ブームのからあげ、女性へのおすすめ店は?ヘルシーな“ムネ肉からあげ”も注目

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 日本唐揚協会認定カラアゲニスト、からあげライターの松本壮平です。

 テイクアウトのからあげ専門店がブームですね。からあげは子どもの頃から“みんな大好き”なメニューである上に、おかずやおつまみなど、色々なシーンで楽しめる汎用性の高さも人気の理由。特になかなか外食ができない今の時期、テイクアウトで楽しんでいる人も多いようです。

 わずかなスペースで、しかも低コストで出店できることから、このブームはしばらく続きそうです。今回はおすすめのテイクアウトからあげ店のうち「鶏笑」「からあげ家 奥州いわい」「元祖からあげ本舗」の3店をご紹介しましょう(価格はすべて税込です)。

◆鶏笑(とりしょう)

●からあげの聖地・中津仕込みの絶品ムネ肉からあげを味わえる!

 全国に200店舗以上を展開するテイクアウトからあげの専門店「鶏笑」。オーナーは〈からあげの聖地〉と呼ばれる大分県中津市の名店で修行した人で、日本唐揚協会主催のからあげグランプリでは、東日本しょうゆダレ部門とチキン南蛮部門で最高金賞を受賞している名店中の名店です。

 鶏笑の看板にも〈中津からあげ〉の文字が見られます。聖地・中津仕込みの秘伝の漬けダレで味付けをした、まさに“聖地の味”を味わえるお店です。

◆おすすめは「骨なしムネ」と「チキン南蛮」

 こちらのおすすめは「骨なしムネ」(M・520円)と「チキン南蛮」(1枚・400円)。骨なしムネとはその名の通り、ムネ肉を使ったからあげです。鶏ムネ肉は高たんぱくで低カロリー、そして疲労回復や抗酸化作用があるとされるイミダゾールペプチドを含んでおり、ヘルシーな食材として女性にも人気ですね。

 まずはその骨なしムネ。衣は今トレンドの“薄衣”です。油切れもよく、カリッカリの食感に仕上がっています。歯が弾力を感じる肉に達したかと思いきや、その弾力はすぐさまフワッとした柔らかさにシフトしていきます。ムネ肉にありがちな、固いorパサついているといった食感はまるでありません。揚げたてはアツアツの肉汁が噴き出してくるのでヤケドに要注意。あっさりとした味わいですが、肉のうま味が十分です。飲み込む直前にそのうま味が弾けるように広がり、もうヘタなモモ肉からあげの数倍の美味しさ! これはごはんと一緒に食べたい!

 そしてチキン南蛮もムネ肉を使用しています。肉に粉をまぶしたあと、溶き卵にくぐらせてから揚げているため、衣がふんわり、そしてしっかりしています。ちょっと酸味が強めの甘酢タルタルはほのかな香ばしさもあり、さっぱりしたムネ肉とよく合います。甘酢タルタル、衣、肉がシャッフルされて、口の中が濃厚でコクのある味わいでいっぱいに。これもごはんがあれば、何枚でも食べられそうな美味しさです。

◆からあげ家 奥州いわい

●特製ダレが決め手! 冷めても美味しい正統派の和風からあげ

 JR秋葉原駅の昭和通り口を出て、徒歩5分ほどにある「からあげ家 奥州いわい・秋葉原本店」。からあげグランプリ・東日本しょうゆダレ部門で最高金賞を2回、金賞を4回受賞している実力店です。こちらは岩手県一関市室根町に拠点を置く株式会社オヤマが運営する店舗で、自社飼育した銘柄鶏・いわいどりを使用したからあげを味わえます。

 臭みがなく、うま味が強くてコクがあるのが特徴の肉で、おすすめは一番人気の「室根からあげ」(5個・450円)。もともとは室根町の直営店で販売されていたからあげですが、数年前から秋葉原の店舗でも販売を開始しました。味付けには濃口醤油とショウガ、すりおろし玉ねぎを使用し、ニンニク不使用なのがポイントです。

