大手のゴミ利息より100倍お得な、マイナー銀行をセレクト。確実に増やそう

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<女性が一生、お金に困らないためのレッスン vol.7/経済評論家・佐藤治彦>

 前回の通帳1冊1100円時代の銀行の選び方、使い方に続きまして、今回は、もっと得する手数料の話。少しお金が貯まった人のための高~い利息の銀行の探し方を具体例つきでお話します(この記事で紹介する金利はすべて2021年6月10日時点)。

◆100万円を1年預けて利息16円…大手銀行の利息はゴミレベル

「100万円あるんですけれど、定期預金の金利はどのくらい?」
「はい、年0・002%です。1年間で20円の利息がつきます。税引き前で」
「税引き前?」
「源泉税と東日本の復興特別税、合わせて20・315%分を差し引きますので、1年で16円ほどお得になります!」
「……」

  いま、大手銀行・ゆうちょ銀行・主な地方銀行で、定期預金の利息を聞いたら、上のような答えが返ってくるのです。利息16円って!?

 将来はマンションを買いたいので頭金積立。独立して自分で小さな会社を立ち上げる時のための準備金。いや、いざという時のために慌てないための大切な貯蓄、そう、お守りよりも困った時にずっと効く! 御守り貯蓄。

 社会人も5年以上となり、丁寧に勤めて毎日を慎重に暮らしていくと、100万円単位の貯蓄ができてきます。20年以上前は、銀行などにお金を預けておくと、そこそこ利息がついて増えたものですが、今は100万円を1年預けて16円。全く増えません。絶望的!

 だからといって、元本割れの可能性もある株式投資や外貨預金、投資信託などでなく、確実にお金を増やしたい。そう思ってる人は少なくないはずです。ワタクシ佐藤もそのひとり。今回は蔵出しのお得情報満載なので、じっくり読んで下さいね。

◆信用金庫や信用組合に高金利な定期預金がある

 1%とか2%の利息はもらえなくても、0の次も0がくる金利、0・002%とか、0・01%は勘弁してほしい。せめて、0・3%とか、0の「・」の次に普通の数字がくる定期預金はないものなの?って、きっと思ってますよね。

 ごめんなさい。今回は主に100万円以上のお金を預けたい人のための高金利金融機関の紹介と探し方。これから紹介するものは、全て円の定期預金です。万が一、金融機関が破綻した時には、日本の国が元本と利息を1人1金融機関1000万円まで補償してくれるものばかりです。

 ネットなどを調べてみると、少しまともな金利が表示されていることがありますよね。例えば、年0・5%。もしその金利がもらえるのなら、100万円を1年間預ければ、税引き前で5000円の利息がつくことになる。税引き後でも3985円。16円よりはずーっとましです。

 例えば、100万円を5年間預けるとなれば、100万円に対して手取りベースで2万円近い利息をもらえることになる。無視できないですよね、2万円って。
 そして、0・の次に0でなく数字がくる定期預金は、探せばあるのです。

 もう一度言います。円の定期預金なので、元本割れなし、万が一金融機関が破綻したとしても、1000万円までの元本と利息を国が補償してくれる。
 探す場所は、インターネットか、非メジャーな金融機関。特に信用金庫や信用組合に高金利な定期預金があるのです。

◆愛媛銀行 「100万円限定定期預金」年0・27%

 まずオススメしたいのが、愛媛銀行。

 愛媛県というか四国を代表する地方銀行で、もう何年も前から積極的な金利を提供しています。ということで、佐藤はもう何年も前から資産運用している銀行のひとつ。

 愛媛銀行のネットバンク、四国八十八か所支店に口座を作り、まずは、ひとり100万円までの1年定期「100万円限定定期預金」はどうでしょう。金利は年0・27%。高い金利なので、100万円までとなっています。

 もちろん銀行に行く必要はなく、全てネットで申し込めます。お金の入出金はゆうちょ銀行か、ローソンのATM。お金を引き出す時は、どちらも毎月4回までATM手数料が無料です。100万円以上、預金したい人は、1年~3年までは年0・2%、一度に300万円以上なら0・22%となってます。
 金利0.2%でも、大手銀行の0.002%と比べると、実に100倍の利息がつくわけです。

