「百ます計算」の隂山英男氏も実践する#金森式。減量と学力向上の共通点とは?

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 断糖高脂質食から始まり、水風呂、スキナーズ、オリゴスキャン、解毒に効果的なサプリメント――本連載では、金森氏が追求する健康長寿メソッドの最新情報をお伝えしてきた。

 かまいたちの山内健二氏をはじめ、多くの芸能人も実践する#金森式だが、「百ます計算」で知られ、立命館大学教授などを歴任した隂山英男氏もその一人。短期間で7㎏の減量に成功したという。

◆減量と学力向上の共通点は「常識破りが結果を出す!!」

 圧倒的な学力向上の実績から“隂山メソッド”を確立した隂山氏と、下り最速のダイエットとして話題の#金森式。全く接点がなさそうで、実は旧知の仲である二人のスペシャル対談をお届けする。

金森:ご無沙汰しております。

隂山:10年ぶりですね。金森さん、痩せられたのはもちろんですが本当に若返っていますね!

金森:ありがとうございます。

――お二人はもともとお知り合いだったんですか?

隂山:実は僕、金森さんには3回助けられていて。今日はそのお礼を言いたいと思っていたんです。

金森:断糖高脂質食ではなくて!?

隂山:もちろんそれも一つ。振り返れば金森さんのメルマガ購読に始まり、著作『借金の底なし沼で知った お金の味』で投資に関する知識を得て、人生で一番高価な不動産という買い物を後押ししてもらった。それを原資に、今年から隂山メソッドをオンライン化した“K-GYM”を立ち上げることができたんです。

 それだけじゃありません。『ふるさと納税完全ガイド』にも大変お世話になった。日用品から電動自転車まで……こんなに手に入れられるとは! 驚きましたね。そして今回の『ガチ速』シリーズです。金森さんの教えはいつも必ず結果がついてくる。

◆思い切らなければ、一点突破はできない

金森:僕も隂山先生も「成功を手にするには常識に縛られていてはダメだ」という点で一致していると思うんです。教育界の異端児として、驚異的な学力向上メソッドを築いているんですから。

隂山:本当その通り。一見常識破りでも、理論がしっかりしていれば圧倒的な結果が出る。思い切らなければ、一点突破はできないんですよね。

金森:隂山メソッドでは学力向上のために「基礎的な生活習慣を身につけさせる」ことに重点を置いていますよね。僕がこの連載で説いているのも、まさに同じこと。旧石器時代と現代の環境の違いを認識し、ヒトに本来備わっている機能を復元しようとするならば、日々の習慣から見直すことは必然。

◆きっかけはダイエット目的ではなかった

隂山:実は、僕が#金森式にたどり着いたきっかけはダイエットが目的ではなかった。メンタルの不調を解消したかったからなんです。

金森:なんと。鬱ですか?

隂山:そうなんです。3年ほど前から落ち込むことが増え、何か考えようとしても頭にモヤがかかったような状態が続いて……大変苦しみました。

金森:50代後半。男性の更年期障害といわれる場合もありますね。

隂山:長年子供たちに「早寝・早起き・朝ごはん」を提唱してきて、まさか自分が朝起きられず、食欲がなくなる日がくるなんて……ショックでした。固定観念とは恐ろしいもので、「無理にでも食べなければ力が出ない!」と3食しっかり食べていた。農家の子ですからね、米は大好物だしパンにも目がなくて。

 ただ、食べれば食べるほど調子が悪くなって、とうとう食べられなくなった。じゃあ、もういいや!と開き直って3日ほど食べなかったんです。

◆うつ病も苦しみも金森式で乗り越えた

金森:自然とファスティングをしていたわけですね。

隂山:はい。すると頭のモヤがす~っと晴れていきました。食事が心と体に与える影響の大きさに驚いたんです。そこからいろいろ調べていたら、「牛脂を食べろ!」と提唱する金森さんを発見しました。

金森:なるほど(笑)。サプリもかなり摂られているようですね。

隂山:最初は藤川徳美さんが提唱するビタミンの大量補給から入りました。ただ、これで合っているのか確信が持てなくて。ぜひ金森さんに指導していただきたい。

金森:この連載でも取り上げましたが、先生も必須ミネラルと有害金属を計測できるオリゴスキャンを受けられたらいい。学力を向上させるには、まずは生徒の理解度がどの程度かを把握することは必須ですよね?