 この室根からあげ、肉のうま味にショウガの爽やかな風味、醤油の香ばしさ、そして玉ねぎの甘みがフルーティーな味を演出しています。衣には馬鈴薯でん粉を使用しているそうで、これがシャリッという爽快な歯ざわり。それが骨伝導で耳に伝わってきて、これがまた心地いいんです。

 室根からあげはお取り寄せも可能。自宅でのおかずやおつまみに加えてみるのもいいかもしれませんよ。

◆「アキバ唐揚げ」「ゆずから」もおすすめ

 そして秋葉原の“ご当地からあげ”ともいうべき「アキバ唐揚げ」(5個・430円)は女性を中心に人気のひと品です。アキバの頭文字“AKB”と絡め、青のり(=A)、かつおだし(=K)、ブラックペッパー(=B)を使ったもので、磯の風味が口いっぱいに広がる、これまた爽やかな味わい。ムネ肉のからあげですが、しっとりとやわらかい食感がいい。ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもいけそうですが、スナック菓子のような印象もあり、おやつにも向いていますね。

 もう一品、おすすめなのはムネ肉使用の「いわいゆずから」(5個・380円)です。ゆずのピリッとした辛味を感じられます。辛味といっても刺激的な辛さではなく、柑橘類のクールな辛さがのどから鼻を駆け抜けていくような爽やかさ。あっさりしたムネ肉と相性抜群です。

◆元祖からあげ本舗

●1個60gほどもあるジャンボからあげはごはんが恋しくなる味!

「元祖からあげ本舗」というテイクアウト専門のからあげ店、ご存じの人もいるでしょう。東北の福島や関東各県を中心に、北陸や東海、四国、九州、沖縄にも店舗を展開しており、からあげグランプリ・東日本しょうゆダレ部門で3年連続金賞を受賞しています。お店によって「マルヒデ」「マルタツ」「桃太郎」などの名前があるのもユニークです。

 今回は東京・浅草にある「元祖からあげ本舗マルカ商店」でこだわりのからあげをいただきました。

 こちらのからあげは毎日店舗で手作りしており、漬けダレには二段仕込みの醤油を使用しています。一般の濃口醬油よりもうま味と風味が強いのが特徴。その醤油を使用した「醤油からあげ」(2個・280円)は醤油とニンニクの風味がガツンと迫ってくる濃いめの味付けで、ごはんが欲しくなる美味しさ。ジャリッとした食感の衣は肉と一緒にホロホロと崩れていき、肉汁たっぷりの肉の中に溶けて消えていくようです。

◆もうひとつのおすすめは「旨塩からあげ」

 もうひとつ、こちらのおすすめは秘伝の塩ダレに漬け込んだ「旨塩からあげ」(2個・280円)。

 ニンニクを使用しておらず、女性のお客さんに大人気なのだそう。あっさりめの味付けになっていますが、それだけに肉のうま味をダイレクトに感じられます。歯を立てずとも、舌の圧だけで肉からうま味が絞り出されてくるような食感。食べ進めるほどに、口いっぱいにやさしく広がる肉のうま味にノックアウトされそうになります。しかも塩にはうま味のほか、かすかな甘みも感じられ、これが中毒になりそうなほどの美味しさ。とにかく塩味がきいていて、暑い夏場には汗をかいたあとに食べたくなる“さわやか系塩からあげ”といったところでしょう。

 いずれも120g(約2個)から1kg(約16個)まで、好きな量を選んで購入可能。しかも1個あたりが60gほどもある、食べごたえ感抜群のジャンボからあげです。お弁当メニューも充実しているので、からあげでごはんを食べたいときにおすすめです。

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 今回ご紹介した3店以外にもテイクアウト専門のからあげ店はたくさんあります。いずれも素材選びや味付け・製法にそれぞれのこだわりがあり、そのため美味しさもそれぞれ。数店食べ歩きをすれば、自分好みのからあげがきっと見つかると思いますよ。

<取材・文/からあげライター 松本壮平>

【松本壮平】
ライター&編集者。日本唐揚協会認定カラアゲニスト。「からあげの聖地」である大分県中津市出身。年間の唐揚げ喫食量は300食を超える。専門店だけでなく、居酒屋、食堂、スーパーなどで唐揚げを見つけては食べてみる「から活(からあげ探索活動)」を継続中。Twitter:@dogesho

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