す。

「互いに足りない部分を補い合う関係が素敵ですよね。結婚はしたいですが、私にぴったりハマる相手との巡り合わせがいつか来るのかなって」

◆30歳を過ぎたら、背負っていた鎧を下ろせました

 完璧を求めるでもなく、変に焦っているわけでもない―。そう話す彼女の眼差しからは、仕事もプライベートも充実している雰囲気が伝わってくる。

「20代は余裕がなくて、どこかいつも自分を追い込んでいました。でも、30歳を過ぎてからは背負っていた鎧をどんどん下ろせるようになって。今は仕事が大好き。自分が上手な演技ができるよりも、チームの一員であることにすごく喜びを感じるんです」

 どこまでも飾らない笑顔。俳優として、一人の女性として、これからさらに力強く輝きを増すことは間違いない。

【比嘉愛未】

’86年、沖縄県生まれ。代表作に『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など。『にぶんのいち夫婦』はテレビ東京系にて毎週水曜24時40分放送。7月15日(木)から放送のフジテレビ系ドラマ『推しの王子様』で主演を務める

撮影/中村和孝 取材・文/中村裕一 ヘアメイク/奥原清一(suzuki office) スタイリング/後藤仁子

※週刊SPA!6月22日発売号より

【中村裕一】

株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

2021/6/22 8:52

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