◆商工中金 新口座開設で50万円以上の定期預金 年0・22%

 続いて紹介したいのは商工中金。

 中小企業向けの金融機関で、ここのネットバンクで新たに口座を開いて50万円以上の定期預金を預け入れると、年0・22%。

 さらに、アプリで口座を開くとamazonギフト券1000円がもらえ、300万円以上の残高によってキャッシュバックももらえる。つまり、お礼を口座に現金で振り込んでくれるというもの。

 ただし、一度、口座を開いた後の金利は年0・2%になります。

◆あおぞら銀行 普通も定期も年0・2%

 さらにもう一つ取り上げるとしたら、ゆうちょ銀行のATMからの出し入れが無料のあおぞら銀行でしょう。

 こちらは現在、定期預金金利が年0・2%であること。さらに、今なら普通預金の金利も同じ0・2%。ネットで申し込みができて、お金の出し入れはゆうちょ銀行のATMで行うことになるので、日本全国どこからも申し込めるはず。

 普通預金も定期預金も同じ金利なら、いつでも出し入れできる普通預金に預けておきたいと思いますが、普通預金の金利は今後見直しになることもあるんだろうなと佐藤は予測しています。

◆新生銀行のキャンペーン新口座開設で最初3ヶ月だけ年0・5%

 また、短期間だけ運用したいという人もいるはず。例えば、住宅を買う頭金が1000万円あって、その支払いは3ヶ月先、などという場合です。

 そんな人に向いているのが、新生銀行のスタートアップキャンペーン。新しく口座を開いた人向けで、最初の3ヶ月だけ年0・5%の金利となります。
 さらに、今なら、最大7000円分の電子マネーがもらえるキャンペーンをやっています。

 この手の短期で高金利というのは、実はいろんな金融機関でちょくちょくやっているのです。

◆短期だけ高金利なものは、まとまった資金がある人にオススメ

 例えば、auじぶん銀行でも、最初の3ヶ月だけ年0・5%というものがあります。1000万円以上預けると、預金保険の対象でなくなる部分もあるので、預ける金融機関は果たして安全なのか?ということも考えなくてはならないのですが、例えば1000万円を年0・5%の利息がつく定期預金で3ヶ月だけ運用すると、1万円ほどの利息がもらえます。

 2000万円なら2万円、3000万円なら……、もう、それだと頭金って感じじゃありませんね。1000万で1万円ということは、100万円なら1000円ですね。
 手続きやらで少々面倒なので、1000円ならやりたくないという人も多いでしょう。

 つまり、短期のスタートアップキャンペーンを利用するなら、ある程度、まとまった資金がある人にオススメということになります。

◆いろんな銀行を探し求めて外資系金融機関へ

 実は佐藤は、5年ほど前に持っていたマンションを売却し、一時的にそういった金額のキャッシュを運用していたことがあって、その時はいろんな銀行を短期間で渡り歩く、ノマド的高金利運用をしていたのです。

 ノマド=遊牧民ですね。いろんな銀行のスタートアップキャンペーンを調べ、ここの銀行で6ヶ月、ここでは3ヶ月といった具合に渡り歩く。高金利な銀行を求めて探していて、出てきたのが外資系金融機関です。

 外資系といっても、アメリカではなく、当時はオセアニアの外資系銀行でした。かつては、他が0・1%以下の金利しか出していないときに、年1%以上の円預金の金利を出していたこともあったのです。

◆在日韓国人系の金融機関は預金保険機構の対象か調べてから

 そんなノマド的運用なんかしたくないし、そんな資金はないという方に考えてもらいたいのが、最近、目立っている在日韓国人系の金融機関です。銀行だけでなく、信用組合や信用金庫。

 預ける前に、日本の預金保険機構の対象の円の定期預金か調べてから始めましょう。それなら、前述したように1000万円までの元本と金利が日本国によって補償されるからです。

◆信用組合で預けるポイントは

 信用組合などは、リージョナルな金融機関なので、所在地の都道府県内に住まいか勤務先があることを預ける条件にしているところもあります。また、多くの場合は営業時間内に窓口に行って手続きすることも必要となります。

 さらに、信用組合に預ける時には出資金を出して組合員になると金利が上がることが多いです。出資金は1万円くらいを求められますが義務ではないので、佐藤は1000円くらいしか出しません。このお金は組合を抜けた後に返金されるものですが、時間がかかったりして面倒なので、出来るだけ少額にしているのです。