隂山:なるほど、現在地を明確にするということですね。私はそれに加えて学習の記録、徹底した反復を説いていますが、確かにダイエットと学力向上には共通項が非常に多い。

金森:ツイッターのフォロワーさんに、体重変化や摂取サプリなど共通フォーマットで毎日の記録を促しているのもそのためなんです。結果を出している人は僕が言わなくてもやっています。

隂山:実は学習障害の子供も、徹底反復の指導をすると大幅に改善します。脳を高速回転させていることの効果だと思うのですが、そこに食事と睡眠も関わってくる。

金森:それは興味深い! 断糖高脂質食と睡眠。まさに僕も主張していることです。

(白熱の対談は次週に続きます)

【隂山ラボ代表・隂山英男氏】
岡山大学卒。小学校教諭として百ます計算やネットの活用等で学力向上の功績を残す。’03年公募で広島県の小学校校長に就任。’06年より立命館大学教育開発推進機構教授。’17年退職後、学力向上アドバイザーに。新著に『子どもの幸せを一番に考えるのをやめなさい』

◆健康長寿を正しく知るための、珠玉の一冊

『睡眠こそ最強の解決策である』マシュー・ウォーカー著(SBクリエイティブ/2018年)

『ガチ速』シリーズにも書いたことですが、短時間睡眠は代謝に悪影響を及ぼし、慢性炎症を悪化させます。また肥満や糖尿病、認知症、がん、脳卒中などのリスクを高め、短命と密接な関係にあることが判明している。

 僕は、健康長寿を目指すなら、現時点で7時間台の睡眠がベストだと考えています。ちなみに6時間台でも8時間台でもリスクが上昇するU字カーブになります。

 例えば睡眠時間を8時間から6時間にした場合、単に睡眠時間の25%減と考えがちですが、レム睡眠は睡眠後半に偏っているため、レム睡眠の60~90%を失うことになります。レムとノンレムの割合が均等でないため、僅かな時間の短縮が睡眠の大きな質的偏りに繋がるのです。

 断糖高脂質食を実践している人ならば、糖質や添加物がいかに慢性炎症を引き起こし、肥満に直結しているかを身をもって実感しているはずですが、それだけ食事に気を使っていても睡眠をおろそかにする人が後を絶ちません。短時間睡眠はせっかくの食事改善の努力を無にするほどの悪影響です。

◆睡眠科学の分野は奥が深い

 僕は本書をフォロワーさんから教えてもらいました。著者のマシュー・ウォーカーは、カリフォルニア大学バークレー校で神経科学と心理学を教える教授であり、NBA、NFL、プレミアリーグ、ピクサーなどで睡眠コンサルタントとして活躍する研究者です。

 例えば、先進国で自動車事故が多いのは睡眠不足が大きな原因になっていて、睡眠時間が5時間未満になると事故を起こす危険性は3倍、4時間以下ではなんと11.5倍にまで跳ね上がります。睡眠不足がいかに脳機能や運動機能に影響を及ぼすか、多くの実例が紹介されています。

 大人でこれなのですから、成長過程にある子供はなおのこと。隂山先生が子供たちに「早寝・早起き」を徹底させていることは、本当に素晴らしい。睡眠科学の分野は奥が深く、目が離せません。

編集協力/仲田舞衣 T-mizuho 撮影/高橋宏幸

―[120歳まで現役で生きる]―


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