“イタい結婚式”体験談。料理が足りない立食パーティー、サム〜い大道芸…

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“ジューンブライド”とはいえど、今年はコロナ禍で実施できなかったり、感染対策を徹底して小規模で行った人が多いのではないでしょうか。最近は、ジミ婚や入籍だけという結婚も増えていますが、友だちを大勢呼んで賑やかに行う結婚式も、やっぱりいいものですよね。

 35歳を前にして、学生時代の友人たちが入籍ラッシュだという山村朱莉さん(仮名・34歳)。朱莉さんは、学生時代に仲が良かったグループの女友達たちが、30歳を過ぎた頃から結婚しだしたと言います。

◆リアクションに困る余興の数々…

「大学時代に同じ学科で仲が良かった女友達4人組のうち、まだ結婚していないのは私だけです。都内の子供向け玩具メーカーで働いているのですが、どうやったら商品が売れるのかと考えていときが楽しいし、今は結婚よりも仕事を頑張りたいんです」

 そう語る朱莉さんですが、20代半ばから友人たちの結婚式に出席し、「どうしてこんな結婚式になったのだろう?」と、忘れられない結婚式がいくつかあるそうです。

「わざわざ大阪のほうまで出向いて挙式に出席したのですが、新郎側の出席者の女性たちが、赤いドレスを着ていたり、髪型も華やかな巻き髪でド派手だったのも覚えています。披露宴の最後には、新郎が友人たちに胴上げをされて落とされているのを見て、まるでテレビのバラエティ番組のようなノリにも驚きました……」

◆大道芸人のパフォーマンスに「?」

 また、新郎新婦やその友人が用意することが多い、さまざまな“余興”も結婚式ならでは。

「何度か結婚式に出席をして、一番リアクションに困ったのが大道芸人のパフォーマンスでした。チャップリンのような恰好をした大道芸人が突然、披露宴の会場内に現れたんです。顔を白塗りにした芸人が、無言でそれぞれのテーブルをまわって、招待客に風船を渡したり、キャンドルに火を灯したり始めて……。でも、子どもが一人もいない式場で、お手玉を使った芸なんかされても、どこで笑えばよいのか意図がわからなくて、ただただリアクションに困りましたね(苦笑)」

 ゲストを喜ばせようと思っていても、ゲスト側に、リアクションを求められる演出は確かにつらいかもしれません。

「ある挙式では新婦が大の猫好きで、会場内のスピーカーから猫の泣き声が流れるなか、新郎新婦が入場してきたんです。会場には「ニャーニャー」という鳴き声が響き渡りました。そして各テーブルに招き猫も置かれて、『お持ち帰りください』というアナウンスも。どうすればよいのか悩みましたね」

◆料理が足りない結婚パーティー

 カジュアルな立食パーティーでも、トラブルがあったそうです。

「コロナ禍の前では、レストランを借り切っての立食パーティーも何度かありました。ある友人の結婚パーティーは、新郎新婦がマスコミ関係だったので出席者も多く、会場はすし詰め状態でした。

 男性1万、女性8000円の会費制だったのですが、人数に対して明らかにフードが少なくって。全然いきわたらなかったんです……。なんとか飲み物を確保したのですが、他の人にぶつかってこぼれそうになったり。席がないカジュアルなパーティーは、20代前半とかならいいけど、年齢が高くなるとあまり落ち着けないなあって思いました」

 結婚式では、新郎新婦側のおもてなしスキルも問われると言えます。

「そんなんだから、開始から数十分でかなり疲れっちゃって。楽しみにしていたビンゴパーティーの商品は、夫婦がタイ旅行で買ってきた謎のDVDや、リネンのクロス……。私はDVDを当てたのですが、家で観てみようにも、日本のプレーヤーには対応してないのか再生できなかったです。せめて参加者のテンションが上がるような景品を本当は用意してほしいですよね……」

◆後日、友人からありえない連絡が

 朱莉さんは、8000円という会費は「結婚パーティーの金額としては普通だと思うけど、この内容にしては高いと思った」と言います。しかし後日、友人から「会費を安く設定しすぎた」と連絡があったそうです。

「びっくりしたのが、『会費を安くしたために赤字になった。女性も1万にすればよかった』って言うんです。そんなこと私に言われてもって感じでしたよ。プラスでご祝儀をくれってことなんですかね? 参加してもらったことへの感謝の気持ちとかないのかなって、ショックを受けました。距離を置こうと思いましたね」
 
 朱莉さんは、数々の結婚式の出席経験から、自分の結婚式は、シンプルに、かつ、赤字になってもみんなが満足できる美味しい料理を出そうと思ったそうです。

―結婚式のトンデモ話―

<取材・文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/カツオ>


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