◆筆者は1年ものなら年0・35%、3年ものは年0・5%

 さて、どのくらいの金利がつくか紹介しますね。いま、佐藤がやっているものは、1年ものなら年0・35%、3年ものは年0・5%です。

 例えば、100万円を3年ものに年0・5%で預けると、3年で15000円くらいになり、税金などを引かれた後も12000円以上の利息がもらえることになります。

 ノマドをしなくていいので楽チンでです。具体的な金融機関名は各都道府県で違うので、ご自分でネットで調べてください。韓国系の名前などの信用組合が出てくるはずです。

 東京や大阪を中心とした大都市圏にはこうした金融機関はいくつもあります。調べたけれど、地元にはそんな金融機関は見当たらないという場合のために全国各地からネットで申し込めるものを紹介しておきます。

◆横浜幸銀信用組合のつばさ定期、SBJ銀行

 一つは横浜幸銀信用組合のつばさ定期。300万円以上の預け入れで年0・3%。神奈川県に住んでいて組合員になるなら、年0・4%です。

 また、SBJ銀行は韓国の大手銀行の日本支店。円定期は日本の預金保険の対象です。キャンペーン金利を頻繁に行い、現在やっているものは、初めての場合なら、1年ものなら年0・25%、2年や3年なら年0・3%。全てネットで完結します。
 他にも特典があり、コンビニのATMやみずほ銀行、ゆうちょ銀行のATMの利用が毎月無料になります(回数制限あり)。また、ネットやスマホからの手続きで、他の銀行への振込手数料が月7回まで無料に。このサービスも魅力に感じる人は少なくないはずです。

 今回紹介したのは、すべて、2021年6月のボーナスシーズン時点の金利です。
 金利は日々変動しますし、他にも高金利をセールスポイントにする、円定期預金に出会うかもしれません。

 そんなときにチェックしてもらいたいこと。落とし穴とまでは言いませんが、少し注意が必要な代表例を3つ紹介しておきます。

◆要注意1、仕組みもの定期預金

 預金とつくので、元本割れのない安全安心なものと思いきや、ハイブリッド金融商品と組み合わせていたりするもの。

 例えば、日経平均が今から満期までの3年間、今より2000円以上一度も下がらなければ、金利1%。そうならなかった場合、時には元本割れになるというものがあったりします。

 元本割れがないとしても、急にお金を使いたくなった時の解約はできなかったりする。解約すると多額の手数料を負担が必要で元本割れになるといったことも多く、「仕組みもの」は十分に注意したい金融商品です。

◆要注意2、組み合わせ型定期預金

 定期預金そのものは、年0・5%といった金利がつくけれども、一緒にリスクのある投資信託などの購入を義務付けているもの。

 例えば、100万円の株式投資信託を購入していただいた方のみ、100万円の高金利定期預金に申し込めるといったものです。

 投資信託の運用成績が危ないので解約したいと思っても、定期預金が足かせとなってしまう。定期預金でほんの少し得したとしても、投資信託で大損してしまえば仕方がありませんね。

◆要注意3、高金利は3ヶ月だけ定期預金

 最後に紹介するのは、先に紹介したもの。面倒だけれど、注意すればやってみる価値のあるもの。佐藤がノマド的運用した商品。

 円の定期預金の金利が、通常と比べて嬉しいほど高い。年0・5%といったもの、時にはもっと高い時もある。ただし、その期間は短い。最初の3ヶ月のみ高金利になる。中には1ヶ月だけという場合もある。

 これは、まずは銀行と取引してもらいたい。という新規顧客獲得金利ということが多いです。
 よくクレジットカードで、いま申し込めば最高1000円分のポイントが付きます!というのがありますよね。あれと同じ仕組みなのです。だから、高金利はいつまでも続くわけではありません。

 銀行は顧客を獲得したいということと。預金者がいま現在でどれだけ動かせるお金があるのかを把握するためだと言えるでしょう。

 高金利なので、手持ちの動かせるお金をこの定期預金に全額集中することも多い。銀行はその金額で顧客の資金力を把握できるわけです。

 これ、相手に手持ちの札を見せるようなものです。

 だから、満期の3ヶ月後からしばらくは投資信託やハイブリッドなリスクあり預金商品など、銀行がセールスしたい商品の案内がどっと来たりします。電話セールスも来る。

 まあ、そんな時に佐藤は、申し訳なかったけれど、声を冷たくして「全く興味がありません」ときっぱり言ってました。顧客選別、セールス対象を絞るための、言い方は悪いけれど撒き餌(まきえ)的な高金利定期預金だと言えるのかもしれません。

<文/佐藤治彦>

【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko

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