「なまぬき」ではありません!「生抜き」の正しい読み方、知っていますか?

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漢字自体は見たことがあっても、送り仮名との組み合わせで「え、なんて読むの?!」と困ってしまったことはありませんか?本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!

 

1:「生抜き」の読み方、知っていますか?

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「生」という漢字も「抜」という漢字も、日常生活でよく見かける、比較的馴染み深い漢字なのではないでしょうか。とはいえ、「生」と「抜き」という漢字を、そのまま「なまぬき」と読んでしまうのは間違いです。もちろん「せいぬき」も間違い。

なお、本記事で出題する「生抜き」の意味は、

1 その土地に生まれ、そこでずっと育つこと。また、その人。生っ粋。

2 初めからそこに所属して今日に至っていること。また、その人。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

です。

この意味から、「“なま”も“せい”も違うとくれば・・・あれかな?」と読み方が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。

正解はこちらです!

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「はえぬき」です。

紹介した意味にもあるように、元々は「その土地で生まれてずっとそこで成長したこと」を表します。それがいつしか「会社や学校などで始めから通勤・通学している人」を指すようになりました。

 

2:「準える」の読み方、知っていますか?

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「準備」や「準優勝」など、「準」という漢字はとても身近なものなのではないでしょうか。しかし、それらの読み方を参考に「じゅんえる」と読んでしまうのは間違いです。

「準える」の意味は、

1 ある物事を類似のものと比較して、仮にそれとみなす。擬する。

2 まねて作る。にせる。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

です。

日常会話で登場する頻度は少ないかもしれませんが、小説やコラムなどで登場することがあります。

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「なぞらえる」です。

「なぞらえる」は「準える」の他に、

准える

擬える

とも書きますが、どの書き方であっても意味は同じです。

 

「頻りに」の読み方、知っていますか?

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「頻繁」という言葉に使われている「頻」。でもそのまま「ひんりに」と読んでしまうのは間違いです。「頻りに」の意味は

① 同じ物事が間隔をおかずに何度も繰り返されるさま。

㋐ しばしば。たびたび。

㋑ ひっきりなしに。

② その程度が並み並みでないさま。ひどく。

引用元:大辞林 第三版

です。音でこの言葉を聞いたことがある人は少なくないはず。

正解はこちらです!

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「しきりに」です。

ただし、「頻りに」と表記されることはあまり多くありません。というのも「頻りに(しきりに)」は「表外読み」と呼ばれる読み方のひとつだからです。

日常生活で使われている漢字は「常用漢字表」にのっとったもの。常用漢字表には、2136字(4388音訓)の漢字が国によって定められています。新聞や公用文書などは、常用漢字表に記載されている漢字以外使わないという決まりになっています。

「表外読み」とは、この常用漢字表に載ってはいるものの読み方が載っていないものを指します。「表外読み」の漢字は、基本的にひらがなで表記するのが慣例です。

「頻りに」という漢字を見る機会は少なく、「しきりに」とひらがなで表記されているのを目にすることが多いのはそのためです。

とはいえ、意味としては「頻繁」と同じような系統の「頻りに」。漢字と意味を理解しておけば、「頻りに」と漢字で表記されても戸惑うことなく読めるのではないでしょうか。

 

 

2021/6/20 23:00

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