人気の「任侠カフェ」を元極妻が斬る! “ファンタジーとしてのヤクザ”は現役も大好き

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

元ヤクザがプロデュースする名古屋の任侠カフェが人気

「名古屋で『任侠カフェ』が人気だそうですが、どう思います?」

 編集者さんから聞かれました。そんなのあるんですか……。検索したら、たくさん報道されていますね。今年の5月にオープンしているそうです。

 プロデューサーはバーチャルユーチューバーの「懲役太郎」氏だそうです。獄中の懲役太郎さんに代わって、チャンネルの管理人さんである漫画家の「俺太郎」氏が実務を担当されているそうです。

 ウィキペディアによりますと、懲役太郎氏はかつてリアルヤクザだったそうで、その経験をもとに「服役しながら篤志面接委員(トクメン)の許可を得て、職業訓練の一環としてYouTube活動を始める」という設定になっています。

 チャンネルを拝見したら、おもしろくてびっくりしましたね。スナックで人気者になりそうな(褒め言葉です)話し上手。こういう方は、もともと頭がいいから、引退されてもやっていけるのでしょう。

 まあ更生のための相談相手みたいなトクメンに、そんな「許可」は出せないと思いますが、そこはバーチャルの設定ですからね。ちなみにトクメンになる方は、元警察官や元教師、お坊さんなど、地元の名士が多いですが、落語家の桂才賀師匠もそうですね。

 最近は「元不良」がYouTubeチャンネルを開設するのも流行しているようで、それぞれ人気がありますね。どれも、とてもおもしろそうです。サイゾーウーマンで連載中の中野瑠美さんのチャンネルも発見しました。そういえば、少し前にテレビ局で偶然お会いして、お互いに「えーっ!」ってなったんですよ(笑)。

 それにしてもカフェの激戦地、そして某大組織のお膝元の名古屋で「任侠」をテーマにしたカフェ……。大きく出ましたね。機会があれば伺いたいです。

 コンセプトは、「あくまでもファンタジーとしてのカタギさんが想像する事務所」だそうです。でも、リアル事務所もこんな感じのところはありますね。

 懲役太郎さんは「ファンの交流の場」として思いつき、なんとクラウドファンディングで約1,000万円を集められています。さすがですね。内装は、ゲームの『龍が如く』のほかいろいろな漫画や映画をヒントにしていて、Vシネやテレビドラマに出てきそうな「あの感じ」の事務所ですね。壁には「任侠道」の額。これは実際に置いてる事務所が多いです。お客様がそれっぽい恰好をできるコスプレもあるそうです。

 店内へは面会室をイメージした「受付」から入り、ショバ代893円のかかる事務所調のお部屋のほか、飲食代のみの普通のお部屋も選べます。事務所調のお部屋は、組長席・若頭席と通常席に分かれていて、組長席はショバ代込みでなんと10倍の8,930円。ちょっとお高い気もしますが、ネットで見る限り、皆さん楽しそうです。

 組長席にはクリスタル風の灰皿が(笑)。実際の事務所でクリスタルの灰皿を組長席に置くところは、まずないですね。ガチで殴ることもあるので、ヘタしたら死ぬからです。応接室にはありますよ。

 店員さんが部屋住みの若い衆のような感じでオーダーを聞いてくれて、ケーキとドリンクのセットも「893円」。スイーツはどれもおいしそうですね。コーヒーは、更生支援をしているNPO法人マザーハウスが販売している「マリアコーヒー」で、元受刑者が製造から販売まで手がけ、収益金は受刑者の更生・社会復帰支援などに使われています。これはすばらしいアイデアですね。

 オススメは、このマリアコーヒーと「鉄管ビール」だそうです。これは(水道管から出てくる)水道水のことなんですが、ムショ用語というよりは、私の祖父とか昔の年寄りが使っていた言葉です。ムショは明治時代の監獄からはだいぶマシになりましたが、やっぱり昔の言葉が生きているようです。

 この「任侠カフェ」について、亡きオットの元兄弟分たちに意見を聞きましたが、みんなミーハーだし、「ファンタジーとしてのヤクザ社会」も好きなので、クラファンにも興味津々でした。「俺も集めようかなー」的な(笑)。いや、懲役太郎氏のYouTubeチャンネルの登録者数は31万人以上で、コンセプトもおもしろいから、それほどの額を集められるのであって、単なる「元ヤクザ」じゃ難しいと思うんですけどね。

  • 6/20 16:00
  • サイゾーウーマン

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